『じり』に包まれて。レイバックと、夏の釧路旅
スバル・レヴォーグ レイバックの新CM、みなさんはご覧になりましたか? その撮影地である北海道釧路での試乗体験のお誘いをいただき、北の地に行ってまいりました。
【画像】北海道の広大な風景がよく似合う スバル・レヴォーグ レイバック 全28枚
真夏の釧路は、7月中旬でも気温が20度ほど。風が吹くと薄手の羽織ものが欲しくなる涼しさです。地元の方によると、近年、高齢者を中心に『避暑地』として注目を集めているそう。実際、7月から8月にかけて約2000人もの日本人が長期滞在しているとのことです。
この地は『霧の街』とも呼ばれ、年間100日以上も霧が発生すると言われています。今回も例外ではなく、空港に降り立つと霧に包まれた幻想的な風景が広がっていましたが、これが釧路本来の姿なのかもしれません。ちなみに、地元ではこの濃い霧のことを『じり』と呼ぶそうです。
そんな釧路空港から、日本本土最東端である納沙布岬を目指します。納沙布岬は北海道根室市の東端に位置し、北方領土の国後島を最も近くに望める場所としても知られています。天気が良ければ、水平線の向こうに島影を捉えることができるとか。
旅の往路の相棒は、スバルのレヴォーグ レイバック。2022年に日本専売車両として登場した都市型SUVです。タフでアクティブなフォレスターと、動的性能に優れたスポーティなレヴォーグの『ちょうど中間』を担う存在で、両者の魅力をうまく融合した1台に仕上がっています。
最低地上高は200mmと、フォレスターと同等のクリアランスを確保。積雪地域では従来のレヴォーグの場合、地上高の低さがネックになるという声もありましたが、そういったユーザーにとってはまさに待望のモデルではないでしょうか。
車名の『レイバック』は、『laid back(レイドバック)=リラックスした、くつろいだ、ゆったりとした』に由来しています。車内は上質さながら肩の力が抜けた空気感があり、『凛&包』をコンセプトとするインテリアには、温かみのあるグレージュカラーがあしらわれ、リビングのように落ち着ける空間につくり込まれています。
道東の大地を走る──広大な風景と動物たち、そしてレイバックの実力
釧路空港から目的地の納沙布岬までは片道約164km。直行しても3時間弱の距離ですが、風景を味わいながら、道東ならではの魅力を満喫できるルートです。
北海道らしい広大な直線道路に加え、ゆるやかなカーブが続くワインディングも豊富。無料の自動車専用道が整備されており、一般道は信号も少ないため、全体的に流れがスムーズで、ストレスを感じることなく移動することができました。
さらに道中、放牧中の牛や馬、野生のタンチョウやキツネ、エゾシカといった動物たちにも出会えました。これは北海道の自然の豊かさはもちろん、レイバックの『背の高さ』による視界の良さも一因かもしれません。着座位置が高いため見晴らしがよく、さらに運転中の安心感があるため、初めての道でもリラックスして走りを楽しみました。
パワーユニットは2.4Lエンジンと1.8Lターボエンジンの2種類がありますが、レイバックに搭載されているのはCB18と呼ばれる後者。高速域でも満足いく走りを見せてくれ、特に中速域ではスムーズかつ滑らかな加速フィールが印象的でした。
ロードノイズが少なく、SUVでありながらやはりレヴォーグに近い動的性能が備わっているのも魅力です。長距離移動での疲れも感じにくく、最後までリラックスして走り切れました。
最東端の地で感じたレイバックとSTIスポーツ、それぞれの個性
さあ、納沙布岬に到着。でも、相変わらずの濃い霧に包まれており、残念ながら期待していた北方領土の島影を目視することはできませんでした。
それでも、海に切り立つスケールの大きな断崖や、遮るもののない広大な水平線を眺めていると、この『じり』さえ晴れればどれほど雄大な景色が広がっているのだろうと想像が膨らみます。そして、撮影のためにファインダーをのぞきながら、この景色の迫力に負けないレヴォーグのデザインに見惚れました。大自然に置くと、さらに魅力が引き立つクルマだと思います。
納沙布岬をあとにし、帰路はレヴォーグSTIスポーツのステアリングを握ります。現在、レヴォーグの販売台数の約半数がSTIスポーツに集中していると聞いて、期待が高まります。
乗り込むと、内装はレイバックとは対照的で、走りへの高揚感を引き出す演出が施されています。メーターにはSTIのエンブレム、シートはRECARO製。視覚的にも触感的にも、ドライバーの気持ちを「走るぞ」というモードに切り替えてくれます。
走り始めてまず感じたのは、乗り心地の明確な違いです。5種類あるドライブモードから最初に選んだのは『スポーツ』。アクセルを踏み込んだ際の伸びやかな加速感と、段差を越えた際に感じる硬質な衝撃の伝わり方は、まさにスポーティそのもの。シートは背面の形状がやや平板で硬いものの、腰まわりや太ももを支えるサイドのサポート性は高く、長時間でも安心して身を任せることができます。
途中でドライブモードを『コンフォート』に変更すると、乗り味は一転。可変式ダンパーの効果もあり、しなやかでしっとりとした乗り心地に変化します。こうなるとレイバックに近いフィーリングと言えますが、サスペンション・ストロークの長さの違いか、レイバックのほうがやや柔らかく感じられます。
それでも、このようにシーンや気分に応じて走りの性格を切り替えられる懐の深さがSTIスポーツの魅力なのだと実感しました。たとえば、家族を乗せて穏やかに移動したいときは『コンフォート』、ひとりでワインディングを楽しみたいときには『スポーツ+』。一台で何役もこなせる万能さが、選ばれる理由なのでしょう。
どのモードでも共通する、力強く芯の通った走りに改めて魅了されながら、北の大地を満喫したのでした。
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