現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【新型デビュー直前!】トヨタ・スープラの「SUPRA」ってどういう意味?〈歴代セリカXX&スープラを振り返りつつ〉

ここから本文です

【新型デビュー直前!】トヨタ・スープラの「SUPRA」ってどういう意味?〈歴代セリカXX&スープラを振り返りつつ〉

掲載 更新
【新型デビュー直前!】トヨタ・スープラの「SUPRA」ってどういう意味?〈歴代セリカXX&スープラを振り返りつつ〉

いよいよ新型のお披露目が秒読み段階に入ったトヨタ・スープラ。クルマ好きにはなじみ深い名前だが、よくよく考えてみればこの「SUPRA」って言葉、イマイチ意味がわからないって人も多いのではありませんか? SUPERみたいな綴りだけれど、微妙に違うし……。そんなわけで歴代スープラを振り返りつつ、スープラの意味について説明いたします。

初代 A40/50型 セリカXX(1978~81年)

トヨタ・スープラはどんどん小さく軽くなっていた

 セリカの上級モデルとして登場した初代セリカXX。このセリカという名前はスペイン語で「天国の、神の」といった意味を持つが、そこに未知な数字などを表現するXをふたつ重ねて付け加えることで、高性能やラグジュアリーさを匂わせたのだと思われる。

 ただ、このXXというのが北米市場ではマズかった。アメリカでは成人映画のレートを「X」で表すため、なにやら卑猥な意味で捉えられてしまうのだ。

 そんなわけで、日本を除くグローバル市場ではスープラの名が与えられた。スープラとは、ラテン語で「最高の、至上の」を意味する言葉で、セリカにも通じるところがある。

二代目 A60型 セリカXX(1981~86年)

 斬新なリトラクタブルヘッドランプを採用した二代目。こちらも海外市場はスープラ、国内市場はセリカXXと、ふたつのネーミングを使い分けられていた。

 ちなみに記者は、逆輸入車だったのか張り替えただけだったのか不明だが、小学生の頃に「SUPRA」というエンブレムをつけた車両を目にし、どう読めばいいのかわからず、なんとなく雰囲気で「スーパーだ」と言って、父親に綴りがちょっと違うぞと指摘された記憶がある。

「じゃあなんて読むんだろう?」と問うと、父親も「なんだろうなぁ」とわからなかった模様。それくらい、SUPRAという単語は日本人には馴染みがないものだった。

三代目 A70型 スープラ(1986~93年)

 ところがどっこい、1986年に登場した三代目は、ついにグローバルと同じスープラを襲名。日本人に馴染みのない響きではあったが、それがむしろ特別感、異国情緒を醸し出し、このモデルのスペシャルティカーとしてのキャラクターを引き立てることになったようだ。


四代目 A80型 スープラ(1993~2002年)

 そして、つい最近まではこれが「最後のスープラ」ということになっていた四代目がデビュー。もちろんこちらもグローバル共通のスープラを名乗っている。

 余談ながらかつてトヨタは、ほとんどのモデルが「C」で始まるネーミングを持っており、その次に多かったのが「S」だった。CELICAもSUPRAもこの法則に当てはまるし、スプリンター・カリブ(SPRINTER CARIB)なんてその象徴的なネーミングだ。

 近年ではプリウスやヴィッツやアルファードなど、CやSではない頭文字のネーミングを持つモデルが当たり前のように増殖してきたので、なんとなく寂しさを覚えていた人も少なくないだろう。

 伝統のスープラの名の復活は、いろいろな意味でクルマ好きの心を揺さぶることになりそうだ。

こんな記事も読まれています

トヨタ新型「クーペSUV」世界初公開! 鮮烈「赤内装」が超豪華! 流麗ボディ&最新サメ顔がカッコイイ新型「bZ3C」北京で発表
トヨタ新型「クーペSUV」世界初公開! 鮮烈「赤内装」が超豪華! 流麗ボディ&最新サメ顔がカッコイイ新型「bZ3C」北京で発表
くるまのニュース
人中心の「生きる歓び」を届け!マツダが新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-80」を欧州向けに発表
人中心の「生きる歓び」を届け!マツダが新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-80」を欧州向けに発表
バイクのニュース
ゲーム内で先行体験! AFEELAプロトタイプがグランツーリスモ7に登場
ゲーム内で先行体験! AFEELAプロトタイプがグランツーリスモ7に登場
レスポンス
商用車から登場した名車!! ミニカは三菱のクルマを世に知らしめた名作だった!
商用車から登場した名車!! ミニカは三菱のクルマを世に知らしめた名作だった!
ベストカーWeb
アルファ ロメオ「33ストラダーレ」をオーダーした日本人とは? ボディカラーは「ロイヤルブルー」を選択しました
アルファ ロメオ「33ストラダーレ」をオーダーした日本人とは? ボディカラーは「ロイヤルブルー」を選択しました
Auto Messe Web
マツダが北京モーターショーで新型電動車2車種を初公開。2024年中には1車種を発売
マツダが北京モーターショーで新型電動車2車種を初公開。2024年中には1車種を発売
Webモーターマガジン
トヨタ新型「ファミリーSUV」世界初公開! 斬新サメ顔が超カッコイイ! 白内装が豪華&居住性がスゴイ! オシャレな「超静音モデル」北京で発表
トヨタ新型「ファミリーSUV」世界初公開! 斬新サメ顔が超カッコイイ! 白内装が豪華&居住性がスゴイ! オシャレな「超静音モデル」北京で発表
くるまのニュース
日本初の月面着陸&撮影に成功した変形型探査ロボ「SORA-Q」がトミカに! 着陸実証機とセットで受注販売
日本初の月面着陸&撮影に成功した変形型探査ロボ「SORA-Q」がトミカに! 着陸実証機とセットで受注販売
乗りものニュース
都市部におけるBEVの課題解決に──アウディがすべてのBEVユーザーに向け急速充電施設「Audi charging hub紀尾井町」をオープン|Audi
都市部におけるBEVの課題解決に──アウディがすべてのBEVユーザーに向け急速充電施設「Audi charging hub紀尾井町」をオープン|Audi
OPENERS
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】混雑を避けて移動したい! 道路別・渋滞予測まとめ
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】混雑を避けて移動したい! 道路別・渋滞予測まとめ
くるくら
中国自動車業界における歴史的一歩! テインサスペンションの純正採用が実現
中国自動車業界における歴史的一歩! テインサスペンションの純正採用が実現
レスポンス
マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
レスポンス
過酷すぎる走行テストを経て「ディフェンダー・オクタ」7月3日発表へ!プレビューイベントも開催予定
過酷すぎる走行テストを経て「ディフェンダー・オクタ」7月3日発表へ!プレビューイベントも開催予定
LE VOLANT CARSMEET WEB
新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場
新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場
VAGUE
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
くるまのニュース
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
ベストカーWeb
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
WEB CARTOP
使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUV! ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ
使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUV! ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.81870.0万円

中古車を検索
スープラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.81870.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村