■新型ヤリスクロスとRAV4&ハリアー。外観デザインで比較してみた!
激戦状態のコンパクトSUV市場にトヨタ新型「ヤリスクロス」が参入しました。同社「ヤリス」の派生SUVとして新たにラインナップされたコンパクトSUVです。
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トヨタには同じく人気の「RAV4」や「ハリアー」がありますが、外観デザイン上ではどのような違いがあるのでしょうか。
新型ヤリスクロスは、ヤリスと同じGA-Bプラットフォームを採用。ボディサイズは、全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mmとなり、同社の「ライズ」と「C-HR」の中間に位置するコンパクトSUVです。
一方のRAV4は、全長4600mm-4610mm×全幅1865mm-1865mm×全高1685mm-1690mm。ハリアーは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mmとなり、ミドルサイズSUVになります。
また、ボディサイズ以外にも価格帯では、ヤリスクロスは179万8000円から281万5000円。RAV4は274万3000円から402万9000円。ハリアーは、299万円から504万円と大きく異なっているのです。
しかし、ボディサイズや価格帯が異なるものの、実際に販売店で比較対象として検討する人もいると、トヨタの販売店スタッフは話します。
今回は、性能や機能面では無く、外観デザインのみを比較していきます。
新型ヤリスクロスは、ヤリスよりも全高が60mm程度高く設定されており、アンダー部からフェンダーまでを樹脂パーツで取り囲むことでSUVらしいアクティブな力強さを表現。
フロントデザインは、フロントノーズを長く見せることで、スポーティよりも重厚感のある存在感を強めていることが分かります。
また、ヘッドライトやグリル形状といったフロントマスクは、ベース車であるヤリスとは大きく異なり、オリジナリティあるデザインとなっています。
リアデザインでは、テールランプ周辺が横長なのが特徴なほか、リアバンパーの占める割合が大きいため、SUVらしい頑丈な印象を与えます。
ボディカラーは8色のモノトーンに加え、ヤリスと同じくツートンカラーが展開されており、Gグレード以上で7色から選ぶことができます。
新型ヤリスクロスの外観について、トヨタ販売店スタッフは、
「新型ヤリスクロスの外観での特徴は、樹脂製パーツを多用したことでのオフロードぽいデザインです。あとは、ヤリスと同様に2トーンカラーを設定しています。
ヤリスでは、2トーンカラーを選ばれるお客さまが多かった印象で、同じく新型ヤリスクロスの先行予約時点でもそれなりに2トーンを選ばれている人が一定数いました」
2019年4月に発売したRAV4は、近年のSUVデザインで定番化していた「都会派SUV」に対し、かつてのオフロード感や力強いデザインが特徴となっています。
とくに、RAV4のデザインテーマは幾何学形状の八角形2つを90度ずらしてはめ合わせた「クロスオクタゴン」としており、鋭いヘッドライトや角張ったフロントグリルなどは、タフさと安定感のある印象を与えます。
また、SUVらしいリフトアップ感を出すために17インチから19インチの大径タイヤを採用したほか、角張った樹脂製のフェンダーモールは足回りの強さを演出。ボディカラーは、7色のモノトーンに加え、「アドベンチャー」のみツートンカラーがラインナップされています。
さらにアドベンチャーでは、フロントグリルのデザインやフロントバンパーにシルバー調のスキッドプレートを装着することで、よりオフロード感を強調させました。
人気SUVのRAV4について、販売店スタッフは次のように話します。
「発売以降、RAV4は好調な販売を見せています。とくに、2019年ではアドベンチャーに人気が集まっている印象がありました。
最近では、2019年11月のライズ以降に新型ハリアーや新型ヤリスクロスが出てきたことで、当初の勢いよりは落ち着いていますが、それでも主力SUVであることは変わりません。
また、ゴツゴツしたデザインを好まれる人が最近増えており、そのようなお客さまからは支持されています。一方で、従来の都市型SUVを好まれる人は新型ハリアーがあるので、上手い具合に棲み分けは出来ています。
新型ヤリスクロスとRAV4では、サイズが違うのはもちろんですが、お客さまの使用用途も少し異なる印象です。
新型ヤリスクロスでは、基本は近場や日帰りといった日常使いのなかでも丁度良いSUVを希望される人に支持され、RAV4は1泊2日やアウトドア、サマー&ウィンタースポーツなどをされる人に支持されています」
※ ※ ※
新型ヤリスクロスとRAV4は、ともにかつてのSUVらしいゴツゴツしたデザインが特徴です。国内SUV市場では、都市型SUVからオフロードテイストのSUVへとトレンドが変わってきています。
そのなかで、ボディサイズの異なるこの2台は似たデザインテイストを持ちつつも上手く補完し合う関係なのかもしれません。
■テイストは全然違うけど…新型ハリアーとはどう違う?
2020年6月に発売された4代目となる新型ハリアーのデザインは、先代の3代目から継承されているクーペのようなフォルムが特徴的ですが、新型ハリアーではさらにボディ後端を下げることでよりクーペルックとなりました。
ボディサイズは、新型ハリアーが全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mmとなり、先代ハリアーの全長4725mm×全幅1835mm×全高1690mmに比べて、全長と全幅は拡大しつつも全高は低くなったことにより低重心なスタイルに変わっています。
フロントフェイスでは、新型ハリアーは上側のグリルが先代ハリアーと比べて細長くなりメッキ加飾が施され、下側のグリルは裾が広がる形状に変更されたことで、中心部分に集まるような造形となりました。
新型ハリアーのランプ類では、新型ハリアーにシャープな形状のヘッドランプや二重のL字型に発光するデイタイムランニングランプを採用。フォグランプの位置を先代ハリアーのバンパー左右部から中央寄りにずらしています。
リアでは、レクサスやポルシェといった高級車でも採用されている横一文字のテールランプが特徴です。
また、せり上げるウエッジシェイプのキャラクターラインが強調され、リアフェンダー周辺を張り出すことで躍動感のあるデザインへと仕上げられました。
カラーバリエーションは、全7色が展開されています。人気のブラック系では「ブラック」と「プレシャスブラックパール」、ホワイト系では「ホワイトパールクリスタルシャイン」と「スティールブロンドメタリック」など、同じ色調でもわずかな差をつけているのが特徴です。
トヨタの販売店スタッフは、ハリアーの特徴について次のように話します。
「ハリアーを実際に見たお客さまは、そのハリアーならではの存在感に驚かれます。滑らかなクーペスタイルは実物で見るとより美しく感じます。
また、試乗していただいたお客さまに話を聞くと、質感の高さから『やっぱりいいクルマだね』という声をいただきます。
そのほか、輸入車にお乗りのお客さまからも乗り換えを検討頂けるほど、デザイン、質感、性能において評価されております」
※ ※ ※
新型ヤリスクロス、RAV4、新型ハリアーと異なる外観デザインを持つトヨタの最新SUV。ほかにも「ライズ」、「C-HR」、「ハイラックス」、「ランドクルーザープラド」、「ランドクルーザー」と細分化するユーザーのニーズに対応するもSUVをラインナップしています。
新型ヤリスクロスが加わったことで、益々万全なSUVラインナップとなったトヨタですが、近い将来には2020年7月にタイで発売された新型「カローラクロス」の日本投入や、2021年にはランドクルーザーがフルモデルチェンジするという噂もあるので、今後もトヨタSUVから目が離せません。
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