■海外オークションにて約2000万円の「スカイラインGT-R」が発見される
日産の4代目「スカイラインGT-R(通称R33)」の限定仕様が海外のオークションサイトにて、約2000万円で販売されています。
【画像】これは貴重! 青ボデイ輝く日産「スカイラインGT-R」の実車を見る!(17枚)
1969年に誕生した初代は、同年代の日本を代表するスポーツカーとして、世界的に多くの人気を集めるモデルです。
1973年には2代目がデビューを果たし、のちのスカイラインGT-Rのアイコンでもある丸目のテールランプはこのモデルから採用されるなど、スカイラインGT-Rの歴史では重要な存在を誇る1台となっています。
1989年にデビューした3代目はスポーツカーブームの立役者の1台となりました。
デザインもよりスポーツクーペらしいボディーラインに変更され、性能面でもグレードアップ。
2.6リッターツインターボ直列6気筒エンジンが搭載されたうえ、この世代から四輪駆動が導入されます。
続いて、4代目は、1995年に登場。エンジンは3代目からほとんど変更されることなく受け継がれた一方で、新たに4ドアのスポーツセダンモデルが登場し、当時の日産ライナップの幅を広げるモデルとなりました。
そして、1999年にデビューした5代目モデルは、トランスミッションが5速MTから6速MTへと変更になり、よりパワーが活かせる1台へと進化。
このモデルをもって、日産はスカイライン GT-R名義としての車両生産を終了しました。
30年以上の歴史に加えて、モータースポーツでの活躍のほかにも、ゲーム作品や漫画などにも登場するケースが多いスカイラインGT-Rは、生産終了から約20年が経過した現在でも人気が高いモデルです。
さらに、アメリカの「25年ルール」により、近年では北米での日本車の人気が急激に上がっており、それに伴って販売価格も大幅に高騰しています。
25年ルールとは、通常右ハンドルのクルマの輸入が認められていないアメリカにおいて、製造から25年が経過している場合であればクラシックカーとして登録し、輸入できるようになるという制度です。
今回の海外オークションで発見された、1996年式の3代目は、希少価値が高い「LMリミテッド」です。
これモデルは、1996年5月にルマン24時間レース参戦記念として、期間限定で販売されていた特別仕様車となっています。
エクステリアカラーには、専用色「チャンピオンブルー」が設定されており、生産台数はわずか102台で、このモデルは「No.72」となっています。
それに加えて、走行距離はわずか約4万6000kmと、長年にわたり大切に維持されてきたことがうかがえる状態です。
外装のコンディションも非常に良好で、写真を見る限りでは傷ひとつ見当たりません。
アメリカのアラバマ州で販売されているこの車両は、新車時から現在に至るまで、現存する3代目スカイライン GT-Rのなかでも、最高レベルに近いほど良好な状態といっても過言ではないでしょう。
モデルの人気と個体の良好状態が相まって、2022年11月24日時点で14万ドル、日本円にして約1950万円という驚きの値段がつけられています。
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みんなのコメント
数年前は日本で200万円台で売ってたのに大出世だな。
買い手が現れるかは別にして。