現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > エボリューションの名に偽りなし パジェロエボリューション MIVECの咆哮

ここから本文です

エボリューションの名に偽りなし パジェロエボリューション MIVECの咆哮

掲載 更新
エボリューションの名に偽りなし パジェロエボリューション MIVECの咆哮

ミラクルミツビシ日本が誇る迷車メーカー、その核心に迫る!!今回のテーマは、三菱パジェロ エボリューションだ!TEXT&PHOTO:廣島健太郎

SPECIFICATIONS
車両型式:V55W
全長×全幅×全高:4075×1875×1915mm
ホイールベース:2420mm
トレッド(F/R):1590/1590mm
車両重量:1990kg
エンジン型式:6G74
エンジン形式:V6DOHC MIVEC
ボア×ストローク:φ93.0×85.8mm
排気量:3496cc
圧縮比:10:0,1
最高出力:280ps/6500rpm
最大トルク:35.5kgm/3000rpm
トランスミッション:5速AT
サスペンション形式(F/R):ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ:FRベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ:FR265/70R16

低燃費だけにとどまらない魅力「トヨタ・アクア」〈ひと目でわかる人気車種のすべて〉

見た目だけでなく中身も大幅に改良。カタチはパジェロだけど別の乗り物だ。

 初代が発売された翌1983年からバリ~ダカールラリーに参戦し続けてきたパジェロ。転機が訪れたのは4回めの総合優勝を飾った97年で、レギュレーションの変更により、翌年から市販車改造クラス(T2)での参戦が決まった。そのベース車両として開発されたのがパジェロエボリューションだ。

 全身にエアロパーツをまとい、全幅で90mmのワイド化が図られた外装にまずは目が行くけど、中身もハンパない。エンジンは専用設計となる6G74型3.5ℓV6DOHCのMIVEC仕様を搭載し、ミッションは5速MTとINVECS-II5速MTとINVECS-II5速ATが用意される。

 さらに、足回りはワイドトレッド化が図られると同時に、リヤサス形式を3リンクリジッドからマルチリンク式に変更。ダブルウィッシュボーン式のフロントサスにも鍛造アームが使われるなど、専用4輪独立懸架サスペンション(ARMIE)が与えられている。また、前後ベンチレーテッドディスクに、新開発4チャンネル制御方式のマルチモードABSが採用されるのもエボリューションならではだ。

 取材車両はINVECS-II5速AT仕様。ドアを開け、よじ登るようにして運転席に収まる。張りがあって座り心地も硬めな純正レカロはやたらサポート性に優れ、目前の9000rpmフルスケールのタコメーターと、フロントウインドウ越しに見えるボンネット上のエアインテークの盛り上がりが、ただのパジェロではないことを伝えてくる。

 走り出してまず感じたのは足回りの硬さ。オフロード走行に照準を合せてるのか、路面の凸凹を逐一ゴツゴツ感として伝えてくる。その硬さ…というかストローク感の希薄さは、今までの経験からするとFD2シビックRに匹敵し、2420mmという短いホイールベースもあって絶えずピッチングしているような状態だ。正直、ここまで乗り心地がハードだとは思わなかった。

 それだけに、ハンドリングは2トンの車重を感じさせないほどにクイックかつダイレクト。ただし、重心が高い分、ロール感も大きいから舗装路でコーナーを攻める気にはなれない。

 エンジンは、MIVECが高速カムに切り替わる5500rpmあたりからハイトーンなサウンドを放ち始める。そこからレッドゾーンの7000rpmまで淀みなく回り、メーター読み1速で60km/h 、2速で110km/hまで伸びてくれるから、動力性能は文句ナシだ。

 バリダカを戦うために生まれてきたモデル。そのエボリューション度は、もしかしてランサー以上かもしれない。

POWER UNIT

REAR VIEW

EXTERIOR

EXHAUST MUFFLER

INTERIOR

SEAT

BACK DOOR

TIRE&WHEEL

SUSPENSION

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
VAGUE
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
WEB CARTOP
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
バイクのニュース
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
レスポンス
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
motorsport.com 日本版
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
モーサイ
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
カー・アンド・ドライバー
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
くるまのニュース
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
くるまのニュース
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
くるまのニュース
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
ベストカーWeb
BMW「S 1000 XR」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
BMW「S 1000 XR」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
快適さと使いやすさの最適解! 日産NV200バネットがベースのキャンパー
快適さと使いやすさの最適解! 日産NV200バネットがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
[大型ミニバン]頂上対決!? レクサス[LM]vsトヨタ[ヴェルファイア]約800万円の価格差はどこ?
[大型ミニバン]頂上対決!? レクサス[LM]vsトヨタ[ヴェルファイア]約800万円の価格差はどこ?
ベストカーWeb
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
ベストカーWeb
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

339.1495.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

47.9609.0万円

中古車を検索
パジェロの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

339.1495.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

47.9609.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村