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【MotoGP】マルケス、ホンダの2023年新型マシンに満足せず「トップにはまだ程遠い」|MotoGPセパンテスト

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【MotoGP】マルケス、ホンダの2023年新型マシンに満足せず「トップにはまだ程遠い」|MotoGPセパンテスト

 MotoGPはセパン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストがスタートした。各メーカーの新型マシンが走行しているが、レプソル・ホンダのマルク・マルケスは新型に満足できていない様子だ。

 ホンダはこの3年間苦しい状況が続いており、昨年は未勝利という結果。巻き返しを狙うホンダにとって、このセパンテストではかなり多くのテストが行なわれることになるだろうと見られていた。

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 実際、セパンテストが始まってみるとホンダはマルケスに4台のマシン(2023年型を3スペック)用意して走行に臨んでおり、初日は58周を通じて比較テストを行なっていた。

 昨シーズン終了直後のバレンシアテスト後、マルケスは「このマシンでは2023年に勝てない」と認めており、ホンダに圧力をかけていた。そのため、今回用意されたマシンで改善があったかどうかが重要なポイントになってくる。

 マルケスはセパンテスト初日終了後の段階では、決定的なコメントは避けている。ただ、マシンが必要としている場所まではまだ遠いと、満足していない様子を見せた。

「今のところのフィーリングに関して、コンセプトは大体バレンシアの時と同じだ。大体は同じマシンだからね」と、マルケスは言う。

「明日、そして明後日と作業を始めていくことになる。そしてポルティマオテストには、なにか新しいモノが届くだろう」

「今はまだトップライダーからは程遠い。だからちょっとずつ改善し、もっと多くの情報を得るためにガレージで作業を続ける必要がある」

 なおマルケスはバレンシアテスト時のバイクにアップデートを加えたところからセパンテストをスタートするのは「プランの範囲内」だと考えている。

「もちろん、”もっと”を期待するものだし、いつだって更に速くなりたいと思うものだ」

「でもホンダからは既に話があって、ステップバイステップですると言われているんだ」

「プレシーズンテストについては、ポルティマオの最終日に評価することができるんだ。それでもまだ時期尚早で、試すことは大量にあるんだ。つまり、今回のバイクから次のバイクで、一度に0.5秒を縮めることはなくて、僕らはトップライダーに追いつくために一歩一歩取り組む必要があるということだ」

 またマルケスは2020年に負った右腕骨折の影響を和らげるため、昨年5月末に計4度目の手術を受けている。ここ数年、この骨折に苦しめられてきたマルケスだが、今は遥かに良くなっているという。

「ああ、僕にとって最もポジティブだったことは、フィジカル面に関してはとても良い感じだったことだよ」

「バイクに乗っていて余裕ができはじめて、上手く乗れている。もちろんまだプレシーズンテストの段階だというのも事実だし、2日目には疲労も感じ、3日目にはさらに影響も感じるかもしれない」

「でもこれは皆にとって同じことだ。でも僕は、自分が通常の状態にあるように感じられている」

「昔と比べるのは好きじゃない。今の自分はこれだし、バイクに乗っていて良いフィーリングがある。何も制限は感じていない。それが初日の中でも一番重要なことだったね」

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みんなのコメント

2件
  • このタイミングでエースライダーに4種類のマシンを比較テストさせてるってことは、開発の方向性が決め切れていない証拠。テストチームの機能が不十分なのだろう。
    今のホンダは、そこまで追い込まれている。
  • 暫くGP見ない間にホンダこんなに弱くなってたんですね…
    NSRやRCV初期の頃はあんなに強かったのに
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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