F1バーレーンGPの予選で14番手となったRBのダニエル・リカルドは、その結果に「少し腹が立つ」と振り返った。
RBはアルファタウリとして戦った2023年終盤から好調さを引き継ぎ、2024年シーズンは“ダークホース”になるのではないかと言われてきた。
■セットアップ改善し、予選で僚友リカルドの前に。11番手スタートのRB角田裕毅は決勝に向けても手応え「ロングランは良さそう」
リカルドは開幕戦を前に過度な期待の高まりを抑えるコメントを口にしていたが、予選では角田裕毅が10番手まで0.007秒差の11番手につけ、今後Q3進出も狙える実力を持っていることを示した。
ただ14番手のリカルドは角田から0.149秒差。予選で2024年マシンVCARB01からパフォーマンスを引き出すことができなかったと悔やんだ。
「まとめ上げることができなくてガッカリしている。予選はそのためにあるんだからね。大事な時にまとめる必要があるから、自分自身に対して少し腹が立つよ」
「ひどいドライブをした訳ではないけど、『クリーンなラップができた』と及第点に達したということでもない」
「コースでラップタイムを引き出せそうなところがいくつかあったけど、それをまとめることができなかった。少し稼げても次のコーナーで少し失っていた」
「でもユウキが11番手につけているし、良いラップを刻めれば僕らはQ3も可能だと感じた。そうでなくても僕らはトップ12あたりにいると思う。それが僕らの今の立ち位置だと思う」
そしてリカルドは決勝に向けて、激しい入賞争いを覚悟しているものの、角田と共にトップ10に食い込む自信があると語った。
「間違いなく、僕らはやれると思うよ」とリカルドは言う。
「全てが接近していて、勝負どころは沢山ある。レース中に0.1秒でもタイヤを上手くコントロールできれば、間違いなくポイント圏内で戦える」
「僕らのロングランは悪くなかったから、上位に食い込めるという楽観的な見方もできる」
「最初のレースだから何が起こるかどうか分からない。(前にいる)何人かは興奮し過ぎるかもしれないしね……」
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