2024年からヤマハへ移籍したアレックス・リンス。先日行なわれたシェイクダウンテストに参加した彼は、新型バイクのエンジンが昨年よりも強力になっていると語った。
ホンダ陣営を1年で離れてヤマハへ移って来たリンスは、昨年11月末のバレンシアテストで初めてYZR-M1を走らせた。そしてヤマハが優遇措置の対象メーカーであることから、2月1日~3日に行なわれたシェイクダウンにも参加し、新型マシンを一足早く試験することができた。
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リンスはシェイクダウン3日間のうち2日間に参加しているが、マシンを走らせると最初から感触は良かったと語っている。
「シェイクダウンでバイクに乗って、1日目からすぐにとてもいい感じだったんだ」とリンスは言う。
「そう思えて凄く嬉しいよ。素早く物事を進めていく助けになってくれる。働き方やアプローチについても満足している。僕らは正しい道にいるよ」
そしてリンスは、ヤマハの取り組み方が変化しているとも語った。
「今のヤマハの取り組み方は……バレンシアテストと比べてもとても変わっていると思う。ああ、その時は僕としても初日でしかなかったけど、既に違いを感じられているんだ」
「実はバレンシアでもここでも、バイクに乗った瞬間からすぐにいい感じだったんだ。スズキの時のようなことを思い出すよ」
なおチームメイトのファビオ・クアルタラロはシェイクダウンテストで、ヤマハのエンジンが更に強力になったと語っていた。それはリンスも同様で、エンジンは強力になっていると述べた。
今のヤマハのベースが勝利できるパッケージだと感じているかを問われた際、リンスは次のように答えた。
「僕らはまだ道半ばだ。まだ試さないといけない新パーツもあるけど、もう少しベースが必要だと思う。電子制御とエアロダイナミクスでね」
「電子制御ではかなり作業をしているんだ。新しいエンジンは(クアルタラロの言うように)アグレッシブではないかもだけど、より速くなっているようだ。バレンシアで試したものよりも速くなっている」
「ただ僕はこのバイクの経験が豊富なわけじゃないから、たくさんは話せないけどね」
リンスは2023年の大半を、右足の怪我によって棒に振ってしまった。ただ回復は順調に進んでおり、バイクに乗っていて痛みはほぼ無いと語っている。
MotoGPは6日からオフィシャルテストが開始されており、8日までセッションが続く予定だ。
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