今季初のロードコース戦として豪華ゲストも話題を集めたNASCARカップシリーズ第6戦『エコーパーク・オートモーティブ・グランプリ』は、土曜のフリープラクティス(FP)から予選と最速タイムを記録し、セッション全制覇を成し遂げたウイリアム・バイロン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)が、早くも開幕戦デイトナに続く今季2勝目を達成。カップでのロードコース直近3戦中で2勝を挙げるなど“マイスター”と呼ぶべき強さを披露している。
自身2度目のカップシリーズ出場を迎えた小林可夢偉(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE)や、豪州王者として鳴り物入りで北米挑戦を続ける“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)の今季カップ初戦として、多くの話題を振り撒いたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の週末は、フェニックス・レースウェイでデビューした新しい空力パッケージを備えたNext-Gen規定モデルの初走行ということで、各チームには20分×2回、合計40分間のトラック走行時間が与えられた。
「トップ争いはできる」小林可夢偉が2度目のNASCARで得た自信。“トラックリミット・メンタル”をブチ破れ
このセッションが終わりに近づくにつれリーダーボードのトップに躍り出たバイロンは、続く予選でもそのスピードを維持。ラストアタックでスピンを喫したタイ・ギブス(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)や、タイラー・レディック(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE)の新型トヨタ艦隊を退け、キャリア通算13回目、COTAでは2度目のポールウイナーに輝いた。
オープニングラップから“犬猿の仲”でもあるロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)を牽制してトップ5を伺った前戦勝者デニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)や、その僚友クリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)らも加え、本格的な包囲網を築くトヨタ陣営に対し、決勝序盤から逃げを打ったポールシッターは、ここから本格的な対抗馬に浮上したベルに対しクリーンなマネジメントを見せる。
一方、アンダーグリーンのピットサイクルによりそのままステージ1を制したベルも「明らかに彼の背後に近づいたら、追い抜くのは難しいだろう」と語り、ロードコースでのライバルの手強さに対し「ちょっとしたミスが必要だった。ウイリアム(・バイロン)はロードコースでは本当に本当に上手で、今日は大事な場面で完璧だった」と、相手の鉄壁さを称賛する。
■明暗分かれたトヨタ陣営
そんなオープニングの後方では、パック内で大きくアウト側に膨らんでコース復帰してきたコリー・ラジョイ(スパイア・モータースポーツ/シボレー・カマロ)の動きに影響されるかたちで、マーティン・トゥルーエクスJr.(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)やダレル“バッバ”ウォレスJr.(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE)が接触。トヨタ陣営内でもくっきり明暗が分かれる展開となる。
それは2戦目の可夢偉にとっても同様で、予選25番手発進から粘りのドライブを見せたものの、昨年のインディアナポリス(IMS)でのデビュー戦と同様に“仇敵”にロックオンされた50号車は、ステージ2中盤のターン7~8でリッキー・ステンハウスJr.(JTGドアティ・レーシング/シボレー・カマロ)に後方から撃墜されスピン。IMSでのターン1に続き、2年連続で同じ相手にレースを台無しにされてしまう。
そのステージ2はハムリンが制覇したが、残り24周で最後のピットストップを終えたバイロンの24号車カマロZL1は、コース上でも直接対決を繰り広げたチャスティンらも上回る作業速度でレースリーダーに復帰。残り18周でルーティンが一巡し、最終的に68周中42周でリードラップを刻んだバイロンが、ベルに0.69秒先着するトップチェッカーとなった。
「最後の10周でたくさんのミスをした気がする。ほんの小さな小さなミスだったけどね」とポール・トゥ・ウインを決めた勝者バイロン。
「クリストファー(・ベル)はロングランで本当に速かったが、このスポーツは本当に難しい。毎週のように異なるトラックへ来て、速いクルマを用意するのはとても難しいことなんだ」
併催されたNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第5戦『XPEL 225』は、チームメイト対決を制したコーリー・ハイム(トライコン・ガレージ/トヨタ・タンドラTRD-Pro)が今季初優勝。同じく併催のNASCARエクスフィニティ・シリーズ第5戦『フォーカスド・ヘルス250』は、日曜のカップ戦で21位に終わる“SVG”が大暴れを演じ、オースティン・ヒル(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)との熾烈な優勝争いを繰り広げる。
しかし、最後のオーバータイムラップで同じくカップ戦ではベルに“回された”カイル・ラーソン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)が狙い澄ましたオーバーテイクを披露し、ワイドなラインで“場外乱闘”を繰り広げた首位攻防のドッグファイトを差し切っての大逆転勝利を手にしている。
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