ホンダの「N-BOX」に追加された「JOY」に、小川フミオが早速乗った! 新しい軽自動車の印象を綴る。
居心地の良さに注力
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今も根強いオートキャンプ人気。ふたりで近場にデイキャンプなら、この選択はアリかも……と、思ったのはホンダが2024年9月、N-BOXシリーズに追加した「N-BOX JOY」だ。トールボーイタイプの軽自動車ならではの機能性を追求しながら、キュートなデザインが特徴である。
自動車のことを“オートモビル”っていうけれど、語源的には自分で動く(オート)家具(モビル)の意味。インテリアの居心地に注力したといえるN-BOX JOYは、まさに“ジ・オートモビル”って言ってもいいんじゃないだろうか?
最大の特徴は、誰でも違和感を抱かない(だろう)チェック柄のシートを中心とした、なかなか品の良い車内の雰囲気。それと、多様な機能をもった2列目シートが、魅力的だ。
このシートはたたむと、フラットな空間があらわれる。前後148cmとかなり広くて、床面はシート柄のチェック。そこに腰をおろして、前席にもたれかかって、ハッチゲートを開けていれば、まさに“走るインテリア”というかんじだ。
フロントマスクも、2023年発売の3代目N-BOXおよびN-BOXカスタムとは差別化し、ちょっと人間的な表情を持つ。
N-BOX JOYは、上記2台の姉妹車と基本スペックスが共通。2520mmのホイールベースをもつシャシー、全長3395mm、全幅1475mm、1790mm(4WDは1815mm)のボディ外寸もおなじ。
658cc3気筒エンジンも共用だけれど、N-BOXにはターボ仕様の設定はない。駆動方式は、前輪駆動あるいは4WDが選べる。今回ここで乗ったのは、4WDのターボだ。
しっかりパワーがある走りの印象は、最高出力47kW、最大トルク104Nmという数字から想像するより、しっかりパワーがある。東京の市街地や首都高では、スイスイという感じでストレスなく走れる。室内の騒音も低いと感じられた。
特徴的なのは、乗り味。サスペンションスプリングがソフト目の設定のようで、ふわりふわりと走る。首都高では路面が荒れていても、乗員に影響は感じられなかった。制限速度で走っている分にはダンピングもしっかりしていて、好ましい。
カーブをやや高めの速度で曲がっていく時は、足まわりが柔らかいので、車体が外側にぐーっと沈んでいく。どこまでロールするんだろう……と、思える独特な感覚だ。それでハンドルを動かす操舵感覚が影響を受けるということはなく、オーナーになれば、ふわりとした乗り味にすぐ慣れるはず。
ドライビングポジションは、自然。やや太めの径をもつハンドルの角度は適正で、シートも身体に合わせて調整しやすかった。着座位置がやや高いので、先のほうが見えて、トールボーイスタイルのメリットがちゃんとある。
後席は前後スライド機構が備わるので、後ろに下げるとかなり広い。脚をくんでもまだ空間は余る。シートクッションがソフトで、クッションじたいのストローク感もあって、座り心地だけでなく、走行中の乗り心地もよい。
ふらっとテラスの使い勝手2列目シートは、もうひとつの機能がある。フォルドダウン(ホンダはダイブダウンという)して、メーカーが「ふらっとテラス」と、名付けたフルフラットフロアになる点だ。
今回はあいにくデイキャンプでまったり……というわけにはいかず、短時間の体験に終始してしまった。せっかく秋の気配が濃厚になっていただけに、ふらっとテラスの恩恵をたっぷりと受けられなかったのは残念。
瞬間的な体験だけれど、フロアに座ると天井がうんと高いので、窮屈な感覚はまったくないのが印象深かった。車幅が限られている軽自動車だけれど、何もない空間になると、スペース的な余裕は十分だ。
ただし、床面は(当然ながら)硬め。シートのバックレストがフロアになっているので、本当の意味でフラットではない。自分で楽しむなら、天然ゴムのヨガマットとか、低反発のクッションとかを持ち込むといいだろう。自分なりの工夫も、オーナーとクルマの関係に貢献するかもしれない。
試乗車だったターボ(4WD)の燃費は、メーカー発表値でリッターあたり18.4km(WLTC)。前輪駆動だと20.2kmに伸びる。他社には25kmを超えるモデルもあるけれど、まぁ、これだけ走ればいいのでは? そもそも楽しみのために乗るわけだし。その期待に応えてくれるクルマだった。
文・小川フミオ 写真・小塚大樹 編集・稲垣邦康(GQ)
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