構造は家庭用も自動車用も基本的に同じ
テレビCMなどで最近よく見かけるのが、家庭用のエアコン洗浄。見ていると黒い汁状の汚れが流れ出てきていて、驚いたりする。そこで思うのが、クルマのエアコンは大丈夫だろうかということ。実際どうなのだろうか?
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まず構造から説明すると、家庭用も自動車用も基本的には同じだ。家庭用の室外機にあたるものが、エンジンルームにあるコンプレッサーやコンデンサー(ラジエーターのようなもの)、ファンだ。そして室内機に相当するのが、インパネのなかにあるエバポレーターというもの。このなかでフロンを使って冷気を作っていて、見た目は家庭用の中身と同じようにフィンがたくさん付いている。
これまた家庭用も自動車用もフィルターを付けてゴミや汚れを取り除いていて、一見するとエバポレーター内部にはきれいなままのように思うが、実際は冒頭で紹介したように内部はかなり汚れている。
ちなみに家庭用エアコンの洗浄で落としているのはフィンの間に入り込んだ汚れで、これを専用の液剤で洗い流しているのだ。
クルマ用のエアコンも定期的な洗浄が必要!
では、自動車用はどうなのかというと、かなり汚れている。フィルターの付いているクルマでも昔ほど強烈ではないが、経年でほんのりと悪臭が漂ってくるのは溜まった汚れが原因。またプラズマクラスターやナノイーなどを搭載するものは、イオンの力で除菌することによって悪臭を抑えているが、汚れがないわけではない。
じつはクルマ用のエアコンも内部洗浄ができる。それがエバポレーター洗浄だ。エバポレーターはインパネの中央の裏にあり、助手席の足もとから覗くと見たり触ったりできるので、ノズルが入る程度の穴を開けてそこから液剤を注入して洗ってやる。また車種によってはエアコンフィルターを外したところからすぐにアクセスできることがあり、この場合は穴を開けなくても作業ができる。
取れた汚れは除湿によって取れる水分を排出するためのドレインから出てくるので、内部に溜まったりはしない。ひどい場合は、下を覗くとどす黒い汚れが流れ出ているほどで、ビックリさせられることもある。汚れを落としたあとは、除菌剤を注入して終了(洗浄剤に含まれていることもあり)。場合によってはフィルターも新品にする。
汚れを落とすだけでなく、悪臭の原因となる菌の増殖も抑えてくれるので、気になる人はぜひ試してほしい。各メーカーでもディーラーサービスとして用意しているし、電装専門店でも施工してくれるところもある。また自己責任ではあるが、知識があればDIYでも可能。悪臭がする場合はもちろん、定期的にクリーニングしたほうが健康にも良いので、ぜひ試してほしい。
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