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新型ルノー・カングー、日本発売の時期は? カングージャンボリー2022、5000人のファンが見守った初披露

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新型ルノー・カングー、日本発売の時期は? カングージャンボリー2022、5000人のファンが見守った初披露

3年ぶりのリアル開催、新型が登場

去る10月16日に「カングージャンボリー」が3年ぶりに開催された。

【画像】新型ルノー・カングー デザイン/内装を見る【初披露の会場写真】 全112枚

オンラインで実施した2回を含め、通算14回目となった今回のトピックは、なんといっても新型カングーが発表されたことだ。

初代から数えて3代目となる新型カングーの日本での発売は、来年の春頃を予定しているという。

山中湖交流プラザ きららを会場として久しぶりにリアルイベントとして開催されたことに加え、新型カングーが発表されるということもあり、9月16日の時点で2100台分の駐車券がまもなく完売となる旨がルノー・ジャポンからアナウンスされた。

そのため、イベントの当日は5000人以上の来場者が新型カングーの発表を見守り、アンヴェールのタイミングを今か今かと待った。ちなみに、総参加車両台数は1903台で、カングーが1783台、カングー以外のルノー車とルノー車以外の台数が120台という規模であった。

ルノー・ジャポン代表取締役社長の小川隼平氏によって発表された新型カングーは、ジョン アグリュムと呼ばれるイエローの外装色を纏った車両とブルー ソーダライト Mという紺色のボディカラーの個体。その全貌が明らかになり、カングーらしさがしっかり継承されていることが分かった瞬間に、会場全体から安堵の声があがった。

日本だけの「乗用」+「観音開き」

小川社長によると「イエローのボディカラーとブラックバンパーとの組み合わせは日本専用。乗用タイプの新型カングーにリアの観音開きドアが組み合わされるのも日本仕様だけです」と、その特徴を紹介。

本国では商用車仕様の装備となるリアの観音開きドアを採用するなど、日本のカングーファンの要望を取り入れたスペシャルな仕様であることをアピールした。

会場内に参考出品車としてジョン アグリュムに塗られた左ハンドル仕様が展示されていたが、リアがハッチゲートだったので、これが通常の欧州仕様車となる。

なお、日本仕様のジョン アグリュムはブラックバンパーのみの組み合わせとなり、その他のボディカラーではブラックバンパーとボディ同色バンパーを選べるそうだ。

パワートレインは、1.5L 直4 SOHC 8バルブ・ディーゼルターボエンジンと1.3L 直4 DOHC 16バルブ・ガソリンターボエンジンの2種で、展示車のトランスミッションは電子制御7速AT(7EDC)であった。MTのディーゼル仕様もラインナップする予定だという。

オーナーなら分かる「開け閉めが滑らか」

イベントの司会を務めた竹岡圭さんと声優の野島裕史さんによる「カングージャンボリーは世界一カングーが集まる催し。のんびり愛車を眺めるだけの、ゆる~く交流を愉しめるイベントです」という言葉で始まった。

オープニングに登壇した山中湖村の高村正一郎村長は「カングー好きの皆さんが集まったことで、この周囲だけが晴れている。10月末から紅葉の時期になるので、カングーに乗って、また山中湖に来てほしい」と挨拶。

新型カングーを発表した小川社長は「カングーは、もともと、はたらくクルマとして誕生しました。日本で人気車となったのは、自由に味付けできる余白があり、オーナーになってくださった皆さんが生活の中でそれを上手く使っているからです。この状況はフランスでも意外なこととして認識されています。新型もカングーの仲間入りをさせてもらいたいです。今回のカングージャンボリーは地球にイイことをやろうというサスティナブルな取り組みの一環として、衣類回収ボックスを設置しています」と話した。

自身もカングーを愛用している安田大サーカスの団長安田さんは「カングーらしい可愛らしさが残っている。サイドドアの開け閉めが滑らかになった」というオーナーならではの感想を述べた。

新プラットフォームで洗練化

テレビ神奈川の自動車情報番組「クルマでいこう!」の公開収録が行われ、出演者の岡崎五朗さんとルノー・ジャポンの新道 学さんが新型カングーの魅力を語った。

新道さんによると「新型もライトコマーシャルビークルである点は変わっていません。ルノーは、もっと大きな商用車の質感アップも図っており、乗用ユースを前提とした各部の洗練を進めてきました。新型カングーは新しいプラットフォームを採用しており、カングーらしい使い勝手のよさはそのままに、内外装のデザインも乗り味も上質になりました。日々の生活を愉しむ際の相棒として活用してほしい」とのこと。

ステージイベントのプレゼント抽選会では、メモホルダー、スツール兼ミニバケツ、モバイルバッテリー、カングーカラーサンプル(販売店が使っていた非売品)といったオリジナルグッズが当たり、ヨガイベントではTOKYOYOGA創設者のchama氏がクルマを運転する人向けのメニューをレクチャーした。

福音館書店の絵本「みんなでドライブ」の作者である遠藤イヅルさんのサイン会も行われ、カングージャンボリー2022特製版を購入した子どもたちが遠藤さんとの思い出を作った。

カングーは「家族全員」で楽しめる!

カングージャンボリーのメインコンテンツの1つだといっていいフリーマーケット(受付台数:先着100台)は今回も大盛況。

イベントのオープニングトークが始まる前に売り物の一部がSOLD OUTになってしまうブースすらあった。

来場者にカングージャンボリーの魅力を伺ってみたら「ペットも含め、家族全員で愉しめるイベントである点が最大の魅力です。フリーマーケットは、自分でやっても、買い物をするだけでも愉しいです。自動車趣味というと男性だけのものだと思われがちですが、カングーは“奥さまも愉しめるクルマ”です。あのボディカラーがいいよね、とか、外装色のことを家族全員で話題にできるクルマは少ないと思います。カングーも家族の一員ということですね」と話してくれた。

また来年も山中湖畔に新型カングーをはじめとするカラフルなルノーが集結することになるだろう。

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