現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【一般道からサーキットまで】愛車が気持ちイイ走りになる「お手軽チューニング」とは

ここから本文です

【一般道からサーキットまで】愛車が気持ちイイ走りになる「お手軽チューニング」とは

掲載 6
【一般道からサーキットまで】愛車が気持ちイイ走りになる「お手軽チューニング」とは

本気組とエンジョイ組ではメニューは変わってくる

 サーキットでタイムを出すならまずはタイヤ、次にブレーキ。そのあとはサスペンション……。そんなストイックなことではなく、まずは楽しく気持ち良いクルマに仕上げたいというなら、オススメするチューニングの方向性はガラッと変わる。楽しさ重視のオススメバリューセットを伝授しよう。

ノーマルエンジンのままで愛車を速くする方法とは? クロスミッション化のメリットと注意点

 タイムだけを求めるならジムカーナ仕様のような、足まわり重視スペシャルに仕上げたほうが効果は大きい。パワーだけを追求して高出力化しても、結局踏み切れなければタイムにはつながらないからだ。そのため、まずは足まわりから始め、ブレーキを徹底的に煮詰め、それが扱えるようになってから最後にパワーアップをしていくのが定石……だった。

 でも、そんなのはつまらない!! 別に競技をやるわけではないのだから、どれだけ通勤でも高速移動でも楽しくて気持ちよくできるかが勝負なのである。そこでオススメしたいのが、下記で紹介する3つのチューニングだ。

ハッピーバリューセット1:排気チューン&ECU書き換え

 ありがちだが王道。定番でありスタンダードなのがマフラー交換とECUチューンだ。マフラー交換はスペック向上以上にアクセルレスポンスが軽くなり、走りも軽くなる。とくにターボ車はその効果が大きい。回転の上がり方もよくなるので、発進やヒール&トーもやりやすくなるほどレスポンスが良くなる。

 そして官能的な音。ノーマルのほぼ無音から、回していくと官能的に響くことで一気に気持ちよくなる。マンガ「湾岸ミッドナイト」でも、ブラックバード(ポルシェ911)がパワーの谷はあるけれど、官能的なマフラーにすることで蘇ったというくだりがあったが、まさにそのとおり。

 そして、ECU書き換えはエンジンのパワーアップに加え、電子制御スロットルが扱いやすくなるプログラムも入っていることが多く、ここでもアクセルレスポンスがよくなって走りが楽しくなる。ECUは現車に合せてチューナーに仕様を詰めてもらう方法もあるが、フラッシュエディターのような手軽に書き換えるツールでも効果は絶大。ぜひオススメできるメニューだ。

ハッピーバリューセット2:ブッシュ交換

 定番チューンは1で示したとおり。ならばあえてちょっと変化球でいくと、次にオススメはサスペンションアームのブッシュ交換だ。純正のゴムブッシュはヨレやすく、ドライバーの操作を曖昧に、路面のインフォメーションも曖昧にしている。それを強化ブッシュや、できることならピロボール化することで、一気にインフォメーション伝達能力がアップ。

 同時にブッシュで逃げていた入力がサスペンションに伝わるようになるので、サスペンションへの入力が増える。そうなると、サスペンションの抵抗が感じにくくなり、乗り心地が良くなる。この効果はかなり大きい。デメリットとしては、車検2回に1度くらいのペースでピロボールのメンテナンスが必要になるが、その面倒さを考慮しても大きなメリットが感じられる。

ハッピーバリューセット3:追加メーター

 3つ目はいろいろな情報が表示できるマルチメーター。メーターなんてサーキットを走らないから不要と思う人もいるが、これが意外と楽しめる。まず吸気温度でどれだけ加速力が変わるかを体感できる。真夏の昼間と夜では吸気温度が20℃以上も異なるのが普通。その数字を見て走ると、妙に夜の走行で加速が良くなったような気がしたり……。

 油圧計があれば、オイルが劣化してくると徐々にアイドリング時の油圧が下がってきたりもする。油温が低いときと高いときでエンジンの回転フィールも違うように感じられたり、自分の感覚の答え合わせをつねにできるのが追加メーターなのだ。

 今ならさまざまな温度を表示できるOBD IIコネクターに差すタイプのマルチメーターがオススメ。油圧を表示させるには別途センサーと外部入力アッセンブリが必要になることも多いが、その手間を考えても十分楽しめるし、万が一の異常も検知できるので、クルマを壊したくない人にもピッタリなのだ。

タイムの追求だけがチューニングの醍醐味ではない!

 以上、3つのオススメチューニングを紹介した。コンマ1秒を追求するだけがすべてではない。ぜひ、サーキットで非日常を快適に味わうためのチューニングを楽しんでみてはいかがだろうか?

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
くるまのニュース
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
レスポンス
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
ベストカーWeb
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レスポンス
メルセデスが3セッション連続で最速! 終盤の赤旗中断で、アタック未完了のマシン多数……勢力図は不明瞭|F1ラスベガスGPフリー走行3回目
メルセデスが3セッション連続で最速! 終盤の赤旗中断で、アタック未完了のマシン多数……勢力図は不明瞭|F1ラスベガスGPフリー走行3回目
motorsport.com 日本版
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
WEB CARTOP
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
くるまのニュース
WRCラリージャパン、SS12キャンセル原因は“無許可の車両によるステージ侵入”とFIA発表
WRCラリージャパン、SS12キャンセル原因は“無許可の車両によるステージ侵入”とFIA発表
motorsport.com 日本版
山脈貫通!「新潟‐福島」結ぶ国道が建設着々 “延長21km・トンネル15本”におよぶ大規模道路いつ開通?
山脈貫通!「新潟‐福島」結ぶ国道が建設着々 “延長21km・トンネル15本”におよぶ大規模道路いつ開通?
乗りものニュース
昭和の名車とワーゲンがぎっしり…茨城県の江戸崎商店街でホコ天イベント
昭和の名車とワーゲンがぎっしり…茨城県の江戸崎商店街でホコ天イベント
レスポンス
ドゥカティ現行車では唯一!? 空冷Lツインを搭載する第2世代スクランブラー「アイコン」の魅力
ドゥカティ現行車では唯一!? 空冷Lツインを搭載する第2世代スクランブラー「アイコン」の魅力
バイクのニュース
ホーナーの言うことは「信用できない」とウォルフ。妻に対するFIAの調査の際に不信感を募らせたことを明かす
ホーナーの言うことは「信用できない」とウォルフ。妻に対するFIAの調査の際に不信感を募らせたことを明かす
AUTOSPORT web
バスドライバーを疲れさせる「プルプル運転」とは何か? 自動運転時代の落とし穴! 過剰な安全対策が招く危険とは
バスドライバーを疲れさせる「プルプル運転」とは何か? 自動運転時代の落とし穴! 過剰な安全対策が招く危険とは
Merkmal
46台の輸入EVが丸の内に集結!「JAIA カーボンニュートラル促進イベント」リポート
46台の輸入EVが丸の内に集結!「JAIA カーボンニュートラル促進イベント」リポート
LE VOLANT CARSMEET WEB
【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)  
【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)  
モーサイ
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
くるまのニュース
ホンダが全固体電池のパイロットラインを初公開。一連の生産工程を再現しながら徹底検証
ホンダが全固体電池のパイロットラインを初公開。一連の生産工程を再現しながら徹底検証
Webモーターマガジン

みんなのコメント

6件
  • いくつか手軽にはできないものが含まれている。
    ライターは実際にやった事あるのか、甚だ疑問だ。
  • 足まりのピロ化がお勧めバリューセット???
    しかも、本気組で無い人に勧めるの?

    何言ってるのこの人?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2550.02800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
ターボの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2550.02800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村