FIA F2の第7ラウンド、シュピールベルグ戦の予選が行なわれ、デニス・ハウガー(MPモータースポーツ)がトップタイムを記録。日曜日に行なわれるフィーチャーレースのポールポジションを獲得した。ローディンの宮田莉朋は21番手だった。
30分で行なわれるFIA F2の予選。開始早々、AIXレーシングのテイラー・バーナードがピットレーンで動けなくなってしまうトラブルが発生。バーナードは、各車が予選アタックに出ていこうとピットレーンで隊列を組んでいた際、横からポール・アーロン(ハイテック)が強引に合流したことにより、ストールしてしまったのだった。
エンジンをかけ直したバーナードは、問題なくコースに出ていくことができた。アーロンの動きについては、アンセーフリリースだった可能性があるとして、セッション後に審議されることになった。
セッション序盤、好調な走りを見せたのがカンポスのアイザック・ハジャーである。ハジャーは1分15秒828と圧倒的なトップタイムを記録し、まさに絶好調かと思われた。
しかしその直後、ハジャーはマシンの後方から白煙を激しく吹き上げてスローダウン。エンジンブローと思われる症状でピットに戻ることになった。
セッション前半を終えた段階でハジャー首位、2番手アーロンと、トラブルや審議を抱えたマシンが上位2台を占めた。3番手にはデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)がつけ、4番手にはガブリエル・ボルトレト(インヴィクタ)。宮田は6番手というまずまずのポジションでセッションを折り返した。
残り10分を切ろうというところから、各車が再びコースイン。ポールポジションを狙うアタック合戦が繰り広げられた。
ここでハウガーが1分15秒487を記録し、一気に首位に浮上。2番手は目まぐるしく入れ替わったが、AIXレーシングのジョシュア・デュルクセンがハウガーに匹敵するタイムで2番手につけた。
一方の宮田は、2セット目のタイヤでの最初のアタックがうまくいかず、21番手まで後退することになった。チームメイトのゼイン・マローニも同様で、20番手だった。
ただ各車がこの2セット目のタイヤで2度目のアタックへ。そんな中アーロンはターン6で激しくスピンし、タイヤを完全に壊してしまった。また、その他のマシンも、ほとんどがペースを上げられず。そのままピットに戻ることになった。
最後まで諦めずにアタックしたのは宮田だ。宮田は残り3秒というところでコントロールラインを通過し、最後のアタックに挑んだ。しかしセクター1でもセクター2でも自己ベストタイムを記録できず、アタックを完了せずにピットに戻った。
結局トップタイムだったのはハウガーで1分15秒487。日曜日のフィーチャーレースのポールポジションを獲得した。2番手はデュルクセンで、ハウガーとの差はわずか0.008秒だった。ボルトレトが3番手、フランコ・コラピント(MPモータースポーツ)が4番手だった。
ランキング首位のアーロンは予選5番手となったが、セッション後に審議にかけられることになっており、余談を許さない状況。セッション序盤にブローがあったハジャーは7番手に踏みとどまった。
ローディン勢は振るわず、マローニ20番手、宮田21番手と、スプリントレース、フィーチャーレース共に後方からスタートすることになった。
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