中古車購入ガイド [2022.08.12 UP]
【トヨタ クラウン(S220系)】新型登場で相場が動く!? 現行型の中古車動向を探ってみた
先日、新世代クラウンがオンライン配信でワールドプレミアされた。次期型は従来のセダンに加え、ハッチバック(クラウンスポーツ)、エステート、クロスオーバーの4モデルで展開されるという。その第1弾として、今年秋にクロスオーバーから導入をスタート。その斬新なデザインは、従来までの保守的なセダンとは一線を画するもので、大いに注目を浴びた。そこで今回のテーマは、現行型クラウン。改良遍歴とグレード別の相場をみていこう。
トヨタ クラウン(S220系)ってどんなクルマ?
2018年6月発売モデルのデータ(RS)
新車時価格帯(2018年6月)
2018年6月、15代目クラウンが発売された。プリウスで導入されたTNGAプラットフォームを採用することで、低重心化や軽量化を実現。ボディ骨格構造の最適化や防音材の配置の見直しに加え、アクティブノイズコントロールの採用により、静粛性も向上している。また、流麗なデザインのエクステリアも注目点。ロングノーズのFRセダンらしいプロポーション、6ライトウインドウの採用による伸びやかなサイドシルエットは、先代以上に若々しく見える。スポーティ仕様の「RS」においては、流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンランプを設定したほか、メッシュグリル、専用18インチホイールが与えられる。インテリアは、運転中でも見やすい遠方配置の8インチディスプレイと7インチディスプレイの2つを配置するダブルディスプレイを採用。そのほか、フィット性を高めたシート、フロントシート下の足入れスペース(後席のひと用)を拡大するなど、より快適なドライブが楽しめるようになっている。
パワートレインは、2.5Lハイブリッドと3.5Lハイブリッド、さらに2.0Lターボの3タイプで構成される。3.5Lハイブリッドには、10段変速制御のトランスミッションを組み合わせ、アクセル操作に応じたダイレクトな加速を実現。またハイブリッドはEV走行領域を拡大し、燃費向上にも貢献している。そのほか、トヨタセーフティセンスを全車標準装備。同時に、車載通信機DCMを全車搭載したコネクテッドカーとして、Tコネクトサービスを3年間無料で使えるのも大きなトピックといえるだろう。
改良遍歴は?
2020年11月、一部改良が行われた。「RSアドバンス」、「RSアドバンス Four」、「G」、「G Four」への本革シートの採用拡大や、12.3インチワイドディスプレイのTコネクトSDナビの採用など、質感をアップ。さらに、トヨタセーフティセンスに「ドライバー異常時対応システム」の導入や、プリクラッシュセーフティの機能向上など、安全性も高められた。
トヨタ クラウン(S220系)の主要グレード
グレード構成は、主に「B」、「S」、「G」、「RS」で構成される。「B」を除く各グレードには4WDモデル「Four」も設定。また、グレードごとに選べるパワートレインが異なることも覚えておきたい。ここでは主要グレードの中古車相場をみていこう。
「S」系
クラウンのなかでもベーシックなグレードが「S」と「S Four」。前者は全パワートレインが選べるが、後者は2.5Lハイブリッドのみ。快適装備が充実した「Cパッケージ」も設定されるが、こちらは3.5Lハイブリッドが選べない。トヨタセーフティセンスなどの安全装備が標準となるから、基本的な機能は「S」でも十分揃っている。シート表皮はファブリック。中古車は「Cパッケージ」が多く、300万円台前半の予算から探せる。「S」系グレード全体の中古車平均価格は370万円で、現行型クラウンのなかでも選びやすいグレードといえるだろう。
「G」系
上級グレード「G」には、「エグゼクティブ」という豪華仕様が用意されている。こちらは2WDは3.5Lハイブリッド、4WDは2.5Lハイブリッドを搭載し、エクステリアには3眼LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプを採用するのが特徴(標準のGはSと同じくBi-Beam LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ)。「エグゼクティブ」のインテリアには、本革シート、本革巻きシフトノブを採用するなど、より高級な仕立てとなっている。「G」系全体の中古車平均価格は410万円とやや高め。物件数は「S」系よりも少なく、少し探しにくいのが難点だ。
「RS」
先代のクラウンアスリートに相当するスポーティグレードが「RS」系。専用フロントグリル&リアバンパー、左右4本出しエキゾーストテールパイプ、専用デザインの18インチホイールを採用するほか、インテリアは合成皮革シートを設定し、スポーティ&ラグジュアリーな仕立てとなる。また「RS アドバンス」は、「G エグゼクティブ」に相当する上級装備(本革シートなど)が盛り込まれている。中古車が最も豊富なグレードであり、「RS アドバンス」が特に目立っている。中古車平均価格は430万円と高値をキープしているが、300万円台後半の予算から探すことができる。
※上の記述は、2018年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。中古車平均価格は2022年8月時点のデータ。
まとめ
新型クラウンが公開されたものの、発売は今年の秋。新型への乗り換えで中古車相場が動く可能性もあるが、現行型がすぐに値崩れすることはないと思われる。また、保守的なクラウンユーザーは、あえて旧型を選ぶというひとも多いだろう。それゆえ、いまのうちにコンディションのよい現行型を探しておくのはあり。幸い、低走行車が多く安心して買えるのが魅力である。グレードは、価格重視なら「S Cパッケージ」、装備重視なら「RS アドバンス」がねらい目だ。
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