アストンマーティンは5月24日(現地時間)、欧州においてDBシリーズの最新作「DB12」を発表した。そのわずか6時間後には日本でも実車を公開、日本市場がどれほど重要であるかを、強く意識させる形でのお披露目となった。クラス最高のパワーを誇るとともに卓越したラグジュアリー性能を体現した、世界初のスーパーツアラーの誕生である。
アストンマーティン史上もっとも完成度が高く、もっとも洗練されたDB12
DB12発表会の冒頭に、アストンマーティンジャパンのリージョナルプレジデントを務めるグレッグ アダムス氏は、「2023年はDBシリーズが誕生して75年、そしてアストンマーティンが創立して110周年の記念すべき年です。そのような大きな節目を迎える年にDB12がデビューできたことが嬉しい」と語った。さらに、このDB12を本国発表の数時間後に日本で披露したことに対して、アストンマーティンが日本市場を強く意識しているとコメントしている。
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アストンマーティンは、DB12を「ブランド史上、もっとも完成度が高く、もっとも洗練されたDBモデル」と謳う。その背景には、大胆で際立ったエクステリアデザインと、クラス最高スペックを誇るエンジン、そして最先端のテクノロジーを満載しているDB12ならではのパフォーマンスがあった。
まずエクステリアで目を引くのは、大型化されたフロントグリルだろう。ワイドな印象を与えるだけでなく、新たなアストンマーティンの世界を表現している。ノーズの先端やリアハッチには、2022年から新デザインに変わったアストンマーティンのアイコン「ウィングバッジ」を、スポーツモデルとしては初めて採用。新しいアストンマーティンの幕開けを象徴する。
LEDヘッドライトも特徴的だ。新しいデザインの、横に一列に3灯が並ぶデイタイムランニングライトを備えている。
さらに、DB11が装着する20インチのアルミホイールに対して大径化されながらも、8kg軽量な21インチ鍛造アルミホイールには、DB12専用のミシュラン パイロット スポーツ 5s タイヤを装着。専用タイヤは内側にノイズキャンセリング・ポリウレタン・フォームインサートを備え、タイヤの回転に起因するノイズを従来より20%低減しているという。
また、新世代のインテリジェント・アダプティブダンパーの導入により、5つのドライブモードからドライバーの要求に自由自在に応えることができるようになった。この最先端ダンパーの装着によって、力配分の帯域幅がなんと500%も増加しているという。スポーティな設定から乗り心地を重視する設定まで、幅広い調整が可能だ。
4L V8ツインターボエンジンは600ps、800Nmを発揮。最高速は325km/hに達する
DB12が搭載する4L V8ツインターボエンジンは、6000rpmで最高出力600psを絞り出す。さらに最大トルクはDB11と比較して34%も増加、800Nmに達する。この最大トルクは、2750rpmから6000rpmという広い領域で発生しており、全域でトルクフルな「速さ」を予感させる。
新たなパワートレーンは、8速のオートマティックトランスミッションと、DBモデルに初採用されたエレクトロニック・リア・ディファレンシャル(E-Diff)によってその強力なパワーを路面に無駄なく伝える。0→100km/h加速は3.6秒、最高時速は325km/hを実現した。
このE-Diffは、スタビリティコントロールと連動して作動する。この調和によって、クルマのコーナリング性能が大幅に向上したという。
ウルトララグジュアリーを表現したまったく新しいインテリアを採用
DB12のインテリアでは、アストンマーティンの新しいデザインをエクステリア以上に感じることができる。レザーインテリアの老舗「Bridge of Weir(ブリッジ・オブ・ワイル)」による香り豊かな手縫いのレザーがを採用した豪華なインテリアは、過去から現在まで続くアストンマーティンの優れたクラフトマンシップそのものだ。
様々なメーカーの上級モデルで採用されている高級オーディオブランド「Bowers&Wilkins(バウワース&ウィルキンス)」によるDB12専用設計のサラウンドサウンドシステムは、15のスピーカーとダブルアンプ1170Wの性能を発揮する。これはアストンマーティン車としては初めて採用されたオプション装備で、専用の3Dヘッドラインスピーカーとパワフルなサブウーファーも加わり、至高のオーディオ体験を提供してくれるという。
コクピットの中央には、最新のインフォテインメントを導入。10.25インチの高解像度スクリーンは、静電容量式のタッチコントロールを備えており、さらにワイヤレスでのApple CarPlayとAndroid Autoに対応している。このインフォテインメントシステムは、アストンマーティンの自社設計と開発によるもので、DB12に初採用された。
アプリによってナビの目的地入力を遠隔で操作することができる
アストンマーティンの自社開発のインフォテインメントシステムの登場によって、自社アプリとの連携が可能になった。ナビの目的地入力を遠隔で操作することができるほか、3Dマッピングによって直感的で明確なガイドをドライバーに提供する。この新しいアプリケーションの採用により、無線(OTA)アップデートが行えるようになったことも特徴だ。
このアストンマーティンアプリは、3年間無料で利用可能で、さまざまなコネクテッドカーサブスクリプションを展開する。
提供されるサブスクリプションと機能は、次のとおり。
◎Convenience(コンビニエンス)
コネクテッド ナビゲーション/盗難警報/音声アシスタント/ジオフェンス警報
◎Vehicle Management(車両管理)
位置特定/識別/プロテクト/速度警告/走行データ/車両ステータス/リモートロック/ロック解除
◎Vehicle Services(車両サービス)
緊急通話/故障通話/アストンマーティン コンシェルジュ/プライバシー モード/OTA無線アップデート/サブスクリプション/診断
オプションの「Advantage」(アドバンテージ)サブスクリプションに加入すると、追加のパーソナライゼーション、相互作用、機能上の利点を得られる。
そして将来のオーナーへの追加の特典として、アストンマーティンの「Timeless」認定中古プログラムを通じてDB12を再購入した場合でも、最初の3年間はこのサブスクリプションが提供される。
このDB12は2023年6月以降の第3四半期にデリバリーを開始する予定だ。価格は2990万円。アストンマーティンが史上最高のDBシリーズであり、世界初のスーパーツアラーと称するこのモデルは、次世代のプレミアムスポーツとして世の中に大きな影響を及ぼすモデルとなるのは間違いない。
早く街中で走っている姿を見てみたい、そしてハンドルを握る機会が訪れることを願っている。
[ アルバム : アストンマーティン DB12 はオリジナルサイトでご覧ください ]
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みんなのコメント
DB11より車幅がさらに150mm拡大か、ベースのデザインは似てるけどさらに流線形で美しくなるんだろうね。
都心だと駐車場がなかなかないのが残念。
大きめの機械式でもDB11でギリだわ。