セダンにクーペ、SUVもノミネート
text:AUTOCAR UK編集部
【画像】国内最速モデルたち【GT-Rニスモ、NSX、LC 500を写真で見る】 全152枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
限界に挑戦するのは人間の本性である。「最速」や「最強」といった言葉に惹かれるのもそれが理由だ。
この記事では、31の主要な自動車ブランドで最も速い(最高速度)クルマを紹介していく。数値が同一の場合は、より加速力が高い方をリストアップした。
リストはアルファベット順になっている。
アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ – 307km/h
ジュリア・クアドリフォリオは多くのライバルサルーンとは異なり、時速250kmのリミッターを気にすることはない。エンジンパワーが抵抗の力に打ち勝つことができなくなるまで、最大出力を引き出すことができる。
517psを発揮するアルファは、4ドアのセダンとして最速というわけではないが、クラス最高のパワーウェイトレシオを実現している。
アルファには547psを発揮し、標準の2.9L V6エンジン搭載GTAより100kg軽い限定モデルGTAmもある。パフォーマンスの数値は公表されていないが、最高速度307km/h以上、0-100km/h加速は3.9秒を切ることは間違いない。
アストン マーティンDBSスーパーレッジェーラ – 340km/h
1176psのアストン マーティン・ヴァルキリーを同社最速モデルと考えてもいいが、少量生産のヴァルキリーは現在完売している。というわけで、V12エンジンの流麗なDBSスーパーレッジェーラを、最高速度340km/hを誇る最速モデルとしてここに挙げる。
DBSの心臓部には5.2L V12ツインターボエンジンが搭載されており、725psを発揮して0-100km/h加速3.4秒を叩き出す。フロントエンジンの超高速GTカーという稀有な世界で、アストンはベントレーやフェラーリのライバルたちを圧倒している。
アウディR8 V10パフォーマンス – 330km/h
タンタンでなくても、アウディのラインナップで最速のモデルを見つけるのは簡単だ。様々なRSモデルがある中でも、330km/hのトップスピードを誇るR8は、V10のミッドエンジンを搭載したモンスターだ。
R8 V10パフォーマンスを選ぶのは、標準の後輪駆動モデルでは320km/hまでしか出せないからだ。パフォーマンスモデルの5.2Lエンジンは、その名に恥じない620psを発揮し、4輪すべてにパワーを送り込む。また、0-100km/h加速で3.1秒を実現している。
ベントレー・コンチネンタルGT – 333km/h
コンチネンタルGTのような高級クーペが、快適な乗り心地で最高速度333km/hに到達するというのは、なんだか不思議に思える。6.0L W12ターボエンジンを搭載したGTは644psを発揮し、0-97km/h加速を3.6秒で達成している。
コンチネンタルGTのトップスピードもさることながら、ドライバーを驚かせるのは加速力だ。2244kgのベントレーを91.8kg-mの強力なトルクが前へと押し出し、エンジンをフル回転させたときのキリッとしたサウンドは、噛み応えのある高級車であることを思い出させてくれる。
BMW M5コンペティション – 304km/h
BMWのラインナップの中で最も速いクルマを楽しむためには、オプションリストで「Mドライバーズ・パッケージ」のボックスにチェックを入れる必要がある。これにより、M5の最高速度は250km/hの上限から解放され、304km/hにまで上昇する。大人4人で移動するには十分すぎる速さだ。
M5の最高速度を得るのに、634psの4.4L V8エンジンに改良を加える必要はない。Mドライバーズ・パッケージでは、エンジンの電子的なリミッターを解除するだけで、真のポテンシャルを最大限に引き出すことができる。唯一残念な点は、ツインターボがV8エンジンの轟音をかき消してしまうことだ。
ブガッティ・シロン – 490km/h
シロンが最初に発売されたとき、ブガッティは最高速度について少し慎重になっていた。同社は最高速度を420km/hとしていたが、のちに16.4スーパー・スポーツで最高速度431km/hを記録したヴェイロンに追随していた。
1500psを手にしたシロンが頭角を現すまでにはそれほど時間はかからず、アンディ・ウォレスの指揮のもと、最高速度490.48km/hという世界記録を樹立した。これにより、ブガッティは市販車メーカーとして初めて300mph(482km/h)の壁を破ったのだ。
キャデラックCT5-V – 270km/h
キャデラックCT5-Vは、一部デフォルトで現行キャデラック最速のタイトルを持つ。4.2Lツインターボ、558psのCT6-Vが販売中止となったため、キャデラックのラインナップの中で最もパワフルなクルマは360psのCT5-Vとなった。CT6-Vの方がパワフルだが、最高速度は240km/hに制限されていた。
CT6-Vは0-97km/h加速で3.8秒と速かったが、CT5-Vは3.0L V6ツインターボと10速ATで4.8秒をマークしている。後輪駆動方式はCT5-Vに適しているが、キャデラックが性能面での勝負から距離を置いたと感じざるを得ない。おそらく、カマロZL-1から流用した約660psのエンジンを積むCT5-Vブラックウイングが、最高速度を320km/hまで引き上げてくれるだろうとAUTOCARは期待している。
シボレー・コルベットC8 – 312km/h
本格的なスピードを普及させたいなら、コルベットC8を見習うべきだ。米国のユーザーにとっては常に手頃な価格のスポーツカーとして親しまれてきたコルベットは、C8でミッドエンジンのレイアウトを採用し、伝統からの脱却を果たしている。
これに疑問を抱くか否かにかかわらず、標準的なポルシェ・ボクスターよりも安価なC8の最高速度は312km/hを記録している。
C8の6.2L V8エンジンは、多くのライバル車と同等の502psを発揮する。しかし、ベースモデルと最上級モデルのどちらを選択しても性能は変わらず、0-97km/h加速をわずか2.9秒で達成する。
ダッジ・チャレンジャーSRTスーパーストック – 270km/h
6.2L V8スーパーチャージャーを搭載したダッジ・チャレンジャーSRTスーパーストックの最高速度は270km/hと、やや物足りなさを感じさせる。しかし、これがチャレンジャーの限界であり、このモデルにとってはドラッグレースでの加速が全てなのだ。
現在の米国のマッスルカーブームでは、最高速度よりも1/4マイルのタイムが重要視されている。その点、スーパーストックは1/4マイル(0-402m)を10.5秒でカバーできる。ただ、工場出荷時に装着されている純正のドラッグタイヤが最高速度を制限する要因となっている。
フェラーリSF90ストラダーレ – 340km/h
伝統的に、最も早いフェラーリは音の良いV12エンジンを搭載してきたが、812スーパーファストと名付けられたモデルでさえも、SF90ストラダーレを上回ることはできなかった。SF90のハイブリッド・パワートレインは最大1000psを発生し、そのうち780psをV8エンジン、残りを3基の電気モーターでまかなっている。
これらすべてを最大限に活用すると、SF90の最高速度は340km/hに達し、スーパーファストの333km/hを優に上回る。また、0-100km/h加速で2.5秒をマークしているが、CO2排出量154g/km、ゼロ・エミッションの電気駆動、燃費16.6km/lという環境性能を持つ。心を揺さぶるフェラーリだ。
フォード・シェルビーGT500 – 290km/h
史上最もパワフルなフォードの名前を挙げろと言われたら、GT40かそれに相当する現代のモデルを選ぶのではないだろうか。いい選択だ。しかし、この栄誉はマスタングをベースにしたシェルビーGT500のものだ。ボンネットの下には、760psを発生する5.2L V8スーパーチャージャーを搭載し、フォードGTの658psに影を落としている。
このパワーのおかげで最高速度は290km/hとなるが、前モデルの最高時速322km/hからダウンしている。しかし、新しい7速DCTを搭載することでシフトチェンジを高速化。0-97km/h加速を3.3秒、1/4マイルを10.6秒でカバーし、ダッジ・チャレンジャーにピンクスリップ(解雇通知書)を突き付ける。
ヘネシー・ヴェノムF5 – 500km/h
ヘネシーの名は最高速度記録を追う人にとってはおなじみだが、ヴェノムF5は地球上で最も速いクルマになることを目標に設計されている。最高速度500km/hというのは、とてもキリのいい数字だ。
動力源はヘネシー社製の6.6L V8フューリーエンジンである。ツインターボで1842psを発生させ、車両重量は1360kgに抑えられており、パワーウェイトレシオは1.35ps/kgとなっている。カーボン製のボディは、最高速度を引き出すために空気抵抗の少ないデザインが採用されている。最高速度王者であるマクラーレンF1と同様に、F5のエンジンベイには遮熱のための金箔が敷き詰められている。
ホンダNSX – 307km/h
ホンダはシビック・タイプRでホットハッチの最高速度を272km/hという驚異的な領域にまで引き上げたが、同社の四輪車としてはNSXが最速だ。さすがは技術革新を重視するホンダだけあって、NSXにはハイブリッド・パワートレインが搭載されている。
3.5L V6エンジンに3基の電気モーターを組み合わせ、合計580psを発揮。最高速度は307km/hに達する。こうしたパワーと電気モーターのアシストにより、0-97km/h加速を3.3秒で駆け抜けることができる。
ジャガーFタイプRクーペ – 300km/h
ジャガーFタイプRに唯一欠けているのは、現在は廃止されたSVRの無制限の最高速度だ。クーペのSVRが320km/hを出していたのに対し、Rクーペは300km/hでリミッターがかかる。パワートレインは575psの5.0L V8スーパーチャージャーを搭載している。
Rクーペは、最高速度ではSVRに及ばないとしても、加速力では負けていない。0-97km/h加速3.5秒というこのモデルは、発売されているジャガーの市販車の中では最速と言っても過言ではない。
キア・スティンガー – 270km/h
270km/hという最高速度は、特に珍しいものではないが、スティンガーがファミリー向けのセダンであることを考えると事情は変わってくる。スティンガーは、366psを発揮する3.3L V6ターボエンジンを搭載。8速ATを介して後輪を駆動する。
アウトバーンを走るには十分な速度で、ファミリーカーとしても十分に機能する。スティンガーは運転しやすく、0-97km/h加速をわずか4.7秒でカバーしている。
ケーニグセグ・ジェスコ・アブソリュート – 490km/h
ケーニグセグ・ジェスコ・アブソリュートの名は、ハイパーカーというよりも高級ウォッカのようにも聞こえるが、スウェーデン人の意気込みを疑ってはいけない。最高速度は490km/hに達し、ハイウェイの王族と呼ぶにふさわしい。エンジンパワーに関するケーニグセグのノウハウを駆使して、5.0L V8ツインターボから1298psを発生させている。このエンジンは世界最軽量のV8クランクシャフトを誇り、8500rpmまで回転し、E85燃料で走れば最大1622psを発揮する。
しかし、ジェスコ・アブソリュートはボディ形状を研ぎ澄まし、抗力係数(Cd値)を0.278に抑えているため、パワーだけが勝因ではない。BMW i8のCd値0.26に比肩する数字だが、標準モデルのジェスコのリアウイングを取り除くことによってこれを達成した。ダウンフォースは1400kgから150kgに減少し、空気を切り裂いて走ることができるようになった。
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ – 350km/h
最高速度を語る際には、ランボルギーニを無視するわけにはいかない。カウンタックとは異なり、アヴェンタドールは最高時速350km/hを実証している。
アヴェンタドールを目もくらむようなスピードに押し上げているのは、770psの6.5L V12エンジンであり、スーパーチャージャーやターボを必要とせずにこのパワーを実現しているのだ。静止状態から97km/hまで2.9秒でかっ飛ばす、そのサウンドがどれほど素晴らしいかは否定できない。
ランドローバー・レンジローバー・スポーツSVR – 283km/h
このレンジローバーは、575psを発揮するジャガーFタイプRのV8スーパーチャージャーを搭載することで、「スポーツ」の名を得た。その結果、2.3トンのSUVは283km/hを平気で出せるようになり、これは525psの標準モデルよりも34km/h速い。
また、SVRは0-97km/hを4.3秒で達成しており、ランドローバーのラインナップの中では最速の加速性能を持つモデルとなっている。
SVRの性能は、2014年に発売された当初(550ps)よりも向上している。当時の最高速度は260km/hで、最新のSVRが適切に成長していることを証明している。
レクサスLC 500スポーツパック – 270km/h
マッハ3まで出せそうなスタイリングのLCにとって、270km/hという数字は控えめに感じられる人もいるだろう。しかし、多くの人にとって重要なのは自然吸気5.0L V8エンジンであって、リミッターで制限されたカタログ上の数値ではない。
このエンジンはレクサスの宝石であり、ほぼ9000rpmまで回転し、素晴らしいサウンドを奏でる。LCを静止状態から100km/hまで4.7秒で加速させ、レクサスのラインナップで最速のモデルとしている。
他にも、10速ATと複数のドライブモードを備えており、自分の好みに合わせてカスタマイズすることができるが、やはり一番印象に残るのはエンジンとスタイリングだ。
ロータス・エヴァイヤ – 322km/h
ロータスのクルマは、スピードよりもハンドリングの完成度と軽量化に重点を置く傾向があるが、エヴァイヤは問題なく322km/hまで加速できる。バッテリー駆動のエヴァイヤには4基の電気モーターが搭載されており、合計で2000psを発生させているため、この最高速度は控えめな数字でもある。
この性能は最高のEVスーパーカーと呼ぶにふさわしいものだが、ロータスはそのコアとなるエンジニアリングの原則を忘れておらず、総重量1680kgという軽量を実現している。また、1回の充電で最大345kmの航続距離を持つとしている。
マセラティMC20 – 325km/h
ローマの神にちなんでエンジンに名前をつける場合、天上のパフォーマンスを発揮しなければならない。幸いなことに、MC20の3.0L V6エンジン「ネプチューン」は、フェラーリやポルシェに対抗するマセラティを最高速度325km/hまで押し上げるのに十分なパワーを持っている。ツインターボチャージャーにより、630ps/7500rpmを発生させるのだ。
マセラティによると、カーボンチューブを採用することで車重1500kgを切る軽量化を実現したMC20は、0-100km/h加速で2.9秒を達成しているという。8速DCTと組み合わされたV6ユニットは、マセラティが20年以上ぶりに設計した自社製エンジンである。
マクラーレン・スピードテール – 402km/h
その車名から考えるに、現在のラインナップで最速であるかどうかよりも、どこにピークを置くかが焦点となったのではないか。議論の結果、402km/h(250mph)が妥当な数字と判断され、マクラーレンはここでリミッターを設定した。そう、スピードテイルの最高速度は意図的に抑えられているので、理論的にはまだまだ先があるということだ。
理想的なエアロダイナミクスを持ち、ガソリンと電気のハイブリッド・パワートレインから1070psを発揮していることを考えれば、それは大した驚きではない。スピードテールにとってもう1つ重要なポイントは、106台しか生産されないということで、これは初代F1の総生産台数にちなんだものだ。
メルセデスAMG GTクーペ・ブラックシリーズ – 325km/h
メルセデスがAMGのブラックシリーズを発表するたびに、その数字が塗り替えられることは誰もが知っているはずだAMG GTクーペ・ブラックシリーズの最高速度は325km/hに達し、他のブラックシリーズを圧倒している。また、0-100km/h加速を3.2秒でクリアする。
これは、4.0L V8ツインターボエンジンが730psにチューニングされたおかげだ。この改良の一環として、標準的なクランクからクロスプレーンに変更され、より高い回転数を可能にした。また、ブラックシリーズにはターボの大型化やサーキット対応のロールケージが標準装備されているにもかかわらず、35kgの軽量化が図られている。
ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP – 264km/h
ミニ・ジョン・クーパー・ワークスのGPバージョンは、2006年に初代が発売されて以来、究極のミニとして君臨してきた。現在、GPは306psの2.0Lターボエンジンを搭載し、最高時速264km/hに達する、最も速く、最もパワフルなミニとなっている。これは、ホンダ・シビック・タイプRやルノー・メガーヌRS 300トロフィーに匹敵するものである。
そのビッグパワーにもかかわらず、断固として前輪駆動のホットハッチであることに変わりはないが、トランスミッションは8速ATのみが設定されている。1255kgという軽さをもって、0-100km/h加速を5.2秒で駆け抜けることができる。
モーガン・プラス6 – 267km/h
エアロ8の廃止にともない、モーガンのスピード番長はプラス6に引き継がれた。ルックスは1950年代を彷彿とさせるが、3.0LのBMW製6気筒ツインターボエンジンを搭載しており、現代的な技術をふんだんに取り入れている。このエンジンは340psを発生し、1075kgの英国製ロードスターを267km/hまで加速させるのに十分なパワーを発揮する。
軽量でパワフルなエンジンと後輪駆動のセットアップにより、0-100km/h加速は4.2秒に達する。しかし、おそらくこのリストのどのクルマよりも、モーガンは深く、長く印象に残る加速体験を味わわせてくれるだろう。
日産GT-Rニスモ – 315km/h
日産GT-Rには複数のモデルが用意されているが、最高速度はどれも同じ315km/hだ。それでもニスモがノミネートされた理由は、2009年に発売されて以来、GT-Rのベンチマークとなるパワーと加速性を有しているからだ。
ニスモの3.8L V6ツインターボエンジンは608psを発揮し、静止状態から97km/hまで2.5秒で到達する。チューニングされたターボはパワー向上を助けるとともに、空力特性を改善し、より効率的なエンジン冷却を実現している。
パガーニ・ウアイラ – 383km/h
パガーニ・ウアイラの最もセンセーショナルな要素を選ぶのは難しい。このイタリアン・ハイパーカーの最高速度は383km/hで、他のスーパーカーとは一線を画している。ただし、この数字は、730psを発揮するメルセデスAMG製の 6.0L V12ツインターボチャージャーのおかげだ。最高速度は変わらないが、さらに19psを追加したBCモデルを選択することもできる。
他にも、0-97km/h加速を2.2秒で達成できることや、工場で57人の従業員によって組み立てられていることなど、魅力的なディテールがたくさんある。57人というのは従業員の総数であり、「パーソナライズ」という言葉がこれほど似あうクルマは、滅多にない。
ポルシェ911ターボS – 330km/h
911ターボSがポルシェの中で最も速いモデルであるのは当然のことだ。ターボは1970年代以来、ロード用ポルシェの究極の存在であり続けてきた。ターボSクーペの最高速度は305km/hで、スポーツ・クロノパッケージを装着した場合、0-100km/h加速を2.7秒で走り抜けることができる。
ターボSで650psの3.7Lフラット6のフルパワーを発揮するときには、リアマウント・エンジンがトラクションを助けてくれる。カブリオレで楽しみたい場合は、最高速度は変わらないものの、0-100km/h加速は0.1秒遅くなる。
ルノー・メガーヌR.SトロフィーR 300 – 262km/h
メガーヌ R.S トロフィーR 300は最速のホットハッチというわけではないが、ルノーのカタログの中では最も速いクルマだ。0-97km/h加速はホンダよりも速く、シビック・タイプRの5.7秒に対し、トロフィーRは5.6秒でこれをカバーしており、クラスでは最高の部類に入る。
トロフィーRが他のメガーヌR.S.よりも高いトップスピードを出しているのは、軽量化とパフォーマンスへのこだわりによるものだ。トロフィーRは、大型ブレーキとシャープなサスペンションを備えたホットハッチである。オプションではカーボンホイールを装着でき、 1本あたり1kgの軽量化を実現する。
フォルクスワーゲン・ゴルフR – 250km/h
ゴルフGTIクラブスポーツに比べて地味な名称のRだが、フォルクスワーゲンの現在のラインナップで最も速いのはこのモデルだ。最高速度こそGTIクラブスポーツと同じだが、0-100km/h加速は前者の5.6秒に対し、Rは4.7秒と非常に優れている。
優れたトラクションを発揮する4輪駆動、2.0Lターボエンジンを搭載しており、先代のRモデルから19psアップの320psを発揮する。オプションでアクロポヴィッチ製のチタンエグゾーストを注文できるが、7kgのダイエットになり、サウンドも無口な標準アイテムより大幅に改善される。
ボルボS60 T8ポールスター – 180km/h
ボルボは、S60 T8ポールスターに可能な限りのすべてを投入した。2.0Lのガソリンエンジンにスーパーチャージャーとターボチャージャーを搭載し、これに電気モーターを組み合わせて合計405psを発生する。通常ならBMW M3に匹敵する速度を出せるだろうが、ボルボは180km/hに抑えている。
S60をこのリストに入れたのは、0-97km/h加速がボルボのラインナップで最も速いからだ。T8のフル・ハイブリッドパワーと全輪駆動を利用すれば、同加速を4.2秒で成し遂げる。また、57.2km/hの複合燃費を実現しているのも特徴的である。
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みんなのコメント
バイクは速いけど、雨降ると詰む、橋の欄干怖い、落ち葉怖い、彼女が助手席で寝れない、夏暑い、冬寒い
速いよ? バイクはね、晴れてる日に直線だけなら軽いからさ
高すぎるスーパーカーと激安で買えるバイクで同じぐらいの速さが手に入るしね
速くて凄いね