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SUBARU レヴォーグがフルモデルチェンジ。アイサイトXや電子制御式ダンパーなど新機能を多数採用

掲載 更新 1
SUBARU レヴォーグがフルモデルチェンジ。アイサイトXや電子制御式ダンパーなど新機能を多数採用

2020年10月14日、SUBARUはステーションワゴンであるレヴォーグをフルモデルチェンジした。STIスポーツもラインアップされて車両価格は310万2000円~409万2000円となる。

渋滞時のハンズオフ機能を持つアイサイトXを用意
1990年代から2000年代にかけてスバルの主力車種へと成長したレガシィのボディサイズが徐々に大きくなるとともに、コンパクトでスポーティなステーションワゴンを求める声が大きくなっていった。その要望に応えるように、2014年に国内専売モデルとしてデビューしたのがレヴォーグだ。

●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)

セダンとともに冬の時代と言われつつあった日本のステーションワゴン市場にあっても、高いスポーツ性と積載性を併せ持つキャラクターは大いにウケ、このジャンルでは独壇場と言われるほどの人気を獲得した。

新型の姿は2019年10月の東京モーターショーで公開され、2020年8月には先行予約を開始。そして今日、ついに正式に発表されることとなった。GTからSTIスポーツXまで6つのグレードを用意して車両価格は310万2000円~409万2000円となる。

走行性能や衝突安全性を高めたプラットフォームで、フォレスターやインプレッサに採用されているSGPをさらに進化させ、フルインナーフレーム構造を取り入れたことで振動・騒音を抑え、さらに高剛性・軽量化を果たしている。これにより、ボディサイズは全長4755×全幅1795×全高1500mmと従来モデル(4690×1780×1490mm)より若干拡大しているものの、車両重量は1550kg(GT/GT EX)とほぼ据え置かれている。

従来1.6Lターボと2Lターボのふたつのエンジンラインアップを用意されていたが、新型では1.8L水平対向4気筒ターボ(177ps/300Nm)に統一される。1600rpmから最大トルクを発生するパワー特性によりスポーツ性だけでなく日常での使いやすさにもこだわっているという。CVTを組み合わせて、もちろん全グレードが4WDとなる。

また新型で大きく注目されている機能が、先進安全運転支援システムのアイサイトだ。より広範囲を捉えるように改良されたステレオカメラと4つのレーダーを組み合わせることによって車両周辺360度を監視、より精度の高いサポート能力を発揮する。これは全グレードに搭載されるシステムだが、一部、名称に「EX」とつくグレードに搭載されるのが、さらに進化したアイサイトXだ。

こちらは前述の監視システムに加えて、3D高精度地図データとより正確な現在地(GPSや準天頂衛星みちびきからの)情報を組み合わせることによって、自動車専用道路の渋滞時においてハンズオフアシストを実現するというもの。ドライバーが前方を注視していることを前提に、一定の条件が揃えば0~約50km/hの範囲内でハンドルやペダルの操作をすることなく走行できるようになる。

疲労軽減に大きく寄与するだけでなく、居眠りや脇見などの危険運転を警告。また、ドライバーの状態異常などが発生したと判断された場合に、徐々に減速しつつホーンやハザードランプで周辺車両にも警告・自車を停止させる「ドライバー状態異常時対応システム」で安全性を確保している。

インテリアで目を引くのが、アイサイトX搭載グレードへ標準装備(ほかはメーカーオプション)されるデジタル化したコクピットまわりだ。メーターパネルは12.3インチのディスプレイとなり計器類やアイサイトの作動状況、カーナビ画面など様々な情報を表示し、視線の移動距離を短縮、視認性だけでなく安全性も高める。

また、センターコンソールには縦長の11.6インチディスプレイが鎮座する。まるでタブレットのような使い勝手で、オーディオから空調、車両情報の表示・操作、またApple CarPlay/Android Autoに対応することでスマホの一部アプリを使用することもできる。

従来モデルにも設定されてきたスポーティグレード「STIスポーツ」も発売時から設定される。パワートレーンこそ標準モデルと同じ設定だが、5つのドライブモード(コンフォート/ノーマル/スポーツ/スポーツ+/インディビデュアル)によって、しなやかな乗り心地からダイレクトな走りまで楽しむことができる。これと連動するのが新たに採用された足回りで、ZF社製の電子制御式のダンパーシステムだ。路面や車両状況などに合わせて減衰力を調整するもので、快適性とスポーツ性を支える。この他にも18インチアルミホイールやフロントバンパーとグリル、ボルドー/ブラックの本革シートなどを専用装備する。

前述のとおり新型レヴォーグは先行受注を開始しており、およそ2カ月で8000台を超える予約が入っているという。しかも、そのうち93%がアイサイトX搭載グレード「EX」系だというから、安全運転支援システムへの注目度が高いことがわかる。

スバル レヴォーグ ラインアップ
GT:310万2000円
GT EX:348万7000円
GT-H:332万2000円
GT-H EX:370万7000円
STIスポーツ:370万7000円
STIスポーツ EX:409万2000円

スバル レヴォーグ GT EX 主要諸元
●全長×全幅×全高:4755×1795×1500mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1550kg
●エンジン:水平対向4気筒 DOHCターボ
●排気量:1795cc
●最高出力:177ps/5200−5600rpm
●最大トルク:300Nm/1600−3600rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:215/50R17

[ アルバム : スバル新型レヴォーグ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

1件
  • 高速道路だけで50km迄のアイサイト
    年間で50km以下の渋滞に巻き込まれる時間数て…ほとんど使わない
    一般道50kmなら凄いけど
    高速なら速度保持機能と同じ115kmまで自動運転して欲しい
    小回りも横幅の割に5.5と大きい

    まだ早いかな次期型に期待
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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