現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 世の流れもユーザーの声も汲んだハズ! なのにモデルチェンジで人気凋落した残念なクルマ3選

ここから本文です

世の流れもユーザーの声も汲んだハズ! なのにモデルチェンジで人気凋落した残念なクルマ3選

掲載 12
世の流れもユーザーの声も汲んだハズ! なのにモデルチェンジで人気凋落した残念なクルマ3選

 この記事をまとめると

◼︎モデルチェンジによって人気モデルから不人気モデルになったクルマを紹介

安いのは嬉しいけど「エアコンなし」「シートも外しちゃえ」「安全装備レス」って……やりすぎ! 超質素グレードをもつクルマ3選

◼︎ネガな部分が消えているので悪いクルマではなかった

◼︎長い歴史に終止符を打ってしまったケースもある

 人気モデルだったはずなのにモデルチェンジで大ゴケ

 ユーザーに受け入れられるクルマを作るというのは自動車メーカーにとっては重要な要素のひとつ。しかし、大衆の声を取り入れたにもかかわらず、販売台数が伸び悩んでしまったという負のスパイラルに陥ってしまったモデルも存在する。

 そこで今回は、そんな大衆ウケを狙った結果、従来のユーザーが離れてしまったという残念なモデルをピックアップしてみたい。

 日産 エルグランド(3代目)

 それまでは多人数乗車できることが最優先されてきた3列シート車に、「高級」というテイストを持ち込んで大ヒットモデルとなったエルグランド。

 しかし、2002年にトヨタがライバル車となるアルファードをリリースすると状況が一変。初代のキャラクターを踏襲した2代目エルグランドは徐々にアルファードにその地位を奪われるようになってしまったのだ。

 そこで2010年に登場した3代目モデルでは、それまでのFRレイアウトを捨ててアルファードと同様にFFレイアウトへと変更。

 それによって低床化を実現し、全高を低く構えたスタイルとしたのだが、堂々としたフォルムを求めるユーザーからは敬遠され、FRらしい素直なハンドリングに惚れていた従来のユーザーからはFF化に落胆する声が挙がるという結果となってしまった。

 利便性は向上したものの惜しくも人気は下降気味に

 ホンダ・オデッセイ(5代目)

 3列シートを備えるミニバンでありながら、ステーションワゴン並みに低い全高とホンダらしいスポーティな走り味で瞬く間に大人気車種となったオデッセイ。代を重ねてもそのキャラクターはキープしつづけ、正常進化と呼ばれるモデルチェンジを繰り返していた。

 しかし、2013年に登場した5代目モデルはそれまで存在していたフラッグシップミニバンであるエリシオンと統合されることになり、背の高いフォルムとスライドドアを備える一般的なミニバンスタイルとなってしまった。

 プラットフォームこそホンダ自慢の低床レイアウトを持つ重心の低いものとなっていたが、リヤサスペンションがダブルウィッシュボーン式からトーションビーム式(ホンダ的に言うと車軸式)となったことも、従来の走りを求めるユーザーからは否定的な声が出る結果となったのだった。

 慌てたホンダは中国で販売されていたステーションワゴン風の3列シート車、ジェイドを日本に導入するも、6人乗りという中途半端な仕様であったことや、そもそもオデッセイではなかったことなどもあってこちらも低迷。

 結局、ジェイドは2020年に、オデッセイも生産工場の閉鎖に伴って生産を終了し、現在は在庫のみの販売となっている。

 日産 スカイライン(9代目・R33型)

 1989年に登場した8代目スカイライン、いわゆるR32型は、GT-Rが約16年ぶりに復活するなどクルマ好きからすれば名車と言えるモデルとなっていた。

 しかし、実際の販売はスポーツ性を重視したコンパクトなキャビンなどがメインユーザーであるセダンを購入する層から不評となり、販売成績は手放しで喜べるものとはならなかったのだ。

 そこで1993年に登場した9代目モデルは一気にホイールベースを10センチ以上拡大。全幅も拡大して3ナンバーボディを纏っての登場となった。

 しかし、今度は一転して間延びした印象であるとか大きく重くなったとかのさんざんな評価となり、先代を下回る販売台数に留まってしまったのである。

こんな記事も読まれています

【F1第10戦無線レビュー】際どいチームメイトバトルで接触のフェラーリ勢「カルロスが閉めた」「僕の方が前だったのに」
【F1第10戦無線レビュー】際どいチームメイトバトルで接触のフェラーリ勢「カルロスが閉めた」「僕の方が前だったのに」
AUTOSPORT web
「OPEN COUNTRY A/T III」が新型レクサス『GX』・トヨタ『ランドクルーザー250』の新車装着タイヤに採用
「OPEN COUNTRY A/T III」が新型レクサス『GX』・トヨタ『ランドクルーザー250』の新車装着タイヤに採用
レスポンス
ルクレール、SQ3コースイン直前に悪夢のようなエンジン停止。アタックラップ間に合わず痛恨10番手「チームにはガレージで話すと言われている」
ルクレール、SQ3コースイン直前に悪夢のようなエンジン停止。アタックラップ間に合わず痛恨10番手「チームにはガレージで話すと言われている」
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「コンパクトミニバン」登場に反響多数!?「すごく良い」「優しいデザイン」8年ぶり全面刷新で燃費向上モデルも出た「フリード」発売
ホンダ新型「コンパクトミニバン」登場に反響多数!?「すごく良い」「優しいデザイン」8年ぶり全面刷新で燃費向上モデルも出た「フリード」発売
くるまのニュース
久しぶりに乗ろうと思ったら動かない!? 長期保管していたバイクの不調の主な原因とは
久しぶりに乗ろうと思ったら動かない!? 長期保管していたバイクの不調の主な原因とは
バイクのニュース
デロリアンDMC-12、現代EV技術で蘇る 218馬力、航続距離240kmの「電動スポーツカー」へ
デロリアンDMC-12、現代EV技術で蘇る 218馬力、航続距離240kmの「電動スポーツカー」へ
AUTOCAR JAPAN
高性能VW『ゴルフR』改良新型はワゴンにも設定…333馬力ターボ搭載
高性能VW『ゴルフR』改良新型はワゴンにも設定…333馬力ターボ搭載
レスポンス
父の「ハコスカ」に憧れて…「鉄仮面」を2台所有するマニアのフルオリジナル「スカイライン2000GT」の純正快適装備とは?「父と同じウェーバーキャブが目標です」
父の「ハコスカ」に憧れて…「鉄仮面」を2台所有するマニアのフルオリジナル「スカイライン2000GT」の純正快適装備とは?「父と同じウェーバーキャブが目標です」
Auto Messe Web
ヒョンデ・エラントラがニュル24時間でクラス優勝。IONIQ5Nはパイクスピークでタイムチャレンジ
ヒョンデ・エラントラがニュル24時間でクラス優勝。IONIQ5Nはパイクスピークでタイムチャレンジ
カー・アンド・ドライバー
警察庁、酒気帯び・「ながら」運転の自転車にも罰則、11月施行[新聞ウォッチ]
警察庁、酒気帯び・「ながら」運転の自転車にも罰則、11月施行[新聞ウォッチ]
レスポンス
バイクニュース今週のダイジェスト(6/24~28)
バイクニュース今週のダイジェスト(6/24~28)
バイクブロス
なぜ「雨の日に洗車」勧める? 無駄じゃない? ガソスタで声掛けするワケは? 雨で汚れは落ちないのですか?
なぜ「雨の日に洗車」勧める? 無駄じゃない? ガソスタで声掛けするワケは? 雨で汚れは落ちないのですか?
くるまのニュース
自己判断でETCをつけちゃダメ!? このウワサの真偽はいかに
自己判断でETCをつけちゃダメ!? このウワサの真偽はいかに
バイクのニュース
いまやドイツでは縦列駐車でバンパーをぶつけて停めるのはNGなんです!【池ノ内ミドリのジャーマン日記】
いまやドイツでは縦列駐車でバンパーをぶつけて停めるのはNGなんです!【池ノ内ミドリのジャーマン日記】
LE VOLANT CARSMEET WEB
現行シトロエンC3のファイナルを飾る限定モデル「C3メルシー!」が日本上陸
現行シトロエンC3のファイナルを飾る限定モデル「C3メルシー!」が日本上陸
カー・アンド・ドライバー
「東京アウトドアショー2024」幕張メッセで開幕 12ブランドの自動車メーカーやインポーターが出展
「東京アウトドアショー2024」幕張メッセで開幕 12ブランドの自動車メーカーやインポーターが出展
日刊自動車新聞
[新型フリード]最速3カ月納車!? フリードのために書き下ろしたミセスの新曲が激アツ
[新型フリード]最速3カ月納車!? フリードのために書き下ろしたミセスの新曲が激アツ
ベストカーWeb
日産『ムラーノ』が11年ぶりフルモデルチェンジへ! 日本市場復活はどうなる?
日産『ムラーノ』が11年ぶりフルモデルチェンジへ! 日本市場復活はどうなる?
レスポンス

みんなのコメント

12件
  • 人気モデルだったはずなのにモデルチェンジで大ゴケ

    オデッセイ、フィット、ヴェゼル、ステップワゴン・・・
    全てホンダじゃねーか
  • オデッセイは背の低いまま残して欲しかったです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村