現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「いや、私もスーパーカーなんですけど……」なぜか少年達の目線を奪えなかった「70年代ブーム時の」不人気車たち

ここから本文です

「いや、私もスーパーカーなんですけど……」なぜか少年達の目線を奪えなかった「70年代ブーム時の」不人気車たち

掲載 61
「いや、私もスーパーカーなんですけど……」なぜか少年達の目線を奪えなかった「70年代ブーム時の」不人気車たち

 この記事をまとめると

■1970年代半ばのスーパーカーブームでは、その主役はカウンタックや512BBだった

スーパーカー少年が盛り上がっていた逸話は眉唾! ランボルギーニの都市伝説のウソホント

■同じランボルギーニでもV8を搭載していたウラッコの人気はイマイチ

■日本車にも凄いクルマはあったがスーパーカー扱いされなかった

 主役の陰には必ず脇役が存在していた

 日本で最初にスーパーカーのブームが訪れたのは1970年代半ばのこと。1974年に週刊少年ジャンプ誌で池沢さとし氏(当時)による劇画、「サーキットの狼」が爆発的なヒット作となり、それに呼応するかのようにスーパーカーは続々と日本に上陸を始めるようになったのだ。それから約3年間、1977年の夏頃をピークとして、そのスーパーカーによるブームは日本を熱狂させることになる。

 そもそもスーパーカーの始まりにあるのは何なのか。スーパーカーの条件にさまざまな意見があるのと同様に、スーパーカーの誕生にもいくつかの説がある。ある者はV型12気筒エンジンを横置きミッドシップしたあのランボルギーニ・ミウラをスーパーカーの祖と定義し、またある者はフェラーリの250GTOから、レースカーの250LMとロードカーの275GTBの両モデルが派生したときこそがスーパーカー誕生の瞬間なのだと主張する。

 この2つの説に共通しているのは、スーパーカーとはあくまでもロードカーとして生を受け、性能と美、あるいは価格や希少性を競ったモデルであるということ。

 だが、狂乱の渦中にあった1970年代の日本でのスーパーカーブームでは、最後には海外ブランドのモデルであればそれは何でもスーパーカーの仲間入りを果たすような状況にさえあったし、真に高性能なスポーツカーやGTカーであっても、人気の出ないモデルもあった。今回はそれらのモデルをもう一度振り返ってみる。選考基準はあくまでも個人の記憶。異論や反論もあるだろうが、それはお許し願いたい。

 当時、ブームの主役を担っていたブランドは、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、ロータスといったところだった。スーパーカーショーが開催されるとなると、まずはこのあたりのブランドから人気モデルを取り揃える。

 フェラーリなら12気筒モデルの365GT4BBや、その後継車となった512BB。ランボルギーニなら同じく12気筒のカウンタックLP400や一連のミウラシリーズ、そしてミウラからモディファイされたイオタレプリカなどが花形である。

 一方、8気筒のウラッコはデザイン的にも華やかさがなかったのだろうか、残念ながら人気は高くはなかった。

 スーパーカーとはそれは輸入車であることが条件だった

 フェラーリと同様に、伝統のレーシングカー、そしてスポーツカーメーカーであるマセラティも、常に脇役に徹したブランドだった。V型8気筒エンジンをミッドに搭載するボーラ、同様にV型6気筒エンジンを用いたメラク。それらは歴史的に見ても、マセラティの全盛時代を誇ったスポーツカーであったにもかかわらず、なぜか日本の少年はその魅力に気づくことは少なかった。インディやカムシンなどは、その存在すら知らない者も多かっただろう。

 ポルシェ911も、カレラRS 2.7、いわゆるナナサンカレラや、930ターボといったスペシャルなモデルが人気の中心だった。とくに後者は「ターボ」という未知の言葉が少年の言葉を刺激し、それとともにレーシングカーさながらのダイナミックな外観で人気を集めることに成功した。

 一方で、スタンダードなポルシェ911からは、少年の視線は徐々に離れていったという記憶がある。この911ターボに先がけて、ターボの搭載に成功していたBMWの2002ターボもスーパーカーブームを華やかに彩った1台だが、ほかにBMW作のモデルとなると、スーパーカーブームのときにはほとんど存在感はなかった。

 そのような事情は日本車に関しても同様。もちろん日本車のなかにも、トヨタ2000GTやスカイライン2000GT-Rなど、高性能で希少なモデルは存在していたが、当時はスーパーカーといえば輸入車のことを意味していたのだろう。残念ながらこれらのモデルが大きな話題となることは非常に稀なことだった。

 はたして、いまスーパーカーショーを企画したら、そのラインアップはどのような姿になるだろうか。それは1970年代のときとは比較にならない興奮と刺激を与えてくれるものになることは確かなはずだ。

こんな記事も読まれています

初の春開催となったF1日本GPはM.フェルスタッペンが独走で完勝! 母国凱旋の角田裕毅が 10位に入りポイント獲得!【F1日本GP】
初の春開催となったF1日本GPはM.フェルスタッペンが独走で完勝! 母国凱旋の角田裕毅が 10位に入りポイント獲得!【F1日本GP】
LE VOLANT CARSMEET WEB
アストンマーティン、SUVスーパーカー「DBX707」をマイナーチェンジ!インテリアを全面刷新して発表
アストンマーティン、SUVスーパーカー「DBX707」をマイナーチェンジ!インテリアを全面刷新して発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
ルクレール、サインツの“行きすぎの防御”に不満「彼が限度を超え、不必要な接触が起きた」フェラーリ/F1中国GP土曜
ルクレール、サインツの“行きすぎの防御”に不満「彼が限度を超え、不必要な接触が起きた」フェラーリ/F1中国GP土曜
AUTOSPORT web
ランドクルーザー250/70専用の車中泊ベッドキットが登場! トヨタディーラーとトイファクトリーで販売開始
ランドクルーザー250/70専用の車中泊ベッドキットが登場! トヨタディーラーとトイファクトリーで販売開始
月刊自家用車WEB
2択アンケート「5ナンバーにこだわる? こだわらない?」【クルマら部 車論調査】
2択アンケート「5ナンバーにこだわる? こだわらない?」【クルマら部 車論調査】
レスポンス
ボルボの新型SUV悪くないやん! でもドアも始動も自動は慣れないなー 今季注目の新型EX30は中々に手強いゾ!
ボルボの新型SUV悪くないやん! でもドアも始動も自動は慣れないなー 今季注目の新型EX30は中々に手強いゾ!
ベストカーWeb
名作スポーツカーにちなんだアイコニックな椅子の限定コレクション。「ヴィトラ」の「ポルシェ・ペピータ・エディション」
名作スポーツカーにちなんだアイコニックな椅子の限定コレクション。「ヴィトラ」の「ポルシェ・ペピータ・エディション」
LE VOLANT CARSMEET WEB
スバルとRyzenでお馴染みのAMDが手を組んだ! 元祖ぶつからないクルマの「アイサイト」がさらに進化する!!
スバルとRyzenでお馴染みのAMDが手を組んだ! 元祖ぶつからないクルマの「アイサイト」がさらに進化する!!
WEB CARTOP
F1、新たなポイントシステムを協議へ。ポイント獲得の対象が12位まで拡大?
F1、新たなポイントシステムを協議へ。ポイント獲得の対象が12位まで拡大?
motorsport.com 日本版
「無断駐車は罰金○万円」の看板には法的な効力なし! 悪質無断駐車に対する現実的な対応策とペナルティとは
「無断駐車は罰金○万円」の看板には法的な効力なし! 悪質無断駐車に対する現実的な対応策とペナルティとは
WEB CARTOP
WRCクロアチアラリー|クラッシュで優勝争い一気に変動……トヨタのオジェが制す。勝田貴元はスーパーサンデー首位でポイント積み上げ
WRCクロアチアラリー|クラッシュで優勝争い一気に変動……トヨタのオジェが制す。勝田貴元はスーパーサンデー首位でポイント積み上げ
motorsport.com 日本版
夢を叶え、歴史を作った男に万雷の拍手。初の中国人F1ドライバーとして母国GP戦った周冠宇、感極まる「これだけの熱気や愛に触れたのは初めて」
夢を叶え、歴史を作った男に万雷の拍手。初の中国人F1ドライバーとして母国GP戦った周冠宇、感極まる「これだけの熱気や愛に触れたのは初めて」
motorsport.com 日本版
現行カイエンに「GTS」シリーズを追加! 新型「カイエンGTS」「カイエンGTSクーペ」の予約受注を開始
現行カイエンに「GTS」シリーズを追加! 新型「カイエンGTS」「カイエンGTSクーペ」の予約受注を開始
月刊自家用車WEB
モータースポーツでもサスティナブルを目指す! マツダが2024年スーパー耐久シリーズ参戦体制を発表
モータースポーツでもサスティナブルを目指す! マツダが2024年スーパー耐久シリーズ参戦体制を発表
Webモーターマガジン
全固体電池の量産化も見えた! 日産の次世代バッテリー生産最前線を取材、不可能を可能にしたブレイクスルーを解説
全固体電池の量産化も見えた! 日産の次世代バッテリー生産最前線を取材、不可能を可能にしたブレイクスルーを解説
AUTOCAR JAPAN
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)、リバティ傘下のF1とMotoGPの同時開催は“可能”。しかし実現の「可能性は低い」と推測
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)、リバティ傘下のF1とMotoGPの同時開催は“可能”。しかし実現の「可能性は低い」と推測
motorsport.com 日本版
「淡路島最長のトンネル」ついに貫通 かつて電車も走ってた中心地の渋滞解消へ「洲本バイパス」 ただし全通は延期に
「淡路島最長のトンネル」ついに貫通 かつて電車も走ってた中心地の渋滞解消へ「洲本バイパス」 ただし全通は延期に
乗りものニュース
レクサスGX550、まずは100台限定販売 1235万円で抽選受付 通常モデルは2024年秋
レクサスGX550、まずは100台限定販売 1235万円で抽選受付 通常モデルは2024年秋
日刊自動車新聞

みんなのコメント

61件
  • 市販はされなかったが国産スーパーカーといえば童夢-零があるじゃないですか。
  • まんま列記された車がサーキットの狼・・・受け売りのやっつけ記事
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

282.5341.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.866.0万円

中古車を検索
ボーラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

282.5341.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.866.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村