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【黒木美珠のクルマTALK】「今年のクルマ」はこう決まる! 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー取材会に潜入!

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【黒木美珠のクルマTALK】「今年のクルマ」はこう決まる! 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー取材会に潜入!

最終候補車(10ベストカー)が揃った取材会は熱気にあふれていました

   ホンダ・フリードが「2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、MINIクーパーが「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」、三菱トライトンが「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた今年の日本カー・オブ・ザ・イヤー(通称COTY)。

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー結果発表と選考委員の評価

   YouTube活動を始めて5年。この業界に携わるようになってから、COTYという言葉は頻繁に耳にするようになりました。ですが、これまで、受賞車や選考結果の情報を追う程度で、実際に「今年のクルマ」がどのような過程を経て選ばれているのかまでは、正直なところ深く理解していませんでした。
   そんな中、今回のCOTYにおける選考の最終段階、「10ベストカー試乗会」に若手見学枠として参加させていただく機会を得ました。

   ここに至るまでのプロセスでは、まずノミネートカーが事前に選出され、その中から10台に絞り込まれます。この選ばれた10台が「10ベストカー」として袖ヶ浦フォレストレースウェイに集結します。

   この場では、すべてのクルマが同じ条件下で試乗され、選考委員60名にとってどのクルマに投票するかを最終判断する重要なステージとなります。このプロセス全体を間近で見学する中で、「こうやって日本を代表するクルマが選ばれていくのか」と深く実感しました。

 日本カー・オブ・ザ・イヤーの歴史は第一回が1980年より始まり、約40年に及ぶそうです。私は現在28歳なので、私が生まれる前からこの活動が続いていたことになります。その年を代表する車を後世に記録として残す意義は、自動車業界にとって非常に大きいのではないでしょうか。時代を超えて、その時々の技術革新やデザイン哲学が詰まったクルマたちが形に残り、未来の自動車づくりに影響を与え続ける———そうした活動の一端を垣間見られた今回の経験は、私にとって貴重な学びの時間となりました。

 今回、貴重な時間をいただき試乗の機会を得ました。筆者が特に印象に残ったのは3台です。
 まず1台目はミニクーパー。試乗するのはこれで2回目ですが、この「ゴーカートライク」な走りがやはり唯一無二の魅力を放っています。ハンドリングの軽快さと安定感が絶妙で、日常の運転がより楽しくなる感覚を味わえます。
 次に、2台目は三菱トライトン。このクルマは、筆者自身が購入を検討したこともある一台です。ピックアップトラック特有の存在感と実用性、そして三菱のディーゼルエンジンが醸し出す力強さが魅力的でした。ピックアップに込められた「夢」を再確認させられるような体験でした。

 最後に3台目はBYD SEAL。運転席だけでなく、助手席や後部座席でも快適に過ごせる設計が印象的で、総合力の高さを感じました。クオリティと実用性を両立したバランスの良さが光る一台です。

 今年のイヤーカーに輝いたホンダ・フリードにも強いインパクトを受けました。
 ホンダ フリードは、手頃なサイズ感と高い実用性で人気のコンパクトミニバンです。グレードは、シンプルで上質な「Air」と、アウトドア志向の「CROSSTAR」の2タイプが用意されています。そのデザインや機能性から、誰にでも馴染みやすいニュートラルな存在といえるでしょう。

 座席を倒すと、フラットなラゲッジスペースが広がり、約2メートルの奥行きを確保できます。これにより、背の高い方でも快適に車中泊を楽しむことが可能です。

 エンジニアの安積さんは、自身もアウトドア好きだそうです。使い勝手を確認するために実際に自転車を積んでみるなど、実際の使用シーンを想定した検証を行ってきたそうです。自分自身が使いやすいかどうかを基準にした開発が、結果的に多くの人々に愛される車を生み出しているのです。

 フリードの開発メンバーは自身の体験を活かし、さまざまな工夫を車両に盛り込んでいます。例えば、後部座席の子どもが運転中の親の姿をしっかり見られるよう、フロントシートのショルダー部分を大きくカットする設計を採用。これにより、子どもが安心感を得られるよう配慮されています。

 今回の体験を通じて、クルマ選びの奥深さや、日本カー・オブ・ザ・イヤーが持つ意義を改めて実感しました。試乗したクルマ一台一台に込められた開発者たちの想いと技術の結晶に触れることで、自動車が単なる移動手段ではなく、人々の暮らしや夢を支える存在であることを強く感じました。このような場に参加できたことを糧に、今後もクルマの魅力を伝える活動を続けていきたいと思います。

【プロフィール】
くろき みじゅ/1996年生まれのクルマ系 YouTuber、自動車ライター、自動車インフ ルエンサー。幼少期からクルマに親しみ、 Super GT観戦や祖母のホンダS2000で のドライブを楽しむ。洗車YouTubeチャン ネルを立ち上げ、車中泊95日連泊の日本 一周旅やメーカー試乗会での新車紹介動 画を制作。クルマの能力だけでなく、作り 手の想いも伝えるジャーナリストを目指す。

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みんなのコメント

3件
  • tep********
    あまり見た事無いクルマ出されてもな。
  • zao********
    ポクはキュートでうっとりするほど可愛らしい美珠ちゃんと結婚したぃ。
    宜しくお願い致します。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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