現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 激戦区の小型EVにVWがニューモデル「ID.EVERY1」を投入! もし日本に導入されるとどうなる?

ここから本文です

激戦区の小型EVにVWがニューモデル「ID.EVERY1」を投入! もし日本に導入されるとどうなる?

掲載 1
激戦区の小型EVにVWがニューモデル「ID.EVERY1」を投入! もし日本に導入されるとどうなる?

日本への導入については未定

ドイツのフォルクスワーゲンは、3月5日、「ID.EVERY1」のワールドプレミアを行った。EVERY1とは、まさにEVERYONE(すべての人)を意味するものであり、同モデルはフォルクスワーゲンEVのエントリーモデルである。

フォルクスワーゲン ID. Buzzでアウトバーンを行く。電気で走る現代のワーゲンバスに試乗

そのため価格設定も意欲的で、欧州市場での新車価格は2万ユーロ(1ユーロ166円換算で、332万円)から。

同社の中期経営計画では、2027年までに新たに9モデルを市場導入するとし、そのうち4モデルがEVとなる。プラットフォームは、新設計のMEB(モデュラー・エレクトリック・ドライブ)。

MEBでは、ID.EVERY 1、さらに上級な25000ユーロ価格帯には「ID.2 all」の導入が決まっているところだ。これら2モデルを、フォルクスワーゲンでは、エレクトリック・アーバンカーファミリーというカテゴリーに位置づけた。

フォルクスワーゲンのアーバンカー商品戦略といえば、欧州では2023年まで製造されていた「up!」を思い出す人もいるだろう。さらに、up!のEVバージョンとしてe-up!もいたが、ID. EVERY 1は、まさにup! の後継車だ。

さて、現時点でID.EVERY 1が日本に導入される目処や時期は明らかになっていない。仮に導入する場合、商品競争力はいかがなものか?

現状、このカテゴリーには韓国ヒョンデ「インスター」が先行しており、中国BYDも日本市場の軽自動車規格に適合する新設計EVを計画しているところだ。

また、台湾の鴻海(ホンハイ)が「モデルB」というコンパクトセグメントカーを用意しており、多数の自動車メーカーへのOEM供給が協議されているところだ。このうち、三菱自動車はオセアニア市場向けに採用しており、今後日本における輸入ブランド、または日系メーカーがモデルBベースのコンパクトEVを日本導入する可能性も否定できないだろう。

このように、ID.EVERY1にはライバルが多数存在するため、仮に日本導入を検討する場合、EVというハードウェアだけではなく、各種パートナー企業と連携したエネルギーマネージメントやインフォテイメントのサービスを融合させることが求められると思う。

2010年代半ば、世界に先駆けてグループ全体でEVシフトを強力に推進してきたフォルクスワーゲン。そこで登場したID.シリーズは、EVERY1の登場によって新たなるステージへと突入していく。

文:THE EV TIMES 桃田健史
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

日産「セレナ」オーテックモデルもマイチェン! 収納性特化モデルをラインナップ追加
日産「セレナ」オーテックモデルもマイチェン! 収納性特化モデルをラインナップ追加
グーネット
最高出力1360ps!? メルセデスベンツ コンセプトAMG GT XXがモンスターマシンすぎる件
最高出力1360ps!? メルセデスベンツ コンセプトAMG GT XXがモンスターマシンすぎる件
ベストカーWeb
日野、北海道・東北・関東の直営販社5社を台湾の和泰汽車に売却
日野、北海道・東北・関東の直営販社5社を台湾の和泰汽車に売却
日刊自動車新聞
スズキ新型「コンパクトSUV」まもなく発売に反響殺到! 「“87万円オトク”なら購入検討したい」「内装が想像以上に豪華」「四駆だし雪道で強そう」の声も! 装備充実の「eビターラ」最高級モデルに注目!
スズキ新型「コンパクトSUV」まもなく発売に反響殺到! 「“87万円オトク”なら購入検討したい」「内装が想像以上に豪華」「四駆だし雪道で強そう」の声も! 装備充実の「eビターラ」最高級モデルに注目!
くるまのニュース
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストでオーバーテイクを促進する“P2Pシステム”を将来に向けた検討としてテスト
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストでオーバーテイクを促進する“P2Pシステム”を将来に向けた検討としてテスト
AUTOSPORT web
シンプルでカッコよく 快適な乗り心地を実現! ヤマハが開発した“電動アシスト自転車”「パスクレイグアリー」ってどんなモデル?
シンプルでカッコよく 快適な乗り心地を実現! ヤマハが開発した“電動アシスト自転車”「パスクレイグアリー」ってどんなモデル?
VAGUE
ロロ・ピアーナのオーバーコート──クラシックな定番アイテムから『GQ』が選ぶベスト・オブ・ベスト
ロロ・ピアーナのオーバーコート──クラシックな定番アイテムから『GQ』が選ぶベスト・オブ・ベスト
GQ JAPAN
やっぱスーパーカー世代のヒーローは「ミウラ」だよね! 半世紀以上前に登場した「黄色いランボ」がオークション登場 どこから見ても美しい“後期型”の価値とは
やっぱスーパーカー世代のヒーローは「ミウラ」だよね! 半世紀以上前に登場した「黄色いランボ」がオークション登場 どこから見ても美しい“後期型”の価値とは
VAGUE
大幅刷新の三菱「新型デリカD:5」正式発表! 斬新「4枚刃」グリルを「卒業」!? 精悍「黒マスク」で超カッコいい! 唯一無二の「SUVミニバン」どう変わったのか
大幅刷新の三菱「新型デリカD:5」正式発表! 斬新「4枚刃」グリルを「卒業」!? 精悍「黒マスク」で超カッコいい! 唯一無二の「SUVミニバン」どう変わったのか
くるまのニュース
驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
レスポンス
日産 パトロールはどれくらいランクルを意識しているのか!? 日本導入を前にズバリ聞いてみた!!
日産 パトロールはどれくらいランクルを意識しているのか!? 日本導入を前にズバリ聞いてみた!!
ベストカーWeb
ホンダ旧横型ミニ系「北米専用」モデル「SL70」フルレストア フレームをパウダーコーティングでオールペイント!!
ホンダ旧横型ミニ系「北米専用」モデル「SL70」フルレストア フレームをパウダーコーティングでオールペイント!!
バイクのニュース
トヨタの新スーパーカー「GR GT」はなぜ“カーボンモノコック”ではなく“アルミ骨格”を選んだのか? LFAの悔しさが生んだ“新生フラッグシップ”のねらいとは
トヨタの新スーパーカー「GR GT」はなぜ“カーボンモノコック”ではなく“アルミ骨格”を選んだのか? LFAの悔しさが生んだ“新生フラッグシップ”のねらいとは
VAGUE
NISMO渾身のコンセプトモデルにマイナーチェンジの「Z」や北米人気の「ROCK CREEK」のカスタマイズ車両など豪華絢爛! 日産の「東京オートサロン2026」の展示車両から目がはなせない
NISMO渾身のコンセプトモデルにマイナーチェンジの「Z」や北米人気の「ROCK CREEK」のカスタマイズ車両など豪華絢爛! 日産の「東京オートサロン2026」の展示車両から目がはなせない
WEB CARTOP
日産「セレナ」待望のマイナーチェンジ! 魅力アップの「ルキシオン」に注目
日産「セレナ」待望のマイナーチェンジ! 魅力アップの「ルキシオン」に注目
グーネット
日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
レスポンス
老舗のヤナセがついに軽EVを売る! 「ヤナセEVスクエア」がBYDとディーラー契約し2026年夏横浜に店舗をオープン
老舗のヤナセがついに軽EVを売る! 「ヤナセEVスクエア」がBYDとディーラー契約し2026年夏横浜に店舗をオープン
THE EV TIMES
ベスパ誕生80周年を記念した「“新型”スクーター」登場! 市販化最初のモデル「98」に着想を得た特別仕様車に注目! 「Vespa 80th」イタリアで発表
ベスパ誕生80周年を記念した「“新型”スクーター」登場! 市販化最初のモデル「98」に着想を得た特別仕様車に注目! 「Vespa 80th」イタリアで発表
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
  • れいせいにね
    BEVは、リーフ以降、特にEUの古くからの自動車メーカーのBEVは、大きな高級車路線に走り出した。しかし、そのような路線でBEVが大衆化するわけなく、その流れは停滞を招いた。
    最近になってのBEVは、明らかに小型コンパクトBEVが主流になり、各社から大衆BEVが発表されているし、そのようなBEVは売れており、今後の動きがどうなるか楽しみです。
    いわゆるガソリン自動車としての代替車としては、航続距離が短い、充電に時間がかかる、バッテリーの寿命に不安が残るというものが主要なネガ部分であったと思う。しかし、それにまともに答えを出すことは得策ではない。BEVにはBEVの乗り方、対応の仕方があり、例えば日本のBEVユーザーの多くは既に答えを見出していると思う。
    それは、充電はながら充電を基本。自宅充電、経路充電、目的地充電の活用。そして、太陽光、V2Hとの組み合わせによる地産地消等の組合せだと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

555 . 5万円 599 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

128 . 8万円 200 . 0万円

中古車を検索
アルファロメオ 166の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

555 . 5万円 599 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

128 . 8万円 200 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村