スズキは9月16日、本格クロカン軽四駆「ジムニー」および小型乗用車の「ジムニー シエラ」に一部仕様変更を実施し、10月20日から発売すると発表した。登場から3年弱のタイミングで実施された人気車種の改良に、マニアならずとも興味が湧くところだ。
林道など狭隘(きょうあい)路でも取り回しの良いボディサイズに加え、頑強なラダーフレーム構造とリジッドアクスルによる悪路走破性の高さで唯一無二の存在感を放つジムニー。初代以降半世紀以上の歴史を受け継ぐ現行4代目モデルは2018年にデビューし、1.5Lユニットとワイドフェンダーで白ナンバー化した兄弟車のジムニー シエラとともに高い評価を得ている。
>>スズキ ジムニーのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
今回の仕様変更は利便性の向上や燃費削減に効果のある実質的な内容で、購入検討中のファンにはうれしいニュースとなりそう。まず、ジムニーおよびジムニー シエラに共通のメニューとして、スズキ・セーフティ・サポート非装着車にオートライトシステムの搭載が拡大され、シンプルな装備が好みのオーナーもトンネルなどでいちいちライトのオンオフを繰り返す必要がなくなった。また、両モデルとも4AT搭載車には、2WD走行時のみ作動する停車時アイドリングストップシステムが追加。さらに、軽のジムニーには、新たにスペアタイヤロアカバーが追加され、背後からの見た目がグッと引き締まった。
車両価格(消費税込み)は、ジムニーが1,485,000円(XG・5MT)~1,903,000円(XC・4AT)。ジムニー シエラが1,793,000円(JL・5MT)~2,084,500円(JC・4AT)となる。
スズキでは、年間国内販売目標台数を、ジムニー15,000台、ジムニー シエラ1,200台と設定しているが、現状でも注文内容によっては納車まで1年待ちともいわれるほどジムニーは人気沸騰中。仕様変更によりさらに商品力が高まったことで納期が一層伸びる可能性もあるかもしれない。
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みんなのコメント
ジムニーに微々たる燃費向上なんて求めてないし私見だけど改悪だなこれは。
もう10ヶ月ほど待ってます、シエラ。