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BMW アルピナ D3 S発表! アルピナ初の48Vマイルドハイブリッド採用モデル

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BMW アルピナ D3 S発表! アルピナ初の48Vマイルドハイブリッド採用モデル

BMW ALPINA D3 S

BMW アルピナ D3 S

BMW アルピナ D3 S発表! アルピナ初の48Vマイルドハイブリッド採用モデル

ブランド初のハイブリッドシステム搭載モデル

BMW車をベースにしたハイエンドモデルをリリースするアルピナから、ブランド初のハイブリッドモデル「BMW D3 S(以下、D3 S)」が発表された。生産開始は本国で2020年7月から行われる予定で、日本での車両本体価格は税込でセダンボディのリムジンが1078万円、ワゴンスタイルのツーリングが1117万円。アルピナ社日本総代理店のニコル・オートモビルズでは現在予約受注を開始しており、2020年12月頃に国内への導入を予定している。

3.0リッター直6ツインターボディーゼルにハイブイリッドを採用

新型D3 Sに搭載される3.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジンは2基のターボを備え、最高出力の355psを4000~4200rpmで発生し、最大トルクの730Nmは1750~2750rpmで発揮する。低回転域においてリニアで優れたスロットル・レスポンスを提供しながらもスポーティかつ高回転型という、本来であれば異なるふたつの世界を両立させた「驚異のエンジン」。これにアルピナブランドでは初採用となる48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジーを採用し、特に低回転域でのパフォーマンス、スロットル・レスポンス、効率を大幅に向上した。さらに高出力でありながら長距離移動を難なくこなすドライブトレインへと仕上げている。

アルピナが手掛けるこの最新ディーゼルモデルのコンセプトは、仰々しさとは一定の距離を置きながらも日常使いにおいてスポーティな走りを求めるドライバーの理想的なパートナーになること。その施策のひとつが48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジーであり、制動時に回生したエネルギーは48Vバッテリーに蓄え、ベルト駆動式の48Vスターター・ジェネレーターを介して駆動力へと再活用。最大11psの回生電力を瞬時に利用できることから、低回転域におけるエンジンとスロットルのレスポンスは大幅に高められ、定速走行時においてはエンジンへの負荷を最適化するようにも作用する。

動力性能と環境性能を両立する最新ユニット

また、48Vスターター・ジェネレーターはスタート・ストップ機能を有し、エンジンの始動及び停止時に発生する振動を微弱なものへと制御可能。また、ナビゲーション・データを活用して適切なシフトプログラムを予測するBMWのコネクテッド・シフト機能と48Vテクノロジーを採用したことによって、コンフォート・モード、コンフォート・プラス・モードでは、アクセルのオフや走行条件に応じてエンジンを停止するセーリング機能も利用できる。

エンジン独自の高出力を可能にするのは、2基のターボ・チャージャーと最新のインジェクション・システムを組み合わせたチャージング・システム。低圧ステージと高圧ステージのタービンには可変タービンジオメトリーを採用し、自然なブーストとスロットル・レスポンスを実現する。クーリングには、アルピナ製インタークーラーと大容量クーラー/トランスミッションオイルクーラー/2基の外部クーラントクーラー/電動クーラントポンプを用い、高負荷時においてもエンジンの熱的安定性は維持される。また、エンジン付近に配される酸化触媒とSCR触媒をコーティングしたDPFによるSCRシステム、AdBlueインジェクターを備えたふたつのSCR触媒(コンバーター)により、排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の低減を促す。

トランスミッションにはZFとの協業による8速スポーツAT(ZF8HP76)を搭載。アルピナ独自設定のコンフォート・プラス・モード選択時には滑らかに変速してシフトチェンジはほぼ感じられない一方、スポーツ・モード選択時にはシフトタイミングがよりダイナミックな設定へと変化する。さらにスポーツ・プラス・モード選択時にはシフトアップは自動で行われずレッドゾーンまでエンジンは回転し、ドライバーのマニュアル操作へと委ねられる。もちろん、シフトチェンジはステアリングホイールの裏に配置されているスウィッチ・トロニック・ボタンで操作可能だ。今回の新型D3 Sでは、新たにCNCを用いてアルミニウムから削り出して人間工学的に最適化された、マット・ブラック仕上げのスウィッチ・トロニック・シフト・パドルをオプションで用意している。

4WDながらも後輪駆動を重視した設定

足まわりには可変式ダンパー・コントロールを搭載するアルピナ・スポーツ・サスペンションが採用され、コンフォート・プラス、コンフォート、スポーツの3つのモードを選択でき、日常使用における快適な乗り心地から、俊敏性や横方向へのダイナミクス重視など、広範囲に及ぶドライビング・エクスペリエンスを提供する。また、バリアブル・スポーツ・ステアリング・システムにも3種類のモードを用意。コンフォート・モードでは高速域でも保たれる高い安全性と直進安定性が重視され、スポーツ・モードとスポーツ・プラス・モードでは応答性とステアリング精度に重点を置いている。

新型D3 SはBMWxDriveシステムをベースとして開発された4WDシステムを装備。トルクを前後輪に連続的かつ完全に可変配分するが、状況に応じてトラクションが最適化されるようトルク配分に関してアルピナ独自の設定が成され、そのスポーティなキャラクターに合わせて後輪重視の設定を採用する。ドライビング・ダイナミクスを高めるためリヤに電子制御式アクティブLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)を標準装備するなど、後輪駆動を重視したダイナミックなコーナリングを享受できる。

また、先代モデルと比べてホイールベースを延長してトレッド幅を広げ、サスペンション及びシャシー剛性を強化。フロントのキャンバーを1度ネガティブに設定することで、いかなる走行状況においても卓越したハンドリングが可能となった。アイバッハ社製のスプリングと特別に調整されたスタビライザー&バンプ・ストッパーにより、アルピナらしいバランスよく調和したセットアップを実現している。

19インチホイールと定番の20インチクラシックホイールを用意

BMW アルピナ 3シリーズの新世代モデル向けに開発された19インチのアルピナ・ダイナミック軽合金ホイール(5×4スポークデザイン)、ロック付きのセンターホイールカバーを備えた20インチのアルピナ・クラシック鍛造ホイール(20スポークデザイン)の2種類のホイール&タイヤセットを用意。オプションの20インチ鍛造ホイールは、バネ下重量の削減によって通常の軽合金ホイール比で重量が約14kg抑えられている。

タイヤはピレリ社の協力により、新世代モデルの要件を満たし最大限のグリップを発揮する「ALP」文字付の超高性能Pゼロを履く。19インチのアルピナ・ダイナミック軽合金ホイールセットには、フロントに255/35ZR19、リヤに265/35ZR19を、20インチのアルピナ・クラシック鍛造ホイールセットには、フロントに255/30ZR20、リヤに265/30ZR20をそれぞれ組み合わせている。

ブレーキシステムは608psを発揮するB5と同じ、4ピストン固定キャリパーと395mm径のブレーキディスクをフロントに、リヤにはフローティングキャリパーと345mm径のブレーキディスクを採用した。キャリパーはアルピナ・ブルーに塗装され、ホワイトの“ALPINA”ロゴが映える。オプションで軽量ドリルドローターと耐熱性能の高いブレーキパッドの組み合わせも選択可能で、ペダルからのよりダイレクトなフィードバックと高負荷時における優れた耐フェード性能を得ることができる。

最高巡航速度は270km/hをオーバー!

D3 Sはこれらの相乗効果でディーゼルモデルでありながらもリムジンが0-100km/h加速4.6秒(ツーリング:4.8秒)を計測し、最高巡航速度273km/h(ツーリング:270km/h)を達成して、セグメントにおいて最も速いディーゼルモデルのひとつに仕上がった。もちろん最新の排出ガス規制「Euro6d-ISC-FCM」に準拠しており、最新の排出ガス後処理技術の採用によってWLTP(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験)に従って測定された燃費は13.2km/L、CO2排出量は199g/kmを計上するなど環境性能も担保している。

エクステリアデザインはアルピナの哲学が反映され、車両前方のエアインテークを最適化して冷却性能を向上させているほか、車両前方及び後方のエアロ・ダイナミクスによって揚力を最小限に抑えて高速安定性を最大限に高めた。アルピナ・ブルーとアルピナ・グリーンはBMW アルピナモデルだけに用意される限定ボディカラーで、D3 Sに洗練されたエレガントな印象をもたらす。このほかにもBMW社から豊富なボディカラーとIndividualボディカラーが提供される。

妥協を許さぬエレガントな居住空間を提供

すべての車両に対してモデル固有の製造番号が記載された専用のプロダクション・プレートを装着。ドアシルプレートやシートバックレスト、フロアマットのメタルエンブレムなど、アルピナのクラシックなディテールがスタイリッシュな雰囲気を醸し出し、ラヴァリナ・レザーを用いて手作業で仕上げられたアルピナ・スポーツステアリングホイールはヒーター機能を備えて快適な握り心地をもたらす。また、アルピナのレザー・ワークショップではカスタマーの求めに応じたインテリアを作り上げることができるよう、基本的にインテリアのカスタマイズに制限を設けていない。カスタマーひとりひとりのアイデンティティーをD3 Sに反映することが可能になっている。

他にもアルピナ・デザインへと変更されるフルカラーデジタルメーターディスプレイや、パーキングアシスト、アクティブガードプラスなど最先端のドライバーアシスタンスシステム及びデジタルサービスを標準装備。オプションとして、信号機検出、アクティブレーンアシスタント、緊急車両通行アシスタントなどの機能を組み合わせて高度な安全性と快適性を実現するドライビング・アシスト・プロフェッショナルも用意されている。最新のBMWナビゲーション/コミュニケーション/インフォテインメントシステムは標準装備される。

【SPECIFICATIONS】

BMW アルピナ D3 S リムジン

ボディサイズ:全長4719 全幅1827 全高1440mm

ホイールベース:2851mm

車両重量:1950kg

エンジン:直列6気筒DOHCディーゼルツインターボ

総排気量:2993cc

ボア×ストローク:84.0×90.0mm

最高出力:261kW(355ps)/4000-4200rpm

最大トルク:730Nm/1750-2750rpm

トランスミッション:8速AT

駆動方式:4WD

タイヤサイズ:前255/35ZR19 後265/35ZR19

最高速度:273km/h

0-100km/h加速:4.6秒

車両本体価格(税込):1078万円

BMW アルピナ D3 S ツーリング

ボディサイズ:全長4719 全幅1827 全高1438mm

ホイールベース:2851mm

車両重量:2010kg

エンジン:直列6気筒DOHCディーゼルツインターボ

総排気量:2993cc

ボア×ストローク:84.0×90.0mm

最高出力:261kW(355ps)/4000-4200rpm

最大トルク:730Nm/1750-2750rpm

トランスミッション:8速AT

駆動方式:4WD

タイヤサイズ:前255/35ZR19 後265/35ZR19

最高速度:270km/h

0-100km/h加速:4.8秒

車両本体価格(税込):1117万円

【問い合わせ】

アルピナ 青山ショールーム

TEL 0800-2220-250

アルピナ 世田谷ショールーム

TEL 0120-866-250

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みんなのコメント

2件
  • ディーゼルで0-100が4.6秒。ディーゼルと思えない。半端なく速い。重量は2トンきっているし、機械式駐車場にも入りそうだな。
  • 本家BMWの6気筒モデルが軒並み大幅に値上げしている中で、このアルピナが前モデルとそんなに変わらない価格で出て来たことが嬉しい驚き。ということで340i買うぐらいならもう100万出してコッチ買った方が満足度は高いのではないか。燃料代は圧倒的に安く済むだろうし、数年後の売却時もコッチの方が下取りは良いだろうから、その最初の差額100万円もかなり圧縮されるだろうし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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