4年も新車がないことはなにを意味する?
三菱自動車から新型車「エクリプスクロス」が、2018年3月1日より発売されました。その前の三菱自動車の日本における新型車は、2014年2月の「eKスペース」ですから、なんと4年ぶりの新車です。
少し前までは、「クルマは4年ごとに新型車にフルモデルチェンジする」というのが一般的。最近になってモデルチェンジのサイクルは長くなっていますが、それにしても4年も新型車がないとは、日本メーカーとして尋常ではありません。それだけ2016年に発覚した燃費不正問題が、三菱自動車に大きな痛手を与えたと言えるでしょう。
では、新型車のなかった4年間のあいだ、三菱自動車は何をしていたのでしょうか。クルマは、発表直後が一番に売れ、その後、徐々に売れなくなってゆく商品です。4年も新型車がないということは、売っている商品はどんどん古くなる一方。販売の現場は、相当に苦しいのではないかと想像するのが普通のところ。
ところが、本当のことを言えば、三菱自動車の業績は2017年からV字回復していたのです。2018年ではありません。新型車「エクリプスクロス」を投入する前の2017年から、三菱自動車の業績は回復基調にあるのです。
この4年間、どこでなにをしていたのか
三菱自動車が2018年1月に発表したリリースによると、2017年1月から12月のグローバル販売台数は、前年の93万4000台から103万台に増加。総生産は2014年以来、3年ぶりの増加となっています。
そのV字回復の功労者は、海外市場に投入された新型車たちです。2014年にピックアップトラックの「トライトン」、2015年にミドルSUVの「パジェロスポーツ」(これはトライトンの乗用車バージョンとも呼べるもの)、そして2017年にインドネシア向けのMPV「エクスパンダー」が新型車として発売されています。
「トライトン」はアセアンで大人気ですし、「パジェロスポーツ」はロシアでの現地生産もスタートしました。また、「エクスパンダー」はインドネシアでベストセラーとなり、現地の「カー・オブ・ザ・イヤー」も獲得しています。日本国内向けの新型車はありませんでしたが、世界市場に向けて三菱自動車は新型車を投入していたのです。
主戦場はもはや日本にあらず、あるいはこの先に…?
それも、そのはずです。実のところ三菱自動車の、年間103万台の販売のうち、日本市場はわずかに9万1000台。軽自動車がなければ、たったの3万6000台です。一方、たとえばインドネシア向けの「エクスパンダー」を挙げれば、昨年秋の9月に発売されたばかりなのに、すでに6万台もの受注を獲得。世界市場の販売は、まったく規模が違います。そんな大きな市場に向けて、三菱自動車は努力しており、その結果としてV字回復を実現しているのです。
ちなみに新型の「エクリプスクロス」は、3月の発売前で、すでに国内予約5000台を獲得。グローバル市場でも受注は5万台を突破。「エクスパンダー」のような、三菱自動車を支える新たな柱に成長することが予想されます。また、三菱自動車はこの先、日産・ルノーとのアライアンスによる好影響も期待されます。
不正問題発覚によって、業績が地に落ちた三菱自動車ですが、「エクリプスクロス」のような新型車が復活に大きく貢献することでしょう。三菱自動車の再生の道程に注目です。
【画像】「エクリプスクロス」のインテリア
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