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【風圧で出力アップ】ランボルギーニSCV12、スーパーチャージ技術を搭載 今夏登場へ

掲載 更新 2
【風圧で出力アップ】ランボルギーニSCV12、スーパーチャージ技術を搭載 今夏登場へ

風圧でスーパーチャージ

伊ランボルギーニのモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」が、サーキット専用ハイパーカーを開発している。そのモデル名は、「ランボルギーニSCV12」であることが正式に発表された。

【画像】「スクアドラ・コルセ」のモデルたち【ランボのレース部門】 全39枚

スタイリングは、デザイン部門のチェントロ・スティーレが手掛け、心臓部にはランボルギーニ史上最強のV12自然吸気が詰め込まれた。ハイスピードで走行する際は、空力を利用したスーパーチャージにより830psを超えるパワーを発揮するという。

その技術概要が今回明かされた。

SCV12は、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセがGTモータースポーツで培った経験を活かし、GT3マシンより高いエアロダイナミクス効率とダウンフォースを実現。

SCV12のフロントボンネットにあるダブル・エア・インテークと中央に配されたリブが、空気の流れをルーフ上のラムエア・インテークスクープに向かわせる。これにより、車両の動きが生み出す動的な風圧が、エンジンのインテーク・マニホールドの静的な空気圧力を高め、エンジンに流れ込む空気量を増やして出力を増大させる仕掛けだ。

オーナーは、会員限定のクラブに

フロントで存在感を発揮するスプリッター、サイドシルの横方向のフリックと縦方向のフィンがサーキット指向を強調するSCV12のリアエンドには、専用に開発されたカーボン製リアウイングまで搭載されている。

同社は、「SCV12には、とくにハイパーカーを意識して開発された要素があります。スクアドラ・コルセのエンジニアたちが考案した具体的なレース仕様で、例えばフルカーボン製の新しいシャシーは パワーウェイトレシオを向上させ、サーキットで最高のハンドリングと走行感覚を体感できます」と説明している。

後輪駆動の軽量シャシーには、6速シーケンシャル・ギアボックスが構造要素として組み込まれ、軽量化と優れた重量配分を追求。

プッシュロッド式リア・サスペンションはギアボックスに直接剛結され、マグネシウムホイール(フロント19インチ、リア20インチ)に装着した特別開発のピレリ製スリックタイヤを介して出力を路面に伝える。

SCV12は限定エディションとして、サンタアガタ・ボロネーゼにあるランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・ファクトリーで生産。

オーナーは極めて限定されたメンバーのみで構成されるクラブの一員となり、世界有数のサーキットで開催される高度なドライビングプログラムに参加することができる。

ワールドプレミアは、2020年夏に開催される予定だ。

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みんなのコメント

2件
  • ラム圧を利用したのは以前からありましたが、
    何が過去のものと違うのでしょうか? 
  • 低速走行時にはパワーが830未満って事?
    それだと微妙なパワーカーブになるね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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