アウトランダーPHEV ベストバイは?
2021年10月28日に待望の新型が発表となった三菱アウトランダーPHEV。
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12月16日の発売に向けて事前予約もスタートしており、どのグレードにしようか迷っている人もいるのではないだろうか?
そこで今回はグレードごとの仕様の違いや設定されるオプションなどを比較し、どのグレードがベストバイなのかを考えてみたい。
新型アウトランダーPHEVはデビュー時点では3つのグレードが用意されており、上から「P」、「G」、「M」となっている。
今回の新型モデルではこのクラスのPHEVモデルとしては唯一の3列シート車が設定されている点も特徴だが、上級グレードの「P」が7人乗りのみ、ミドルグレードの「G」が7人乗りと5人乗りが選択できるようになっており、ベースグレードの「M」は5人乗りのみという乗車定員だ。
なお、「G」の5人乗りと7人乗りの価格差は9万1300円となっており、両車の差は5人乗り仕様は3列目シートがない分ラゲッジリアアンダーボックスが備わり、7人乗り仕様は3列目シートとシートベルトが備わる違いとなっている。つまり、純粋に+2名分のエクストラコストということがいえるだろう。
ちなみに3列目シートは格納時に床下に収納されるため、格納してしまえば荷室のフラットさや広さは5人乗り仕様と同等となる。
ラゲッジアンダーボックス分のスペースは使えなくなるが、3列シート仕様だからといって狭くなったりしないという点は美点といえるだろう。
ベース/ミドルグレードを比べる
グレードごとの価格をみてみると、上級グレードの「P」が532万700円、「G(7人乗り)」が499万6200円、「G(5人乗り)」が490万4900円、「M」が462万1100円となっており、各グレード間の価格差は30万円前後という計算になる。
どのグレードを選んでもエンジンやモーター、バッテリー容量などパワートレインについては差がないため、価格差=装備の差ということになるわけだ(燃費、電費性能は「M」が若干良い数値となっているが、これは車両重量の差からくるもの)。
グレード間の装備差をチェックしてみると、「M」から「G」にすることでプラスされ、「M」ではオプション設定となっているのが、ヒートポンプ式エアコン、フロントワイパーデアイサー、「ミツビシ・コネクト」のセットオプション(17万7100円)とエレクトリックテールゲート(6万500円)。
この時点ですでに20万円超の装備となるが、さらに2インチアップの20インチタイヤホイールにコンビネーションシート、フロントパワーシート、LEDフロントターンランプ、シルバー塗装の前後スキッドプレート、ワイヤレス充電器などがプラスされる。
5人乗り同士で比べると「G」と「M」の価格差は28万3800円であるから、「M」を選択してオプションを装着するくらいなら、最初から「G」を買った方がコストパフォーマンスに優れるといっていいだろう。
逆に素の状態でいいという人は「M」を選択するのも1つの手だが、ヒートポンプ式エアコンが備わらない「M」は暖房をONにすると強制的にエンジンが始動してしまうため、冬季の燃費がガタ落ちになってしまうほか、モーターのみの走行モードである「EVプライオリティモード」使用時は暖房が使えなくなるという制約が発生してしまう。
それを回避するためにはヒートポンプ式エアコンのセットオプションを選ぶことになるのだが、前述のように17万7100円という価格になるため、「M」の低価格さが打ち消されてしまうのが悩ましいところである。
上級/ミドルグレードを比べる
続いては上級グレードの「P」とミドルグレードの「G」を比較してみたい。
この両車の価格差は7人乗り同士で比較すると「P」の方が32万4500円高額ということになる。
ここでも「G」でオプション装着が可能な「P」に標準装備となる装備をチェックしてみると、フロントパワーシート付レザーシート、とポジションメモリー・リバース連動のドアミラーがセットオプションで25万3000円、BOSEプレミアムサウンドシステムが10万4500円と、この2点ですでにグレード間の価格差を超える金額となる。
なお「P」の標準シートはセミアニリンレザーとなっており、これを通常のレザーシートにすると2万2000円安くなるため、選択できるオプションでの価格差は37万7500円という計算になるのだ。
さらに「P」には10.8インチのヘッドアップディスプレイや3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコン、カラードサイドドアガーニッシュなども標準装備となり、オプションカラーの2トーンボディカラーも「P」でのみ選択可能となっている点などを考えると、実は「P」グレードが最も装備と価格のバランスが良いグレードといえるかもしれない。
また最上級グレードを選択しておけばリセールバリューも高くなるというメリットもあり、残価設定クレジットで購入する場合も、当然車両本体価格の高いグレードの方が残価額も高くなるため、購入から売却までトータルで見た場合でも「P」が最もコストパフォーマンスに優れているということになるだろう。
そのため、現時点でアウトランダーPHEVを購入するのであれば、最上級グレードの「P」が最もオススメであり、最もミニマムな構成とする場合でも「M」にヒートポンプ式エアコンはマストで装着しておきたい、というのが筆者の結論である。
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みんなのコメント
そもそも、三菱にリセールバリューを期待していないです。リセールバリューを気にするならRAV4やレクサスのphev買いますし、そっちの方が良いと思います。
ディーラー買い取り残価なら別ですが。
近場のディーラーの話(地域系列会社全店舗の統計)ですが、見積りも注文も5人Gが多いそうです。アウトランダーガソリン車やファミリーバンから乗り換え(予定)では7人Gと7人Pが同じくらいだそうです。
年齢層は40~60代が多く、ちらほら30代、たま~に20代(ほぼ5人G)だそうです。