現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ユピテルのレーザー&レーダー探知機、LS300は、ほんとに使えるのか!? 実力テストの 結果は、まずは、合格!

ここから本文です

ユピテルのレーザー&レーダー探知機、LS300は、ほんとに使えるのか!? 実力テストの 結果は、まずは、合格!

掲載 更新
ユピテルのレーザー&レーダー探知機、LS300は、ほんとに使えるのか!? 実力テストの 結果は、まずは、合格!

警察のスピード取り締まり用最新兵器、レーザー式オービス(固定式&可搬式)に対抗すべく、レーダー探知機メーカーの老舗、ユピテルが、この4月、満を持してリリースしたレーザー&レーダー探知機LS300。すでに某カー雑誌などでテストが行われ、レーザー波受光器としての役目は果たしてくれるということは判明したが、実は、それだけじゃ不十分。みんなが知りたいのは、「じゃ、何m手前で鳴ってくれるのか」なのだ!

レーザー式オービスは、1度に複数車線の取り締まりは不可能!?

オービス撤去情報! 旧型レーダー式全滅へ、また1歩前進! これで残りは24機に!

 レーザーあるいはレーダー探知機の真骨頂は、警察のレーザー/レーダー式取り締まりに対し、いかに、速度測定&撮影される前に探知できるか、というところにある。なにしろ最近の速度測定装置は、そのステルス(探知回避)性能が日々、進化しているから、例えレーザー波やレーダー波を受光or受信しても、すでに測定済みというケースがままあるからだ。
 
 まずはレーザーによる測距(=Lidar/Laser Imaging Detection and Ranging)の特徴を知っておこう。

 その測定方法は、3Dスキャンによって対象物を立体的に捕捉し、その捉えた立体の移動時間と距離によって速度を測るというもの。噂では複数車線を走るクルマすべてに対応しているといわれていたが、実際には測定できるのは、先頭車両のみということらしい。それは、LiHのカメラ&ストロボがそれぞれ一車線のみを狙っていることからも推測できるハズ(センサーはひとつ)。つまり、レーザー式の取り締まりに対しては、クルマの流れの中では、できるだけ、その先頭を走らないように心がけるというのも、ひとつの対応策かも知れない。

 余談だが、そういう意味では、射程内に入った走行車の速度を同時に測定し、撮影車両の個々の識別もできるセンシス・ガスト社のレーダー式移動オービス、MSSSのほうが優れていると言えるだろう。

実践テスト時の探知距離は、300m手前!

 テストしたのは、国道1号線大阪府枚方市に設置されているレーザー式Hシステム(LiH)。つい最近、撤去されたHシステムのアーチを流用し、レーザー式オービスに姿カタチを変えた、最新オービスだ。

 で、気になる平均受光距離は約300m手前となった。レーザー式オービスの測定距離は20~50m手前と言われているだけに、これなら十分に余裕をもって対処できるというものだ。

 残念ながらレーザー式移動オービスには遭遇できなかったが、東京航空計器が製造するレーザー式速度測定装置(レーザースキャンセンサー)の基本システムは同一と予想されるため、可搬式移動オービスであるLSM-300/LSM-300Kやレーザーパトカーに搭載されるLSM-100に対しても有効なはず。事実、レーザー式オービス探知時に表示される取締機器の写真も、テストしたLiHではなく、LSM-300であったところからも、基本は一緒と判断してもいいだろう。

 ただし、レーダー探知機につきものの誤作動、いわゆる街中に飛び交う取り締まり以外のレーザーやレーダーにやたら反応し、警報を鳴らすという問題に関しては、正直言って「やたら鳴る」という印象が強い。もちろん、これは実は誤作動などではなく、高速道路のETCレーン(レーザー)、交通量を測るレーザー式車両接近センサー、さらに最近増えつつあるクルマの運転支援システム(レーザー&レーダー)、コンビニの自動ドア(レーダー)などに反応するのは当然のこと。もちろん、メーカーも、電波の強弱で取り締まり用と区別したり、学習システムを組み込むなど、できるだけ精度を上げようとしているのだが、こればっかりはいたしかたないこと。まっ、使い慣れれば周囲の様子や警報の鳴り方、鳴る場所等である程度区別できるようになるはずだ。

 先日、コムテックからも最新機能付きのレーザー&レーダー探知機がリリースされたが、とにかく、国民にとって得体の知れない機器による不当ともいえる取り締まりを回避するためにも、ぜひ、装備をおすすめしたい。

※コムテック製レーザー&レーダー探知機のテストは近日実施予定! 

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ヤマハのスポーツスクーター「XMAX ABS」の2025年モデルは“電動スクリーン&新型メーター”を採用! よりモダンで快適な1台に
ヤマハのスポーツスクーター「XMAX ABS」の2025年モデルは“電動スクリーン&新型メーター”を採用! よりモダンで快適な1台に
VAGUE
自動車のドアにある「謎の黒いカバー」の正体は!? 新車で数万円…本当に必要?「自分で用意する」場合は「うっかり交通違反」に注意も!
自動車のドアにある「謎の黒いカバー」の正体は!? 新車で数万円…本当に必要?「自分で用意する」場合は「うっかり交通違反」に注意も!
くるまのニュース
バキュームカーのようだけど威力が違う! 災害でも活躍する「強力吸引車」ってなに?
バキュームカーのようだけど威力が違う! 災害でも活躍する「強力吸引車」ってなに?
WEB CARTOP
ヤマハ新型トレーサー9GT+を実車で詳細解説「オートマに前後レーダー、純正パニアは“スマートキー連動”と先進装備満載だ!」
ヤマハ新型トレーサー9GT+を実車で詳細解説「オートマに前後レーダー、純正パニアは“スマートキー連動”と先進装備満載だ!」
モーサイ
厳選値引き実例 X氏の値引き特報 フィットから35.7万円引き!
厳選値引き実例 X氏の値引き特報 フィットから35.7万円引き!
グーネット
成熟したスポーツセダン──新型レクサスIS300 “F SPORT Mode Black IV”試乗記
成熟したスポーツセダン──新型レクサスIS300 “F SPORT Mode Black IV”試乗記
GQ JAPAN
目指すは史上初の3連覇。トムス、スーパーGT参戦体制を発表。2台のカラーリングも公開
目指すは史上初の3連覇。トムス、スーパーGT参戦体制を発表。2台のカラーリングも公開
AUTOSPORT web
こんな原付があったの!? ホンダ「パルホリデー」は「ラッタッタ~♪」から派生したファッションバイク
こんな原付があったの!? ホンダ「パルホリデー」は「ラッタッタ~♪」から派生したファッションバイク
バイクのニュース
フェラーリ、F1中国GPのチームオーダーは”ハミルトン提案”。バスール代表「やり取りが一部放送されなかったのはジョークかな?」と不満
フェラーリ、F1中国GPのチームオーダーは”ハミルトン提案”。バスール代表「やり取りが一部放送されなかったのはジョークかな?」と不満
motorsport.com 日本版
「DIY卒業、プロの音に感動!」ヴェルファイアで叶えた“理想の車内オーディオ”が凄すぎた[car audio newcomer]オーナー:高橋雅紀さん by ブリーズ 後編
「DIY卒業、プロの音に感動!」ヴェルファイアで叶えた“理想の車内オーディオ”が凄すぎた[car audio newcomer]オーナー:高橋雅紀さん by ブリーズ 後編
レスポンス
電動トゥクトゥクで切り拓く未来のモビリティビジネス
電動トゥクトゥクで切り拓く未来のモビリティビジネス
グーネット
ユニークなダイヤルに感じるレーシングスピリット! 「BMW モトラッド×エドックス」限定コラボはストラップも注目
ユニークなダイヤルに感じるレーシングスピリット! 「BMW モトラッド×エドックス」限定コラボはストラップも注目
VAGUE
見た目以上のスゴさを誇るビッグクーペ──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・スペクター試乗記
見た目以上のスゴさを誇るビッグクーペ──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・スペクター試乗記
GQ JAPAN
機体紛失=怒られる←探し回る方がキケンでしょ!「ドローン」巡る軍中央と現場の温度差
機体紛失=怒られる←探し回る方がキケンでしょ!「ドローン」巡る軍中央と現場の温度差
乗りものニュース
ヤマハ『MT-09』シリーズに爽やかな新色「マットライトグレー」追加…125万4000円から
ヤマハ『MT-09』シリーズに爽やかな新色「マットライトグレー」追加…125万4000円から
レスポンス
ダイハツ「タント“スローパー”」が凄かった! 「専用設計フロア」×フラットなラゲッジ採用! 他社を寄せ付けない“福祉車両トップモデル”が支持される理由とは
ダイハツ「タント“スローパー”」が凄かった! 「専用設計フロア」×フラットなラゲッジ採用! 他社を寄せ付けない“福祉車両トップモデル”が支持される理由とは
くるまのニュース
日常からアウトドアまで幅広く活躍! ニュージーランド発のアウトドアブランド「マックパック」の定番バッグはリニューアルされて何が変わった?
日常からアウトドアまで幅広く活躍! ニュージーランド発のアウトドアブランド「マックパック」の定番バッグはリニューアルされて何が変わった?
VAGUE
【MotoGP】弟マルケス、大活躍でドゥカティからの待遇アップ? 新型パニガーレ貸与で”ヤマハ”使ったトレーニング終了へ
【MotoGP】弟マルケス、大活躍でドゥカティからの待遇アップ? 新型パニガーレ貸与で”ヤマハ”使ったトレーニング終了へ
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村