ダカールラリーにWRCと世界各地のラリーシーンで大活躍した三菱ラリーアートが復活を果たす。今回は戦の場を変えてアジアクロスカントリーラリーに参戦。しかも監督はかつて大活躍した増岡浩氏。
マシンは東南アジアをはじめ各国で売れに売れているピックアップトラックのトライトンだ。今回ラリーマシンに同乗試乗したのだが、この実力が待ってました三菱!! というほど凄まじいモノであった。
おかえりラリーアート! 実戦復活で期待膨らむ!? 今後の三菱市販車への好影響はあるのか
これを機にもしや国内再販はあるのか? そしてアウトランダーPHEVなどの市販モデルにラリーアートのエッセンスは今後どう注入されるのか? これマジで必見っすよ!
文:ベストカーWEB編集部/写真:池之平昌信
三菱で一番売れているのはトライトン!? とにかく素性がお見事すぎっ
エンジンはデリカD:5と基本設計を同じとする2.4リッターディーゼルターボ。タイヤはヨコハマ ジオランダーM/Tを装着
トライトンは東南アジアや中東、さらには豪州といった地域で支持されているモデルだ。今回ラリーに復活するにあたりなぜトライトンを選んだのだろうか? 増岡さんによれば「トライトンは一番売れている三菱車だから」という。一時日本でも正式に販売されていたモデルが知らず知らずの間、三菱の看板車種になっていたというワケ。
増岡さんによれば出場マシンはほぼノーマルとのこと。もちろんロールバーの設置など過酷なラリーを乗越えるための武装は行うが、エンジンなども基本は市販版と同じだという。逆に言えばそれほどトライトンの素性が素晴らしいということの裏付けでもある。
大ジャンプ写真に注目!! とにかく足回りのデキがイイ
見よこの大ジャンプを!! 着地後の挙動は超自然!!
実際、山梨県にある富士ヶ嶺オフロードにて助手席ながら同乗試乗をしたのだが、その実力たるや凄まじいモノであった。ちなみにドライバーはランエボなどの開発を手掛けた実験部の小出一登氏。小出氏いわく「足回りの動きが素晴らしいのです。リアは純正同様リーフスプリングなのだが、悪路でもしなやかそのもの。何より乗りやすいんです!!」と大絶賛。
実際にオフロードコースを同乗しても、足がしっかり動いているなと感じられるほど。とくにジャンプからの着地シーンでも挙動がすぐに収まり、そのまま走行を難なくこなしてくれるのだった。そのド派手な走りは近日中に公開予定の動画をチェックいただくこととして、ここからトライトンの国内再導入&ラリーアートブランドの今後について直撃してみた。
ラリーアートの最終目標はコンプリートカーの市販化!? アウトランダーエボに期待!!
かつてコルトラリーアートVersion Rなどコンプリートカーも手掛けていた。せっかくブランドが再開されたのだから今度の期待も膨らむ!!
アジアクロスカントリーに出場するのだから、これを機に日本に再導入も考えられそうだが、ズバリその予定はなし……。となると気になるのがラリーアートブランドのこれからだ。
増岡氏いわく「まずは小さくスタートし、大きく開花させるのが目標」とのこと。すでにアウトランダーPHEVやデリカD:5、さらにはRVRといった人気モデルたちに純正オプションとしてエアロパーツなどをラインアップしている。
だが、ギャランフォルティスラリーアートなどのような足回りだとかエンジンといった走りの部分に手を入れたコンプリートカーは未だない状況である。今はいわば、ファッションアイテムに留まってしまっており、今後の動向に注目が集まっている状況だ。
3代目パジェロ、今は初代アウトランダーPHEVに乗っている大の三菱ファンの筆者からすれば、ぜひともパジェロエボリューションのようなコンプリートカーの市販化を実現させてほしいところ。可能ならばアウトランダーPHEVエボのようなスペシャルモデルに期待したい。その夢を実現させるためにも、まずはトライトンでアジアクロスカントリーラリーでの優勝を!! 元気な三菱の復活に期待だ!!
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みんなのコメント
その場合三菱のダイャモンドマークは他の自動車メーカーのエンブレムになってる
三菱が見かけないのは 部品在庫が早く無くなってしまい 車検の時に交換部品が無いと言われ車の買い替えしかなくなるからです
昔大きなパジェロとかミニパジェロなどたくさん売れましたね 普通四輪駆動でディーゼル車ならばエンジンは丈夫だし
結構古くなっても乗れます ランドクルーザーとか小さければジムニーとか
古くても部品が買えるから大事の長く乗れるのですが 三菱は10年もすれば問屋さんから、部品が無いですと言われる
自動車関係で働いていたからよくわかります そこらの点もどうにかしないと
三菱離れになった原因の一つですが改善が見られるのか? 気になります。