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ミシュランが考える次世代タイヤの条件

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ミシュランが考える次世代タイヤの条件

車の最新技術 [2024.12.27 UP]


ミシュランが考える次世代タイヤの条件
文●ユニット・コンパス 写真●ミシュラン、ユニット・コンパス

2024年の振り返り【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】

 タイヤなしにクルマは存在できない。そしてタイヤもまた、クルマに合わせた進化が必要になる。

 日本ミシュランは、2024年12月4日に、メディアと対象とした次世代タイヤ技術についての説明会を実施した。そのなかでも特に日本ミシュランタイヤの須藤 元社長のプレゼンテーションには聞き逃せない説得力があった。なにしろタイヤメーカーのトップクラスを長年キープしてきたミシュランの話だけに、信憑性は折り紙つきだ。


日本ミシュランタイヤ 代表取締役 須藤 元氏
 ミシュランによれば、自動車産業が大きく変化するなかで、タイヤ市場もまた、4つの大きな変化が起きているという。

1・ますます重くなる車両2・予測がしにくい天候3・電気自動車のブーム4・環境への影響を削減する必要 とくに、環境負荷を低減することは、持続可能性を考えたときに不可欠だ。もはや環境負荷低減は重要な性能のひとつになっている。
 ミシュランでは、タイヤの環境負荷を考える際に、ライフサイクルアセスメント(LCA)を使用している。これには、製造やタイヤの使用時だけでなく、設計や原材料や物流における環境負荷はもちろんのこと、使用後の再資源化も含まれる。項目としては16の基準があり、それを総合したものが環境負荷として数値化されるわけだ。
 そしてミシュランによれば、タイヤにおける環境負荷の80%以上が、じつは車両に装着されて使用されるときに発生するのだという。
 つまり、環境負荷を低減するためには、タイヤの使用中に発生する要素を改善していくことが近道だということになる。

 では、タイヤの使用時における環境負荷とは、どのような要素があるのか。
 それが、「粉塵」、「寿命」、「転がり抵抗」の3つ。ちなみに、電気自動車であっても、要素は変わらないのだそうだ。
 タイヤメーカーのミシュランの考え方としては、タイヤはあらゆる種類の車両に対応するデザインであるべきで、商品ラインアップは使用目的に応じて用意されるべき。なので今後の商品開発において、「電気自動車専用」というくくりは使われないようだ。
 以上がミシュランの考える次世代タイヤの条件である。わざわざ日本ミシュランタイヤがこうしたプレゼンテーションを行なったということは、今後このような考え方に基づいてデザインされた新商品が登場することは想像に難くない。
 きたる2025年、新しいクルマだけでなく、新しいタイヤとの出会いも大いに楽しみだ。

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みんなのコメント

3件
  • pol********
    持続可能性(この言葉は吐き気がする)やら環境負荷()はどうでもいいので、
    ミシュランらしくとにかくバランスが良くてウエットが強いタイヤを作り続けてほしい。
  • kit********
    そろそろプライマシー5出るかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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