クーペがシューティングブレイクに
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】レイス、レンジローバーベースのコーチビルド【ニールス・ヴァン・ロイのコレクション】 全67枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
オランダのコーチビルダー、ニールズ・ファン・ロイ・デザイン社は、ロールス・ロイス・レイスに手を加え、1930年代のグランドツアラーにインスパイアされた超高級シューティングブレークを製作した。
レンジローバーをベースにした2ドアSUV「アドベンタム」やテスラ「モデルSエステート」で知られる同社は、今回7台の「シルバー・スペクター・シューティングブレーク」を製作し、内外装をオーダーメイドで仕上げる。
正面から見ると、ベースとなったレイスとの違いは少ないが、サイドに回ると、ルーフラインがリアに向かって延長されているのが分かる。
従来のトランクリッドは、ハッチバックスタイルのアップライト・テールゲートに変更されている。ルーフにはカーボンが使用され、そのユニークなシルエットを実現している。
テールゲートは「1950~60年代のビンテージで風格のあるアングリアン・リムジン」へのオマージュを込めて、ボディからわずかに突出しているのだという。
英国の自動車史のオマージュ
パワートレインは、レイスに搭載されているBMW製6.6L V12エンジンをベースにしているが、アップグレードされて632psから700psに向上し、最大トルクは91.8kg-mとなっている。
オプションとして、ツートンのボディカラー、手描きのピンストライプ、刺繍入りヘッドレスト、ポリッシュウッドのインテリアパーツ、パーソナライズされたトレッドプレート、ツートンのレザーまたはシルクの内装材などが用意されている。
光ファイバーを利用して作った天井部「スターライト・ヘッドライニング」は、「オーダーメイドの能力を真の意味で表現したものであり、ショーケースでもある」と言われている。ライトはクルマの後部に向かってフェードアウトし、星空のようなリアルな印象を与える。
拡大されたトランクエリアには、キャビンに合わせてパッド入りの革張りが施されている。同社によると、通常のトランクスペースは「直線的でカーペットが敷かれている」ため、これは「珍しい光景」だという。
デザイナーであり、同社の創業者でもあるニールズ・ファン・ロイは次のように語っている。
「このドラマチックなスタイリングのモデルでは、1930年代のシューティングブレーク全盛期とリンクしながら、クラシックな英国製自動車のアイコンであるソフトでクリーミーなビジュアルを取り入れています。その結果、非常に独創的なデザインだけでなく、歴史とも関わりの深いクルマに仕上がっています」
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