■トヨタ「ヤリスクロス」と「カローラクロス」は何が違う?
近年人気のボディタイプである「SUV」。高い車高による見晴らしの良さや、アウトドアでも映えるタフなイメージのエクステリアなどが人気となっています。
そんなSUVですが、トヨタのラインナップを見てみると、約200万円から300万円とほぼ同じ価格帯で「ヤリスクロス」と「カローラクロス」の2台が存在します。この2台は何が異なるのでしょうか。
【画像】違いありすぎ…? トヨタの人気SUV「カローラクロス」「ヤリスクロス」を写真で見る(52枚)
ヤリスクロスは2020年8月末に発売。コンパクトカー「ヤリス」シリーズに属するSUVです。プラットフォームはヤリスと同様のTNGA GA-Bを採用し、軽快なハンドリングと上質な乗り心地を実現。
カローラクロスはヤリスクロスのおよそ1年後となる2021年9月中旬に発売。1966年から続く「カローラ」の系譜を名乗るSUVで、プラットフォームにはヤリスクロスよりもワンクラス上のTNGA GA-Cを採用しています。
ヤリスクロスのボディサイズは全長4180-4200mm×全幅1765mm×全高1580-1590mmとコンパクトです。
「ENERGETIC SMART」をデザインのキーワードとし、精悍な印象を与えるフロントや、フロントからリアまでを通り抜ける水平軸が力強い雰囲気を表現。
リアはスクエア形状の中央部分と大きなバックドアが機能性を高め、大きく張り出したフェンダーもたくましさを印象付けています。
また、ヤリスクロスの特徴として、窓より上部のカラーがブラックとなる2トーンカラーが選択できる点も挙げられます。
一方で、カローラクロスは全長4490mm×全高1825mm×1620mmとヤリスクロスよりもひとまわり大きいボディサイズです。
デザインコンセプトは「アーバン・アクティブ」。ガラスや前後のランプに伸びやかな印象を与えるデザインとなり、ワイドで安定感のあるバンパーを採用することで、都会的で堂々としたイメージを持たせます。
ボディの大きさやデザインは両車で異なり、ヤリスクロスはコンパクトで力強さを、カローラクロスはワイドで余裕のある雰囲気を持つという違いがあります。
インテリアを見ると、ヤリスクロスはセンターコンソールからディスプレイオーディオにかけての縦方向の流れを強調し、シート、ステアリング、シフトレバーなどを適切に配置することで、運転に集中できるインテリアを実現。
インパネ上部はソフトパッドを採用し、温かみのある新しいフェルト素材をドア内張りに広範囲に採用するなど、上質で心地よい室内空間を実現しています。
さらに、内装色にはベーシックなブラックに加えてブラウンやタンも用意し、ボディカラーと合わせて自分好みの仕様を選ぶことができます。
カローラクロスのインテリアは、シンプルなブラック単色の設定。インパネからドアにかけて広さを感じさせる連続的なデザインとなり、上質で洗練された質感を実現。シートには高いホールド性をもつ形状を採用しています。
エクステリアやインテリアでは、ヤリスクロスが力強さと軽快さが特徴ですが、カローラクロスではワイド感や落ち着いた上質な雰囲気を持っています。
■デザインや大きさ以外にも違いはある?
ほぼ同じ価格帯に用意されるトヨタのSUV、ヤリスクロスとカローラクロスですが、ボディや内装以外にも違いがあるようです。
ヤリスクロスとカローラクロスで大きく異なる点と言えば、荷室の広さです。
ヤリスクロスは荷室容量390リットルを確保し、スーツケース2個または、ゴルフバッグ2個を収容可能としています。
コンパクトSUVではトップクラスの荷室容量であるといいますが、その一方でカローラクロスは487リットルとヤリスクロスの1.2倍以上の広さを誇ります。
その広さは後席を倒せばさらに拡大し、ロードバイクの積載も可能。
ボディサイズの違いからくるのも理由ですが、カローラクロスはヤリスクロスに比べ、特に後席や荷室空間に余裕があります。多人数乗車の機会が多い場合は、カローラクロスのほうが実用的と言えるでしょう。
ヤリスクロスに搭載されるエンジンは最高出力120馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッター3気筒ガソリンエンジンを搭載。91馬力の同エンジンと電気モーター&バッテリーを組み合わせるハイブリッド車も設定されます。
燃費(WLTCモード)はガソリン車が最高20.2km/L(Xグレード)、ハイブリッド車が30.8km/L(Xグレード)です。
対してカローラクロスは140馬力・170Nmを発揮する1.8リッターの4気筒ガソリンエンジンと、98馬力の同エンジンに電気モーター&バッテリーを組み合わせるハイブリッド車を設定。
燃費はガソリン車が14.4km/L(全グレード共通)、ハイブリッド車は26.2km/L(全グレード共通)とされています。
カローラクロスはヤリスクロスと比べて、ワンクラス上のクルマとして出力が強化されていますが、その分燃費はやや低下しています。
街乗りがメインであればパワーは少なくても十分だと言えますが、高速道路などをよく使う場合は排気量が大きくエンジンにも余裕のあるクルマを選ぶのも選択肢の一つです。
※ ※ ※
エクステリアやインテリア、パワートレインはヤリスクロスとカローラクロスでそれぞれに違いがあります。
その一方で、安全装備面では両車ともに充実したものとなり、衝突被害軽減ブレーキのプリクラッシュセーフティやペダルの踏み間違い抑制機能などを含む最新の予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」を標準装備しています。
ヤリスクロスの価格は189万6000円から293万6000円の間に、カローラクロスの価格は199万9000円から319万9000円の間で設定され、ほぼ同一の価格帯であることも共通しています。
これらの予算の間でトヨタのSUVを考えているのであれば、力強さと軽快さが特徴のヤリスクロス、ワイド感や落ち着いた雰囲気のカローラクロスの2台を選ぶことが可能です。
しかしデザイン以外にも違いがあるため、ボディサイズや用途などを考慮した上で、それぞれのニーズに合ったクルマ選びをすることが大切だといえます。
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