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日本の道に合う「ちょうどいいSUV」合戦!! 狭い駐車場でも乗れるカッコいいSUV 9選

掲載 更新 14
日本の道に合う「ちょうどいいSUV」合戦!! 狭い駐車場でも乗れるカッコいいSUV 9選

 1.2Lエンジンのシリーズハイブリッドシステムを搭載したライズからピックアップトラックのハイラックスまでトヨタが9モデルもSUVをラインアップしているように、国産、輸入車問わずSUVは安定した人気を誇っている。

 しかし、筆者のようにマンションのような集合住宅に住んでいると購入する車種選びが限られてしまう。予算はもちろんだが、駐車場の兼ね合いでボディサイズに制限が生じるからだ。

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 そこで、ここでは都市部などに多く存在する立体駐車場に対応した全幅1,800mm、全高1,550mm以下というパッケージングのSUVをピックアップ。新車だけでなく中古車を含めた9台を紹介しよう。

文、写真/萩原文博

[gallink]

意外なことにトヨタはC-HR 2WD車のみ対応

C-HRは2WD車のみ対応

 まずは、国産車から。国産メーカーの中で9モデルと潤沢なSUVラインアップを誇るトヨタからはC-HRをピックアップ。ただしC-HRで該当するのは、該当するのは2WD車のみで、1.2Lターボエンジンを搭載する4WD車はGR-SPORT以外は1,565mmとなるので注意が必要だ。

 クーペスタイルが特徴のコンパクトSUV、トヨタC-HRは2016年12月に登場。車名のC-HRとはコンパクト・ハッチ・ライダーそしてクロス・ハッチ・ランアバウトという2つの言葉の頭文字が由来。TNGAを採用し、SUVとは思えないキレのある走りを味わえるSUVだ。

 C-HRのパワートレインは1.8Lエンジンのハイブリッドシステムと1.2L直列4気筒ターボエンジンの2種類を用意。ターボ車は当初4WD車のみだったが、現在は2WDも設定されている。

 2019年のマイナーチェンジの際に、内外装の変更に加えて、ディスプレイオーディの全車標準化、1.2Lターボの2WD車にMTを追加。さらにトヨタガズーレーシングが手掛けるGRシリーズ「GR- SPORT」を設定している。

 C-HRの新車価格は238万2000円~314万5000円。また、2017年にSUV新車販売台数No.1に輝いたこともあるC-HRは中古車も約3070台と豊富で、価格帯は約145万~約387.9万円と100万円台で手に入る中古車も多いのが特徴だ。

国産メーカーでマツダは対応車種が豊富

マツダのSUVの中で最もコンパクトなCX-3

 トヨタに続いてSUVのラインアップが充実しているのがマツダ。マツダではCX-3、CX-30、MX-30の3モデルを選ぶことが可能だ。

 マツダのSUVラインアップで最もコンパクトなボディがCX-3でベースはマツダ2(旧デミオ)だ。ボディサイズは全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmで4WD車も立体駐車場に対応している。

 2015年2月のデビュー当初搭載しているエンジンは1.5L直列4気筒ディーゼルターボのみだった。しかし、2017年6月に2L直列4気筒ガソリンエンジンを追加。さらに、2018年5月の商品改良でディーゼルターボエンジンの排気量が1.8Lへ変更。そして2020年5月には1.5L直列4気筒ガソリンエンジンを追加する一方で、2Lガソリン車は2021年10月に廃止されている。

 現在、1.5L直4ガソリンエンジンのトランスミッションは6速ATのみだが、1.8L直4ディーゼルターボエンジンには6速ATに加えて、6速MTも設定されている。

 CX-3の新車価格は189万2000円~321万1200円。登場からすでに6年が経過しているため、CX-3の中古車は約1300台流通していて、価格帯は約80万~約318万円と幅広いが、100万円以下で手に入る中古車も存在している。

 2019年10月に販売開始した新世代SUVのマツダCX-30。マツダ3をベースとしたSUVで、ボディサイズは全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,540mm。

CX-30のフロントスタイル

 CX-30は新生代車両構造技術「スカイアクティブビークルアーキテクチャ」をはじめ、4WD車には「オフロード・トラクション・アシスト」機能を搭載するなどオンオフ問わない高い走行性能を実現している。

 搭載するパワートレインは、2L直列4気筒ガソリンエンジンをはじめ、1.8L直列4気筒ディーゼルターボ。そして新世代ガソリンエンジンのスカイアクティブXの3種類。

 トランスミッションはディーゼルエンジンが6速ATのみだが、ガソリンエンジンは6速MTを選ぶことも可能だ。

 CX-30の新車価格は239万2500円~371万3600円。一方CX-30の中古車は約700台流通していて、価格帯は約179万~約360万円となっている。2Lガソリン車が多めだが、ディーゼルターボ、スカイアクティブXとまんべんなく流通しているのが特徴。

 マツダのSUVの中で最もフレッシュなモデルが2020年10月に販売開始したMX-30。2021年1月にはマツダ初のEVモデルを追加している。MX-30のボディサイズは全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,550mmと全高が10mmだけCX-30より高くなっている。

MX-30のフロントスタイル

 MX-30の特徴は、シンプルな立体構成に徹し、親しみやすいフロントマスク。そして、センターピラーレスのフリースタイルドアを採用していること。このフリースタイルドアを利用して車椅子ユーザー用のクルマも開発されている。

 MX-30に搭載されているのは、2L直列4気筒直噴ガソリンエンジンに独自のマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を組み合わせた「e-SKYACTIV-G」。静かでスムーズな加速と上質なドライビングフィールを実現しながら、モーターアシストによる低燃費も貢献している。

 MX-30の新車価格は242万円~265万6500円で、ユーザーの自由な発想で選べる「ユア・オリジナル・チョイス」を設定。様々なオプションを組み合わせて仕上げる楽しさがある。

 MX-30の中古車の流通台数はまだ約160台と少なめで、価格帯も約222万~約330万円と割安感は出ていない。

スバルXVは現行、旧型どちらも対応

XVはルーフレールレス車のみ対応

 先代モデルを筆者も所有していたが、スバルXVも立体駐車場に対応した優れたパッケージのSUVだ。ただし現行、旧型ともにルーフレール装着車は全高が1550mmを超えてしまうので、注意が必要だ。

 現行型XVのボディサイズは全長4,485mm×全幅1,800mm×全高1,550mm。ルーフレール装着車は+45mm(アドバンスは+25mm)となる。

 現行型スバルXVは、2017年4月に登場。次世代プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」を採用し、安全性能と走行性能を向上させたのが特徴、また、安全装備は歩行者保護エアバッグに加えて、アイサイトver.3を全車に標準装備している。

 搭載するエンジンは当初2L&1.6L水平対向4気筒ガソリンエンジンのみだったが、2018年10月にe-BOXERという2Lエンジン+マイルドハイブリッドシステム搭載車を追加した。駆動方式は全車4WDとなる

 2020年9月の大幅改良では内外装の変更に加えて、2Lガソリンエンジンを廃止し、1.6Lガソリンエンジンと2Lのe-BOXERのみとなった。さらに、e-BOXER搭載車では、SI-DRIVEと協調するアダプティブ変速制御「e-Active Shift Control」を新採用した。

 XVの新車価格は220万~301万4000円。現行型XVの中古車の流通台数は約450台で価格帯は約123万~約345万円。一方、旧型のXVの中古車の流通台数は約630台で、価格帯は約58万~約262万円となっている。100万円台で旧型だけでなく、現行モデルを選べるのは魅力。

絶版車の日産ジュークはアーバンセレクションのみ対応

ジュークはアーバンセレクションのみ対応

 国産SUVで最後に紹介するのは、絶版車の日産ジューク。ジュークではローダウンサスペンションを装着したアーバンセレクションのみが対象となる。

 ジューク15RX Vアーバンセレクションのボディサイズは全長4,135mm×全幅1,765mm×全高1,550mmとなっている。

 ジュークは2010年~2019年まで販売されたコンパクトSUV。1.5L直列4気筒DOHCエンジンのほか、1.6L直列4気筒ターボエンジンも設定。ニスモモデルも用意されていた。

 現在、ジュークの中古車は約1300台流通しているが、そのうちアーバンセレクションは約100台で、価格帯は約30万~約200万円となっている。100万円以下で手に入るモデルだが、思ったより流通台数は少なめだ。

輸入車の対応車種は2WD車のみ

現行型プジョー2008のフロントスタイル

 国産車に続いては輸入車編。まずは、現在筆者の愛車となっている現行型プジョー2008。ボディサイズは全長4,305mm×全幅1,770mm×全高1,550mm。

 2020年9月に現行型プジョー2008は登場。コンパクトハッチバックの208をベースにクロスオーバーモデルに仕立てている。最低地上高は205mmを確保し、悪路走破性も高めているのが特徴。

 搭載するパワートレインは、1.2L直列3気筒ターボエンジン+8速AT。駆動方式は2WD(FF)のみだが、上級グレードのGTにはグリップコントロールを装備し、悪路走破性を向上させている。

 コンパクトなボディながら、ラゲッジスペースの容量は434Lを確保。後席を倒せば最大で1467Lまで拡大する。

 プジョー2008の新車価格は317万~358万円。中古車はまだ約13台しか流通しておらず、価格帯も約279万~約358万円と新車価格と変わらない。

最後に紹介するのは、2017年4月に導入されたアウディQ2。ボディサイズは全長4,200mm×全幅1,795mm×1,530mm。

アウディQ2のフロントスタイル

 アウディSUVのエントリーモデルとなるQ2は、優れた機動性を発揮しつつ上級モデルに匹敵する快適性とユーティリティを確保しているのが特徴。

 外観デザインは、ボンネットに立体的な造形を施し、8角形のシングルフレームグリルを高めに配置することでSUVらしさを演出し、クーペを思わせる低いルーフラインが特徴。

 デビュー当初は、1L直列3気筒ガソリンターボ、1.4L直列4気筒ガソリンターボの2種類だったが、2020年12月に2L直列4気筒ディーゼルターボを追加。そして、2021年5月にマイナーチェンジを行い、1.5 L直列4気筒ガソリンターボのみとなっている。また駆動方式は一貫して2WD(FF)のみ。

 現在、アウディQ2の新車価格は400万~437万円。一方、中古車は約300台流通していて、価格帯は約180万~約450万円となっている。

 現行、旧型合わせて9モデルの立体駐車場に対応したSUVを紹介した。なかには100万円以下でも手に入るモデルもあるので、選ぶ楽しさを十分味わってもらえるはずだ。

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みんなのコメント

14件
  • 立体駐車場以前に車幅の掴めないドライバーは大型SUVを買わないでほしい。右折車がいて後続車が通れる幅なのに下手で通れなくて詰まることが何度もある。
  • TさいSUV…?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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