ステランティス傘下のランチアは3月19日、5ドアハッチバックの新型『イプシロン』(Lancia Ypsilon)に、欧州でマイルドハイブリッドを設定すると発表した。EVとマイルドハイブリッドの2種類のパワートレインから選択できる。
48Vマイルドハイブリッドは、最大出力100hpを発揮する1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジンに48Vのリチウムイオンバッテリー、6速「e-DCT」トランスミッションを組み合わせたものだ。このe-DCTトランスミッションには、電気モーターが組み込まれている。ベルト・スターター・ジェネレーターも搭載する。0~100km/h加速は9.3秒、最高速は190km/hだ。
ランチア『イプシロン』新型に「HF」仕様を設定、240馬力の高性能EVに…ロゴを公開
状況によっては、内燃エンジンを停止した状態での走行を可能にした。発進はモーターのみで行う。高速道路などでも、低負荷状況や下り坂でドライバーがアクセルペダルから足を離した場合に、エンジンが停止する。この効果もあって、燃費は21.7km/リットルを実現する。
走行中にバッテリーを充電することにより、燃料消費を削減した。CO2排出量は103g/kmに抑えられる。「e-クリープ」機能が採用されており、アクセルペダルを操作することなく短距離を前進できるため、渋滞時などに役立つ。EVモードで駐車することができる「w-パーキング」機能もある。
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