ローライダーテイストのカスタム「ライフ」
初代の登場から長らく愛されているホンダの軽自動車が「ライフ」です。カスタムのベース車としても愛用されることが多く、さまざまな個性に富んだライフが存在しています。15年にわたってライフを愛しつづけてきた荻野公史郎さんの愛車は、なんとUSスタイルのローライダー仕様でした。どのようなカスタムが施されているのでしょうか。
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15年の間に仕様変更を繰り返して行き着いたスタイル
トールワゴンタイプの軽自動車として登場したホンダ「ライフ」。1971年にデビューした初代SA型から時代にマッチさせたモデルチェンジを繰り返し、長きにわたって愛され続けるライフは、ホンダを代表するスモールカーへと成長。各シリーズに個性的なモデルが存在しているが、その中でも今回紹介する1998年に登場した3代目JB1型は、軽自動車の新規格に合わせて新開発された「マルチタイプスモールカー」として時代の変化を敏感にとらえた1台として注目された。そして、その愛らしいルックスは、カスタムベース車としても人気が高く、発売後すでに25年以上も経過した現在もなお、ドレスアップカー好きのオーナーたちの手によって魅力的な進化を遂げている。
今回紹介する荻野公史郎さんも、JB1ライフをカスタムベースとして自分好みのオリジナルカーとして楽しむ人物。所有歴は15年と長いため、その間、数え切れないほどの仕様変更を繰り返し、現在の姿となったが、その見た目の印象は、通常のドレスアップカーとは違い、ローライダーの手法を取り入れている点が斬新だった。
ボディカラーは圧倒的な輝きによって主張するキャンディゴールドにオールペンしている。装着する外装パーツについては、フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパーにFABULOUS(ファブレス)製をセットし、Aラインや一部短縮加工を施すことでスタンダードモデルとは違った印象を与えている。また、見た目をより華やかにする手法として、Bピラーにローライダー定番のソウルペイントを施す。ボンネット、ドア一面にローライダーラインを引くのではなく、あえてBピラーのみに変化を持たせることで、注目ポイントとして主張させるのがオーナーの狙いである。
LA発祥のアメ車カスタムを彷彿とさせる仕上げ
インテリアについては、ゴールドのボディカラーとは正反対なホワイトとグリーンのツートーンカラーでコーディネート。シートも内張もフロアもパネルもアルカンターラ+ニューペイントで処理。この内装の一番注目すべき点は、濃淡の異なるグリーンを使っていることで、このカスタム手法はメッキスポークのステアリングによる演出と相まってLA発祥のアメ車カスタムを彷彿とさせる仕上げだ。
それ以外のカスタムでは、魅せるオーディオの装着も荻野さんの愛車の特徴。リアハッチを開けると、光り物を仕込みまくった専用オーディオボックスが出現し、そこにはJLオーディオ製の巨大なスピーカーとハイパワーアンプがセットされている。また、魅せるオーディオとは別に、ナイトシーンで魅せる工夫もこのクルマには施されている。あえて見えないようにセットすることで、昼と夜とのギャップを演出。日中は光輝くキャンディペイントによってアピールし、ナイトシーンでは間接照明によって別の意味で光輝く仕上げになっているということだった。
和製ドレスアップではなく、アメリカ発祥のカスタムテイストを取り入れながらもオリジナルアレンジを加え、見事なカスタムライフへと進化させた荻野さん渾身の力作。SSRのホイールが被るほど下がった車高は、もちろんエアサス装着によって作り出した着地スタイルで、これもまたアメリカンテイスト。どこまでもUSAを意識したカスタムを感じさせる1台だった。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
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みんなのコメント
根性あるで!
どこがローライダーなんだ??