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F1スペインGP、2021年からヘレスで開催か。地元自治体がリバティとの話し合いを認める

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F1スペインGP、2021年からヘレスで開催か。地元自治体がリバティとの話し合いを認める

 1980年代後半から90年代初期にかけてF1スペインGPを開催してきたヘレス・デ・ラ・フロンテーラが、再度グランプリを開催するためにリバティ・メディアと話し合いを持っているとスペインのメディアが伝えている

 アンダルシアのセビリア南部に位置する全長4.4kmのサーキットが最後にF1を開催したのは、1997年のことだ。ヨーロッパGPの名のもとに行われたシーズン最終戦では、ジャック・ビルヌーブとミハエル・シューマッハーがタイトル獲得を賭けて戦い、記憶に残るレースとなった。

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 スペインのメディアの報道によると、ヘレスとリバティ・メディアは、スペインGP開催を2021年から引き継ぐことで話し合いを進めているという。それが成功すれば、バルセロナがF1との既存契約を2021年以降も更新しようとしてきた努力が水の泡となることになる。

 今年序盤の段階では財政的な問題によりカタルニア・サーキットでのF1開催の将来は危ぶまれていたものの、地元自治体が資金援助を確約し、2020シーズンまではカレンダーに残ることが保証された。

 スペインの一部メディアは、最近ロンドンでヘレスとリバティが仮契約を結んだとも報じている。ヘレスは年間2200万ユーロ(約26億4200万円)の開催権料で3年間の開催契約に同意し、この一部はアンダルシア州政府が融資するという。

 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの自治体首長を務めるマメン・サンチェスは、交渉が継続中であることを認めた。

「市議会は、F1をヘレスに戻すために2年間にわたって取り組んできた」とサンチェスは語った。

「これは我々の政権が始めたことだが、念を押しておくと、我々には秘密保持契約があるため、誰かが最初にニュースを漏らして交渉を混乱させないことを希望する」

 ヘレスはF1開催に適格なFIAグレード1のサーキットだが、現代のF1の水準に会場を合わせるには、インフラの改修が必要かもしれない。

 長年にわたり、ヘレスはMotoGPの主力会場となっている。なお、F1がヘレスを最後に訪れたのは2015年のプレシーズンテストだった。

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