2019年3月25日、BMWジャパンは新型 BMW Z4の発売を開始した。クルマ好きなら御存知のように、Z4は間もなく発表されるトヨタ GR スープラとの共同開発車だが、クーペボディのスープラに対し、Z4はソフトトップのオープンカーとなる。
50km/h以下なら走行中でもソフトトップの開閉可能
BMWのオープンモデル、Z4が約2年ぶりに復活した。先代モデルと比較して、全長は85mm長く、全幅は75mm拡大され、全高は15mm高くなったが、ホイールベースを25mm短くするとともに、より重心を下げるソフトトップを採用することで、高い俊敏性と操作性を備えたモデルとなっている。
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コンパクトなデザインのソフトトップは50km/h以下の走行時なら約10秒で開閉が可能で、オープン/クローズ時とも281Lのトランク容量を確保している。
エクステリアでは、縦型のヘッドライト、メッシュ状のキドニーグリル、クラムシェル型のエンジンフード、サイドの長く鋭いキャラクターライン、細長いデザインのL字型テールランプ、シャープな形状のリアスポイラーなど、一目で新型Z4だとわかる新しいコンセプトが採用されている。
BMWの哲学でもあるドライバーオリエンテッドなインテリアは、運転中のドライバーの集中力を妨げない位置に操作スイッチを配置し、10.25インチのコントロールディスプレイや、フルデジタル・メーターパネルなど視認性を高めたディスプレイを装備している。さらに、ロードスターのセグメントとして初めて、ヘッドアップディスプレイを装備することが可能となっている。
また、、AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントも採用されている。
日本仕様のパワートレインは、197ps/320Nmを発生する2.0L 直4ターボと、340ps/500Nmを発生する3.0L 直6ターボの2種のガソリンエンジンを設定。
Z4 sDrive20i Mスポーツには、Mスポーツ サスペンションに加えて、オプションで電子制御ダンパーを備えたアダプティブM スポーツ・サスペンションが装備可能。またZ4 M40i にはアダプティブMスポーツ サスペンションを標準装備するとともに、コーナリング後の加速性の向上や安定性等を飛躍的に向上させるMスポーツ ディファレンシャルも搭載する。
車両価格(税込み)は、Z4 sDrive20iが566万円、Z4 sDrive20i スポーツラインが615万円、Z4 sDrive20i Mスポーツが665万円、Z4 M40iが835万円。ハンドル位置は右、トランスミッションは8速ATのみとなる。
なお、新型Z4の発売を記念したモデル「Z4 M40i フローズングレイ」が30台限定で発売された。
ボディカラーに特別色のフローズングレイを採用し、外装にはBMW インディビデュアル ハイグロス・シャドーライン・プラスと、19インチM ライト・アロイホイール・ダブルスポーク・スタイリング800Mを装備。
内装には、デザインステッチが施されたコニャック色のヴァーネスカ・レザーシートとアルミニウム・テトラゴン・トリム、ステアリングホイール・ヒーティング、Harman Kardon サラウンド・サウンドシステムなどを装備する。車両価格(税込み)は、899万円。
Z4 sDrive20i(M40i) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4335×1865×1305mm
●ホイールベース:2470mm
●重量:1490kg(1570)
●エンジン種類:直4(直6)DOHC+ターボ
●排気量:1998cc(2997)
●最高出力:197ps/4500rpm(340/5000)
●最大トルク:320Nm/1450-4200rpm(500/1600-4500)
●WLTCモード燃費:12.6km/L(12.2)
●トランスミッション:8速AT
●税込み価格:566万円(835万円)
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