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“V12”のトヨタ「最上級セダン」世界で注目!? “Yナンバー”装着の過走行「旧式センチュリー」米にて300万円超えで落札

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“V12”のトヨタ「最上級セダン」世界で注目!? “Yナンバー”装着の過走行「旧式センチュリー」米にて300万円超えで落札

■トヨタ「センチュリー」がアメリカで落札!V12モデルが海外で注目か?

 Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニアです。

オーラが凄まじい! 3000万円の「トムス センチュリー」 誰もが二度見する存在感

 2022年11月には、同サイトで1997年式のトヨタ「センチュリー」が出品され、2万2150ドル(日本円換算で約300万円)で落札されました。

 センチュリーは1967年に「日本を代表するショーファーカー」としてデビュー。登場以来50年にわたり各界のエグゼクティブに愛用されてきました。2018年6月には、21年ぶりのモデルチェンジをおこない3代目となりました。

 今回オークションにかけられたセンチュリーは、1997年式モデル。パワートレインには、最高出力280馬力を発生する5.0リッターV型12気筒「1GZ-FNE」型エンジンを搭載し、4速ATが組み合わされます。

 出品車の外装色は「神威(かむい)」(エターナルブラック)で、内装はグレーのレザーです。各所のウッドパネルもとてもきれいな状態で、リアウィンドウには白のカーテンが装備されています。

 このクルマには、日本の佐世保の“Yナンバー”が装着されています。

 Yナンバーとは在日米軍所属の軍人や家族が私用で使う車両用のナンバープレートで、当該車両が日本国内で調達された米軍関係者の私有車両であることを表します。

 ナンバーから考えると、元々長崎・佐世保の米軍基地から輸出されたのではと推測されますが、果たしてこれが正規のプレートなのか、あるいはなにかしらのレプリカ品なのか、その真相は不明です。

 ほぼオリジナルの状態で乗られていますが、走行距離は18万9385kmとやや過走行気味。しかし、外装・内装ともに損傷はなくとても綺麗な状態で、機械的な故障もなく警告灯は点灯していないと記載されています。

 出品地域はアメリカ合衆国・フロリダ州ジャクソンビルです。

※ ※ ※

 発売当初の新車価格は1000万円を超える金額で販売されていたセンチュリー。海外の日本大使館向けに、左ハンドルのセンチュリーが少量生産されるも、海外市場で量販されたことはありません。

 新車価格を考えれば、現在の取引金額は決して「超高額」と言えるレベルではありません。

 むしろ、現行モデルとなる3代目モデルが、V型8気筒エンジン+モーターのハイブリッドを採用し、V型12気筒エンジンを搭載したセンチュリーは2代目モデルで最後となってしまったため、その希少性が増しています。

 2代目センチュリーは今後も国外でも取引され、さらに価値が上がっていく可能性もありそうです。

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