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いまだに1年~1年半待ち! 大人気、ジムニーとジムニーシエラの維持費の差を解説。あなたが選ぶべきモデルはどれ?

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いまだに1年~1年半待ち! 大人気、ジムニーとジムニーシエラの維持費の差を解説。あなたが選ぶべきモデルはどれ?

ジムニーは1年、ジムニーシエラは1年半!
スズキ・ジムニーは、軽自動車規格の国産クロスカントリービークル(クロカン)として幅広い世代から人気を集めています。そんなジムニーには、排気量の大きなエンジンを搭載した派生モデルとして、ジムニーシエラも存在しています。それぞれどのような方におすすめなモデルなのでしょうか。

1970年に登場したジムニーは、コンパクトな軽自動車規格のボディでありながら、悪路走行に強いラダーフレーム構造をもつ本格的なクロカンとして、林業に従事する人などを中心に高い人気を誇ってきました。

また納期が延びちゃいそう! 大人気のジムニーがマイナーチェンジで装備が充実し燃費も向上

現行モデルである4代目は、2018年の発売直後から熱烈な人気を誇り、2年以上という異例の長納期が話題となりました。2022年8月現在の納期は多少落ち着きを見せていますが、ジムニーでは約1年、ジムニーシエラの場合では約1年半と依然として長納期が続いています。

なお、2022年7月には、インパネ周りのスイッチレイアウトの変更や、5MT車に停車時のアイドリングストップを搭載するなど、一部改良もおこなわれています。

いま、まさに乗りに乗っている2台ですが、それぞれどのようなモデルとなっているのでしょうか。

>>スズキ ジムニーのカタロググレードをチェックする
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排気量とサイズが異なる以外はほぼ同じ
ジムニーは、「XC」「XL」「XG」の3グレード、ジムニーシエラは、「JC」「JL」の2グレード展開となっており、それぞれ4ATと5MTがラインナップされています。

ジムニーとジムニーシエラの大きな違いは、排気量の違いです。ジムニーは660ccのターボエンジンを搭載した軽自動車、シエラは1500ccの自然吸気エンジンを搭載した普通車となっています。

ジムニーのターボエンジンは、小排気量のパワー不足を補う役割を担っており、一定段階までアクセルを開けることで、林道や傾斜の急な坂道など、「あと一押しのパワーが欲しい!」という場面でその効果を発揮します。

一方ジムニーシエラに搭載される自然吸気エンジンは、加速が伸びやかで、高速道路などの高速走行時にもストレスなく運転することができます。

ボディサイズも若干異なっています。軽自動車規格におさめる必要のあるジムニーに対してジムニーシエラはそうした制限はないため、オーバーフェンダーがついたスタイルとなっています。具体的には、全幅が170mm、全長が155mm拡大されており、ジムニーに比べてサイズ感が一回り大きくなっているのが特徴です。

ただ、基本的にはほぼ同一のボディであるため、どちらもコンパクトであることには変わりありません。室内空間の広さにも違いはないため、オーバーフェンダーがついたことにより、単純に見た目が異なると考えて良いでしょう。

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自動車税は約3倍の差!維持費で大きな違い?
そんな2台でもっとも注目したい違いは、初期費用や維持費にあります。

まず、ジムニーの車両本体価格は以下の通りです。

・XC(5MT):180万4000円
・XC(4AT):190万3000円

・XL(5MT):168万1900円
・XL(4AT):178万900円

・XG(5MT):155万5400円
・XG(4AT):165万4400円

一方、ジムニーシエラの車両本体価格は以下の通りです。

・JC(5MT):198万5500円
・JC(4AT):208万4500円

・JL(5MT):186万3400円
・JL(4AT):196万2400円

このように、車両本体価格はジムニーシエラのほうがおよそ1割程度高く設定されています。

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購入時の諸費用は約7万円、年間の税金は3倍違う
執筆時点の2022年8月に両車の最上級グレードの購入を想定した場合、
ジムニーの「XC」(4AT)では車両本体価格に加えて、
・自動車重量税(9900円)
・自賠責保険料(2万7330円)
・リサイクル料金(6470円)
・環境性能割(3万1100円)
・登録諸費用(4万7370円)
・合計=12万2170円

シエラの「JC」(4AT)では車両本体価格に加えて、
・自動車税種別割(1万7700円)
・自動車重量税(3万6900円)
・自賠責保険料(2万7330円)
・リサイクル料金(6470円)
・環境性能割(5万1100円)
・登録諸費用(5万515円)
・合計=19万725円

もちろん選択するオプション装備によっても初期費用は変動しますが、軽自動車のジムニーと普通車のジムニーシエラでは、新車購入時に必須となる費用の差はおよそ7万円となっています。

さらに、維持費の点で考えると、軽自動車であるジムニーの年間の税金が1万800円に対して、ジムニーシエラは3万500円と、およそ3倍近い金額となっています。

また燃費性能で比べても、ジムニーはカタログ燃費が16.6km/L(ATは14.3km/L)となっている一方で、ジムニーシエラは15.4km/L(ATは14.3km/L)となっています。AT車では燃費性能に差がないものの、MT車はジムニーシエラのほうが燃料代がかかりそうです。

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ファーストカーとして使うかどうかがポイント
ここまでで紹介した2台の違いをポイントとして考えると、自身のクルマの用途によって、購入するモデルを検討するのがベストです。

例えば、ファーストカーとして街乗りから高速道路を利用した長距離移動まで1台でまかないたいという人は、ゆとりのある排気量を持つジムニーシエラを選ぶのが良さそうです。

一方で、セカンドカーとして趣味や仕事などの特定の用途で利用する場合には、維持費の安いジムニーを選ぶのがおすすめです。逆に言えば、ジムニーで高速道路を長時間走るのは、疲れる可能性が高いということになります。

また、見た目に関しては、ややボディサイズが大きいうえに、オーバーフェンダーがついているジムニーシエラのほうがワイルドな印象となっているため、用途ではなく、外装にこだわりたい方にはジムニーシエラがおすすめかもしれません。

このように、それぞれ特徴のある両車ですが、どちらもクロカンとしての基本的性能は十分以上です。そういった意味では、どちらを選んでも大きな後悔をすることはないでしょう。

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文:ピーコックブルー
写真:
1~4枚目:スズキ ジムニー
5~8枚目:スズキ ジムニーシエラ

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みんなのコメント

114件
  • 毎年の自動車税差額約2万円でどちらを選ぶか悩むようなクルマじゃないですよ!うちは、乗り味の好みでシエラを選択。趣味に近いクルマで野暮なことを考えるもんじゃないって(笑)
  • いまだに1年以上待ちかぁ。
    中古車屋には距離数が少ないジムニーがあちらこちらにみかけますよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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