ピレリは、キミ・ライコネン(フェラーリ)がタイヤに苦しみ、イタリアGPの勝利を逃してしまったことについて、週末の流れが影響したと考えている。
イタリアGPの週末、初日のフリー走行1回目(FP1)は終始ウエットコンディションでの走行となった。続くFP2はセッション開始直後にマーカス・エリクソン(ザウバー)が大クラッシュを喫し赤旗が掲示され、各チームは貴重な走行時間を失うことになってしまった。
フェラーリ、予選で使用したエンジンモードを決勝で使えず後退? メルセデスが示唆|F1イタリアGP
結果として各チームは10周ほどのロングランしかできず、レースを走り切るのに必要なだけ、タイヤの情報を集めることができなかった。
ピレリのレーシングマネージャーであるマリオ・イゾラは次のように語った。
「金曜日はとても奇妙な1日だった。FP1はウエットで、チームはマシンに関する作業を全てFP2でやらなければならなかった」
「そしてエリクソンのクラッシュがあった。だからFP2は約1時間になってしまい、その中でマシンをセットアップし、2種類のタイヤのラップタイム差をテストし、さらに燃料を満載した重いマシンでロングランをしなければならなかった」
こうした状況に苦しめられたのはフェラーリだけではなかったが、レース展開も含め、ライコネンが特にその影響を受けることになってしまった。
トップを走っていたライコネンは、2番手を走っていたルイス・ハミルトン(メルセデス)よりも早くピットストップ。彼にオーバーカットされないよう、新品のソフトタイヤで激しくプッシュする必要があった。ハミルトンは結局ライコネンをピットで逆転することはできなかったが、その代わりライコネンよりも8周新しいソフトタイヤを手にした。
さらに、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がピットインを遅らせ、ライコネンを抑える形でチームメイトをアシスト。乱流でダウンフォースが減ることでマシンがスライド、ライコネンはタイヤを痛めることになってしまった。
その結果、ライコネンのタイヤにはひどいブリスター(タイヤの内部が沸騰し、気泡ができてしまう状態)が発生。その状況ではハミルトンを抑えることはできず、残り8周の時点でトップを明け渡すことになった。
「ソフトコンパウンドは摩耗が少ないために、よりブリスターが発生しやすい傾向にある」とイゾラは付け加えた。
「摩耗が少ないということは、コンパウンドの内部で多くの熱が発生し、それによってブリスターが発生することになるのだ」
「別のマシンの後ろにつき、ダウンフォースをある程度失えば、マシンはよりスライドするようになる。したがって、り多くのグリップがあり、スライドが少ないスーパーソフトと比べて、ブリスターが発生しやすい」
「タイヤが新しい時にプッシュすると、タイヤのラバーも多く、その悪影響が大きくなるのは明らかだ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「違反じゃないんだからいいだろ」って非常識! まわりの迷惑を顧みない「自己中運転」5選
トヨタ「アルファード」が欲しい! けど“現行”は高すぎ… 「先代アルファード」なら200万円程度で買える!? 狙い目の「お買い得中古車」とは
年収は最低いくら必要!? “500万円台から”のトヨタ高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」を買える“幸せな家族”の世帯年収とは
ガソリンスタンドで「クルマ買取」なぜ増加? どんなメリットがある? GSが“給油以外”のサービスを行う理由は?
クルマのドアに装着された「謎のバイザー」どんな機能!? 「付いてないクルマ」と何が違う? 気になる「効果」や取り付け方法とは
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?