トーヨータイヤは、人工知能(AI)で最適なゴム材料を導き出す技術「マテリアルズ・インフォマティクス(MI)」を活用した新しい基盤技術を開発したと発表した。MIを取り入れることで、ゴム材料の特性予測技術や材料構造の最適化を図れるという。外部のデータも取り込める仕様としたことで、開発時間の短縮化や効率化につなげる。
同社はこれまで、既存データとMI技術を組み合わせ、材料配合と物性の予測技術を最適化するための検証を行ってきた。今回新たにMI技術を用いて材料の特性や配合の推測値を高精度に出力するシステムを構築。最小限の試験で効率的な材料開発を行える環境を整えた。
トーヨータイヤ、タイヤ開発にAIの知見 T―モード活用本格化
このシステムは非線形推定モデルを実装しており、外部のデータを取り込むことで従来は難しかった拡張予測も可能とした。新たな高性能材料の開発などに活用していく考え。
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