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昔より身近に「走る楽しさ」を味わえる? 日本を代表するスポーツカーが減っても「スポーティ」車は健在

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昔より身近に「走る楽しさ」を味わえる? 日本を代表するスポーツカーが減っても「スポーティ」車は健在

■日本を代表するスポーツカーといえば??

 日本では1960年代から現在までに、さまざまなスポーツカーが登場しました。一代で終わったモデルや長く歴史を重ね、世界に名だたる名車として今なお高値で取引されるものまで存在します。

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 とくに最近の国産車では、以前に比べて「スポーツカー」の種類が減っています。環境や燃費など時代のニーズに合わなくなったのが主な要因ですが、一方で「スポーティ仕様」を設定する車種は増えているのです。

 今回は、『日本を代表するスポーツカーといえば?』というアンケートを「くるまのニュース」のツイッター上で実施し、ユーザーがイメージする「スポーツカー」を紹介しつつ、現在の国内市場を紐解いていきます。

 アンケート時の選択肢として、日産「GT-R」、ホンダ「NSX」、トヨタ「86」&スバル「BRZ」、マツダ「ロードスター」の4つを候補として行い、282票の投票が集まりました。結果は以下の通りです。

・日産「GT-R」:62%・ホンダ「NSX」:15%・トヨタ「86」/スバル「BRZ」:7%・マツダ「ロードスター」:16%

 圧倒的な差で、日産「GT-R」が選ばれました。2006年に登場した現行モデルは、現在でも世界中のモータースポーツで活躍するほか、歴代各モデルの中古車価格が軒並み高騰しているなどが、多くの投票数を集めた要因といえます。

 今回、候補を検討した時点では、BMWとの共同開発で再び注目を浴びているトヨタ「スープラ」や「GT-R」と同じく歴史が長い日産「フェアレディ Z」、WRCなどのラリーで活躍をしたスバル「インプレッサ」や三菱「ランサーエボリューション」など名だたる名車が挙がりました。

 そのなかで、今回の4台は現在市販されているモデルかつグローバルで販売されているという部分で選出しています。また、それぞれのエピソードとしても日産「GT-R」は前出の通り、世界的に人気なモデルです。

 ホンダ「NSX」は、初代モデルが世界のスーパーカーブランドに衝撃を与えた存在として語り継がれ、その2代目が2016年に北米のホンダが主体となり開発したことで話題となりました。また、2019年10月にマイナーチェンジを行い、開発主査がアメリカ人から日本人へとバトンタッチされ、サスペンションや各剛性など大幅改良が施されています。

■日本を代表するスポーツカーといえば??

 トヨタ「86」&スバル「BRZ」は、世界にドリフトブームを巻き起こすきっかけともなった漫画「頭文字D」に登場し、一躍有名となったトヨタ「スプリンタートレノ(AE86)」にならって登場しました。

 それまで下火傾向にあった、スポーツカー文化やカスタム(チューニング)を再燃させたモデルとして、世界中のモータースポーツで使用されています。

 マツダ「ロードスター」は、2019年で誕生30周年を迎える歴史の長いモデルなうえ、『ライトウェイトスポーツカーの灯を再燃』させたクルマとしても世界中に熱狂的なファンが存在するほどです。

 デビュー当時、200万円を切る価格のオープン2シーターはライバルもいなく、ロードスターはバックオーダーを抱えるほどの人気に。納車までの期間が待ちきれず、アメリカから左ハンドルの「MX-5 ミアータ」を逆輸入する業者も現れるなど、多くの人がロードスターに夢中になりました。

 今回のアンケートに対して、ユーザーからのコメントには、マツダ「RX-7」やトヨタ「セリカ」や、いまなお市場価値が高いトヨタ「2000GT」などが挙がっています。

 さらには、パリ・ダカールラリーで活躍する三菱「パジェロ」を推薦するコメントも出るなど、人により『日本を代表するスポーツカー』の違いはあれど、どのクルマも名車揃いです。

 最近では、「スポーツカー」自体の数は減りましたが、トヨタ「GR」や日産「NISMO」、ホンダ「無限」、スバル「STI」など、スポーティな走りを目的としないハイブリッドやEVモデルなどの環境や燃費に配慮したクルマにもグレードを設定しています。

 とくに、2018年に多く売れたクルマのひとつに日産「ノート」がありますが、標準の「ガソリン仕様」、ハイブリッドの「e-POWER仕様」、スポーティな走りがウリの「NISMO仕様」などさまざまなグレードを展開するなど、多様化するニーズに応える販売戦略を行っているのです。

 これには、「スポーツカー」として開発するとほかの仕様に展開し辛いというデメリットに対して、標準車をベースにすることであらゆる仕様に展開しやすくなっていることが背景にあると考えられます。また、自動車メーカーの本音でいえば、1台のクルマを効率よく低コストでバリエーション展開できることは大きなメリットとなります。

 以前までは、『走るクルマ=スポーツカー』というイメージでしたが、『走る楽しさ』という点では、意外にもユーザーに対して身近な存在となったのかも知れません。

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