現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?

ここから本文です

【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?

掲載 25
【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?

2022年の東京オートサロンでワールドプレミア

AUTOCAR JAPANでは、かつてトヨタ GAZOOレーシング(以下、TGR)が公開した「GR GT3コンセプト(GR GT3 Concept)」の市販化に向けた開発が進められている、と報じた。

【画像】ICE? BEV? 気になるパワートレイン【プロトタイプとコンセプトモデルを写真で見る】 全14枚

このGR GT3コンセプトが世界初公開されたのは、約2年前の東京オートサロン。その日会場で取材したGR GT3コンセプトのディテールから、開発が進められていると噂のロードバージョンの情報を整理してみたい。

東京オートサロン2022の当日。会場のトヨタ/TGRブースでは発表を前にヴェールを被ったGR GT3コンセプトが展示されているはず……と思ったら、アンヴェールはなく、すでに実車がそのまま展示されており、多くのメディアの注目を浴びていた。

ボディカラーは、当時からメルセデスAMGなどのハイパフォーマンスモデルで流行していた、マットなダークグレー。

ロングノーズ/ショートデッキのファストバック・スタイルで、GT3コンセプトと謳っているだけにフロントのバンパースポイラー、リアエンドの大型ウイング、そしてサイドステップといったエアロパーツが装着されているが、ボディそのものは流麗なクーペのスタイリングだ。しかも、いままでのトヨタ車やレクサス車とは一線を画したデザインのようだった。

車両のそばのボードには「GR GT3 Concept」という車名。「『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』の更なる推進」といったフレーズ。そして簡単なスペックが書かれていた。

そのボードに書かれていたスペックは、全長×全幅×全高=4590×2040×1140mm、ホイールベースは2725mmという外寸のみ。しかもウインドーは真っ黒で室内は見えない。

おそらく、この展示車両はモックアップ(実物大模型)で、インテリアは完成していないものと思われた。当然ながら(?)。パワートレインや駆動方式なども発表されていない。

そのスタイルから想像される限り、エンジンはフロントに搭載されるようだが。

「GT3」のホモロゲーションを取得するためには?

そして車名に「GT3」とあるように、カスタマースポーツの最高峰であるGT3レースへの参戦を目指すドライバーのために、TGRではこのクルマを開発中であるとした。

ホモロゲーションを取得するためには、年間200台以上のロード(市販車)バージョンを生産しなければならない。

この東京オートサロン2022以降、GR GT3コンセプトが一般公開されたり、続報が発表されることはなかった。

だが、2023年の夏ごろから、GR GT3のプロトタイプと思われる、カモフラージュが施されたテスト車両が日本国内のサーキットで走る光景が目撃されている。最近では、海外のサーキットでもカモフラージュされたGR GT3のプロトタイプ(と思われる車両)がテスト走行を行っているようだ。

つまり、デビュー時期は未定だが開発は進められているということだろう。

カモフラージュ車両のスクープ画像を見るかぎり、そのスタイリングはTASに展示された車両と大きくは変わっていないようだ。パワートレーンは、新開発のV8ツインターボエンジンではないかと噂されている。

GT3のレーシングカーとなれば、日本ではスーパーGTのGT300クラスやスーパー耐久といったレースに参戦できる。海外メーカーのGT3マシンと戦う、GR GT3の姿を楽しみにしているモータースポーツ ファンも多いのではないだろうか。

ロードカーはレースバージョンから遅れて登場か

そして気になるのは、やはりロードバージョンだろう。

このGR GT3、車名が示すように現在は「GR」ブランドでの開発が進められているようだが、モータースポーツやさまざまなシーンでのイメージを高めるためには、「レクサス」ブランドで販売されることも考えられる。

レース仕様のデチューン版とはいえ、パワースペックはかなりのものになるはず。生産台数もレギュレーションで200台以上とはなっているが、大メーカーのトヨタとはいえ、そう大量生産は考えられない。せいぜい、200台+アルファくらいとなるだろうから、車両価格もそれなりに高額になることは間違いない。

そうなると、レクサス ブランドで販売される可能性も高そうだ。

GR GT3のレース仕様は2026年シーズンには参戦するのではないかと予想されている。となれば、その少し後にはロードバージョンも販売されることになるだろう。

トヨタおよびレクサスとしては、レクサス LFA以来のスーパースポーツカーとなるであろうGR GT3のロードバージョン(車名は変わるかもしれないが)。

東京オートサロン2022の直後から、SNSなどに多くの書き込みが寄せられるなど、注目を集めてきただけに、トヨタファンだけでなく、多くのモータースポーツファンやクルマ好きたちが、そのデビューの日を待っていることだろう。

こんな記事も読まれています

レクサス新型スーパーカー 600馬力の「LFA」後継、開発進行中か V8プロトタイプも確認
レクサス新型スーパーカー 600馬力の「LFA」後継、開発進行中か V8プロトタイプも確認
AUTOCAR JAPAN
ホンダの「V型10気筒エンジン」搭載スーパーカー!「“NSX”後継車」指名された本気の「超ロングノーズ」モデルに反響あり!
ホンダの「V型10気筒エンジン」搭載スーパーカー!「“NSX”後継車」指名された本気の「超ロングノーズ」モデルに反響あり!
くるまのニュース
6速MTで745馬力 フェルナンド・アロンソ「傑作」と称賛 英アストン マーティンから限定モデル登場
6速MTで745馬力 フェルナンド・アロンソ「傑作」と称賛 英アストン マーティンから限定モデル登場
AUTOCAR JAPAN
遂に「楽しい」電動スポーツ生誕! ロー&ワイドなボディにシザーズドア 新MGサイバースターへ試乗 
遂に「楽しい」電動スポーツ生誕! ロー&ワイドなボディにシザーズドア 新MGサイバースターへ試乗 
AUTOCAR JAPAN
全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは
全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは
くるまのニュース
全長3.5m! トヨタが「小さなMRスポーツカー」を開発! “5速MT×1.8Lターボ”搭載した「爆速モデル」に熱望の声!
全長3.5m! トヨタが「小さなMRスポーツカー」を開発! “5速MT×1.8Lターボ”搭載した「爆速モデル」に熱望の声!
くるまのニュース
R32型GT-Rは8分20秒だが今やコンパクトカーでも7分38秒!? 現在のニュルのラップタイムってどのくらいなのよ!
R32型GT-Rは8分20秒だが今やコンパクトカーでも7分38秒!? 現在のニュルのラップタイムってどのくらいなのよ!
ベストカーWeb
小さいけど400馬力のスポーツセダン アウディ新型「RS3」 ニュル記録更新、8月発売へ
小さいけど400馬力のスポーツセダン アウディ新型「RS3」 ニュル記録更新、8月発売へ
AUTOCAR JAPAN
トヨタ 新「プリウス”スポーツカー”」に大反響! “GT風”バンパー&重低音マフラー採用! ド迫力エアロの「ハイブリッドスポーツカー」7月発売へ
トヨタ 新「プリウス”スポーツカー”」に大反響! “GT風”バンパー&重低音マフラー採用! ド迫力エアロの「ハイブリッドスポーツカー」7月発売へ
くるまのニュース
LBXの影にしたくない! 小改良 レクサスUX 300hへ試乗 第5世代HVで198psに 喜び多き所有体験
LBXの影にしたくない! 小改良 レクサスUX 300hへ試乗 第5世代HVで198psに 喜び多き所有体験
AUTOCAR JAPAN
[新型セリカ]は最後の純ガソリンエンジンで”400馬力超え”を目指す!! マツダからは[ロータリー搭載]の電動車が登場か
[新型セリカ]は最後の純ガソリンエンジンで”400馬力超え”を目指す!! マツダからは[ロータリー搭載]の電動車が登場か
ベストカーWeb
異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
くるまのニュース
2024年中の発表もあるか!? ホンダのおしゃれクーペ「プレリュード」誕生間近? 新型は「往年の名車ゆずり」の圧倒的な存在感が魅力的
2024年中の発表もあるか!? ホンダのおしゃれクーペ「プレリュード」誕生間近? 新型は「往年の名車ゆずり」の圧倒的な存在感が魅力的
VAGUE
「史上最高」のロード・ポルシェ 718スパイダー RSへ試乗 カップカー・エンジンを軽いミドシップに!
「史上最高」のロード・ポルシェ 718スパイダー RSへ試乗 カップカー・エンジンを軽いミドシップに!
AUTOCAR JAPAN
いすゞ「ビークロス」がなぜ今話題に!? カニエ・ウェスト改めYeも愛車として迎え入れたカルトカーの販売台数は?
いすゞ「ビークロス」がなぜ今話題に!? カニエ・ウェスト改めYeも愛車として迎え入れたカルトカーの販売台数は?
Auto Messe Web
マツダ版タイプR? 2LのV6搭載! レースにも出たマツダ・ランティスは超絶スポーツセダンだった!
マツダ版タイプR? 2LのV6搭載! レースにも出たマツダ・ランティスは超絶スポーツセダンだった!
ベストカーWeb
「大胆で挑戦的」なロータス・エレトレ S 迎え撃つアウディSQ8 e-トロン 電動SUV直接比較(1)
「大胆で挑戦的」なロータス・エレトレ S 迎え撃つアウディSQ8 e-トロン 電動SUV直接比較(1)
AUTOCAR JAPAN
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
Auto Messe Web

みんなのコメント

25件
  • tak********
    トヨタはデザインに難ありですね…
    性能は良いのは前提に…でも憧れるとか
    欲しいとか勿論買える範囲の値段の車の話ですが
    無いですね。涙目フロントマスクは無くなり
    安心しましたが今度はアイアンマンマスクに
    統一ですか…個人としてはウルトラマンマスクが
    今日のお勧めです。
  • mad********
    GT3って市販前に参戦出来るのかな。
    LFA以降何台もお蔵入りになってるから市販確実なのは安心だけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村