現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型フォレスターから軽トラまで!? 今、賞賛すべき車の注目点 5選

ここから本文です

新型フォレスターから軽トラまで!? 今、賞賛すべき車の注目点 5選

掲載 更新
新型フォレスターから軽トラまで!? 今、賞賛すべき車の注目点 5選

 クルマは工業製品のなかでも、とりわけ大きな予算をかけて開発され、その技術は日進月歩。それゆえ、今や「まったく話にならない」という製品は少なくなった。だからこそ“本当に賞賛すべきポイント”はボケがち。そこで、本企画では最新のクルマや技術の中から識者が注目するポイントを5つピックアップ。今、賞賛すべきクルマや技術の注目点を解説する。

文:国沢光宏、鈴木直也、渡辺陽一郎
写真:編集部、DAIHATSU
ベストカー2018年7月26日号 特集「クルマ界の大絶賛と失望」より

あのデロリアンも忠実コピー! 超リアル再現!! レプリカ&カスタムカーの世界

セレナ e-POWER 「長い登り坂は苦手と思ったがイケる」

モーターとバッテリーが加わったことで、従来型比で80kg程度重くなっているセレナ e-POWER。1730kg超の車重から登り坂は苦手と予想されたが……

 セレナe-POWERに搭載されているパワーユニットは、車重1000kg程度のコンパクトカーに搭載される1.2Lの3気筒。

 長い登り坂などで走行用バッテリーを使い切ってしまうと、最終的にはこのエンジンで発電機を回し、作った電力のみを使い走らなければならない。果たしてその時はキチンと坂を登れるのだろうか?

 ということで、長い登坂車線のある関越道の渋川伊香保~赤城の区間で試してみました。確かにバッテリーを使い切るとパワーダウンするも、予想以上にキッチリ走るので見直しました。

【国沢光宏】

新型フォレスターは「2.5LとHVの価格が良い」

7月15日に2.5Lガソリン車が先行して発売されるフォレスター。2Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車「e-BOXER」は遅れて9月14日に発売となる

 まず感心したのが2.5LのNAエンジンだ。レガシィのタイプに比べると部品の90%を刷新して、直噴式を採用した。

 先代型の2Lで不満を感じた4000回転以下のトルク不足も解消され、実用域で扱いやすい。高回転域の吹け上がりも滑らかで、静粛性も向上したと感じる。

 これに比べて2Lハイブリッドの走りは劣るが、価格がきわめて安い。2.5Lのプレミアムと比べて7万5600円の価格上昇に抑え、ドライバーモニタリングシステムも備える。そうなれば実質的に同額だ。

 さらにハイブリッドはエコカー減税対象車だから、NAエンジンより4万円前後は安く買える。財布に優しいね。

【渡辺陽一郎】

クロスビーは「単なる大きなハスラーではない」

外観からは軽自動車のハスラーを、そのまま登録車の車格まで拡大したかのように見えるクロスビー。パワーユニットは、99ps/15.3kgmを発揮する直3、1Lターボエンジンを軸とするハイブリッド

 デビュー前は、ただの「大きなハスラー」と思っていたが、乗ってみたらこれが思ってたよりずっとしっかりしたSUVだったので、びっくり。

 1Lターボと6ATの組み合わせはパワフルで上質なドライバビリティを備えているし、操縦安定性、乗り心地、ボディの剛性感など、トータルでも1Lクラスの国際水準をリードする出来。

 さらに、全長3800mmのコンパクトなボディで最低地上高もちゃんと180mm確保されているから、雪道や狭い林道にも躊躇なく入っていける。ジムニーシエラのライトSUV版といってもいいかも?

【鈴木直也】

「軽トラに予防安全」ハイゼットは素晴らしい

ライバルとなるスズキのキャリイやホンダ アクティも未搭載の緊急自動ブレーキを軽トラックで初搭載したダイハツ ハイゼットトラック

 ペダルの踏み間違いやうっかりミスの追突事故はすべての年齢で起きることながら、高齢者の場合、間違えた後の対応に遅れが出たりするなど被害は大きくなる傾向。

 ということで、ベテラン世代のユーザー層に多い軽トラックこそ自動ブレーキやペダルの踏み間違い防止装置を付けるべきだと思う。

 そんななか5月にマイチェンされたダイハツハイゼットトラック。この軽トラの場合、マニュアルトランスミッション(MT)車にも自動ブレーキが付けられるのだからすばらしい。試してみたけれど効果は抜群! すばらしいです。

【国沢光宏】

「ディーゼルに光」ボッシュの新システムを賞賛したい

 先日発表されたボッシュの新しい「ディーゼル排ガス浄化技術」は、新たな追加コストを最小限に抑えつつ、NOXを規制値の1/10に削減することを可能にする。

 キモとなるのは、ターボからSCR触媒ユニットに至る排気温度の最適化や、より微粒子化し還元効率を高めた尿素噴射システム。

 そしてNOx発生を上流で削減する噴射圧250Mp級ピエゾインジェクターや、EGRマネジメントなどなど。

 ディーゼル技術の本家を自認するボッシュだけに、現在逆風が吹き荒れるなかでもディーゼルの未来を諦めていない。この点、すばらしい。

【鈴木直也】

こんな記事も読まれています

昭和世代じゃなきゃ理解不可能!? マツダがこだわる[ロータリーエンジン]って何がそんなにスゴい?
昭和世代じゃなきゃ理解不可能!? マツダがこだわる[ロータリーエンジン]って何がそんなにスゴい?
ベストカーWeb
新型[コスモスポーツ]復活!! 特許庁に出願されたから市販化秒読み!? しかもリトラクタブルも続行
新型[コスモスポーツ]復活!! 特許庁に出願されたから市販化秒読み!? しかもリトラクタブルも続行
ベストカーWeb
彼女のマツダ「RX-7」は175台限定の「タイプRZ」でした! ドレスデザイナーがFD3Sを選んだ理由と愛車に巡り合ったストーリーとは
彼女のマツダ「RX-7」は175台限定の「タイプRZ」でした! ドレスデザイナーがFD3Sを選んだ理由と愛車に巡り合ったストーリーとは
Auto Messe Web
鉄人リードのル・マン連続出場途切れる。ドライバー変更のプロトン、マスタング3台目のカラーリングを公開
鉄人リードのル・マン連続出場途切れる。ドライバー変更のプロトン、マスタング3台目のカラーリングを公開
AUTOSPORT web
中国GP以降伸び悩むセルジオ・ペレス。契約更新の保留が大きなプレッシャーに
中国GP以降伸び悩むセルジオ・ペレス。契約更新の保留が大きなプレッシャーに
AUTOSPORT web
ハイブリッドでクラシックな「アメリカン」 ジープ・グランドチェロキー 4xeへ試乗 悪路性能は圧巻
ハイブリッドでクラシックな「アメリカン」 ジープ・グランドチェロキー 4xeへ試乗 悪路性能は圧巻
AUTOCAR JAPAN
人はなぜ「◯◯界のロールス・ロイス」を目指すのか? 最高であり文化の香り漂うのは「ベル・エポック」という豊かな時代に誕生したから!?
人はなぜ「◯◯界のロールス・ロイス」を目指すのか? 最高であり文化の香り漂うのは「ベル・エポック」という豊かな時代に誕生したから!?
Auto Messe Web
フォード・マスタング躍進。チャズ・モスタート&キャメロン・ウォーターズが今季初勝利/RSC第4戦
フォード・マスタング躍進。チャズ・モスタート&キャメロン・ウォーターズが今季初勝利/RSC第4戦
AUTOSPORT web
2024スーパーGT第3戦鈴鹿のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
2024スーパーGT第3戦鈴鹿のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
AUTOSPORT web
ふたつの心臓を持つ猛牛!ウルスにプラグインHVが登場【ランボルギーニ ウルスSE】
ふたつの心臓を持つ猛牛!ウルスにプラグインHVが登場【ランボルギーニ ウルスSE】
グーネット
5速MTのみ! オープントップの新型「スポーツモデル」発表! レトロデザインに「タテ型マフラー」採用した「小さな高級車」に反響あり
5速MTのみ! オープントップの新型「スポーツモデル」発表! レトロデザインに「タテ型マフラー」採用した「小さな高級車」に反響あり
くるまのニュース
フォード・マスタング 史上初「4ドア仕様」導入か 派生モデル展開を示唆、しかしEV化は否定
フォード・マスタング 史上初「4ドア仕様」導入か 派生モデル展開を示唆、しかしEV化は否定
AUTOCAR JAPAN
アンドレッティ、元FIAチーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズを獲得。2026年に向け技術規則の知識が活きるか
アンドレッティ、元FIAチーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズを獲得。2026年に向け技術規則の知識が活きるか
AUTOSPORT web
ブガッティの正規アイテムがネットで購入できる! アパレルからビリヤード台まで…実車は果たして購入可能!?
ブガッティの正規アイテムがネットで購入できる! アパレルからビリヤード台まで…実車は果たして購入可能!?
Auto Messe Web
ホンダ新世代燃料電池車「CR-V e:FCEV」間もなくデビュー!
ホンダ新世代燃料電池車「CR-V e:FCEV」間もなくデビュー!
グーネット
【検証】練馬区2歳女児死亡事故はなぜ起きた? ミニバンの窓スイッチ誤操作から子どもの命を守る、チャイルドシートの使用法
【検証】練馬区2歳女児死亡事故はなぜ起きた? ミニバンの窓スイッチ誤操作から子どもの命を守る、チャイルドシートの使用法
AUTOCAR JAPAN
スバル、“集大成”のBRZ CNF Conceptで富士24時間に参戦。各種最適化や新アイテム投入
スバル、“集大成”のBRZ CNF Conceptで富士24時間に参戦。各種最適化や新アイテム投入
AUTOSPORT web
新生『ディスカバリー』にも2025年モデル導入。装備見直しと350PSに向上のディーゼルMHEVへ統一
新生『ディスカバリー』にも2025年モデル導入。装備見直しと350PSに向上のディーゼルMHEVへ統一
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

346.5390.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0444.1万円

中古車を検索
フォレスターの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

346.5390.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0444.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村