ヨーロピアンテイストのコンパクトカーとして人気のあるスズキスイフトと、現代の貴重なホットハッチとして絶大な支持を受けているスイフトスポーツが、5月13日に安全装備の充実をメインとした一部改良を受けた。
現代のクルマでは必須と言える安全装備の充実はユーザーにとってメリットも大きい。今回の一部改良の詳細について見ていく。
ハスラー ツイン ラパン スイフト… ユーザー第一で歩んだスズキの100年戦記(後編)
今回一部改良を受けた新型スイフト&スイフトスポーツの発売は5月25日からとなる。
文:ベストカーWeb編集部/写真:SUZUKI
【画像ギャラリー】チョッピリお色直しして質感アップしたスズキスイフト&スイフトスポーツ
エクステリアは小変更
現行のスイフトは2016年12月27日にフルモデルチェンジし、2017年1月4日から販売開始。いっぽうスイフトスポーツは、2017年9月20日から販売を開始している。
これまでハイブリッドの設定、特別仕様車の追加などがあったが、エクステリアに手が入れられるのは実質初となる。
エクステリアの変更はフロントグリルが立体感のあるデザインのフロントメッキグリルを採用している程度と小さいが、質感は確実にアップ
とはいっても、大掛かりなものではなく、スイフトは立体感を強めた新意匠のフロントメッキグリルを採用するにとどまっているし、スイフトスポーツについてはエクステリアの変更はなし。
すでに完成されたデザインでユーザーにも好評なため、大きく変える必要はないということだろう。しかし、グリルの変更により確実に質感が高まっている。
なお、RS、HYBRID RS、HYBRID SZにはスポーティな専用エアロパーツが採用されて、精悍なイメージに仕上げられている。
そのほかでは、アルミホイールのデザインが変更されていて、標準装備またはオプション設定されている。新デザインのアルミホイールはなかなか精悍だ。
スポーティかつ精悍と好評のスイフトスポーツはグリル、アルミホイールを含め、エクステリアは変更されていない
全グレード対応の2トーンルーフ仕様の設定
エクステリアの変更は極小であるが、ボディカラーが充実しているのがポイントだ。新規ボディカラーが目白押しなのに注目したい。
■フレイムオレンジパールメタリック2トーンルーフ(全機種)
■バーニングレッドパールメタリック、スピーディブルーメタリックのブラック2トーンルーフ(RS、HYBRID RS、スポーツ)
■ラッシュイエローメタリック シルバー2トーンルーフ(スポーツを除く)
上記の新設定カラーを含め、スイフトは10パターン、スイフトスポーツは9パターンのボディカラーを設定。
新色のフレイムオレンジパールメタリック2トーンルーフはスイフトスポーツを含め全モデルに設定される
ラッシュイエローメタリック シルバー2トーンルーフはスイフトスポーツを除くモデルに設定されている個性的カラー。スイフトスポーツのイエローとは違う色味
グレード構成の見直し&機能・装備
一部改良を機にグレード体系も見直され、以下のようになった。
■ガソリンエンジン2グレード(XG、RS)
■マイルドハイブリッド2グレード(HYBRID MG、HYBRID RS)
■ハイブリッド1グレード(HYBRID SZ)
RS、HYBRID RS、HYBRID SZにはフロントバンパー、サイドにスポーティなエアロパーツが装着される。リアにはリアエンドスポイラーを装着
改良前はガソリンは1.2LのNAと1Lターボがラインナップされていたが、1Lターボはカタログ落ちとなった。
機能・装備面では、フロント2ツイーター&リア2スピーカーを全車に標準装備(6スピーカー)、マルチインフォメーションディスプレイにデジタル速度表示を追加、オートライトシステムを全車に標準装備されている。
カラー表示のマルチインフォメーションディスプレイにはさまざまな情報が表示されるが、デジタル速度表示が追加された
安全装備の充実
今回の一部改良のメインである安全装備の充実により、より安全なクルマとして進化している。全車標準化されているので購入する時も安心だ。
これらにより、スイフト&スイフトスポーツは、サポカーSワイド、衝突被害軽減ブレーキ認定車に該当する。
インテリアデザインに変更はない。ただ、フロント2ツイーター&リア2スピーカー(6スピーカー)が全車標準になった点が新しい
【全車標準装備の安全装備】
■後退時の衝突被害軽減ブレーキ『後退時ブレーキサポート』
■後方誤発進抑制機能
■リアパーキングセンサー
■アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)
■車線逸脱抑制機能
■標識認識機能
■車線変更サポート付きブラインドスポットモニター
■リアクロストラフィックアラート
改良前では、スイフトスポーツに全方位モニター用カメラパッケージ装着車が設定されていたが、改良後は全車にオプション設定となり、周囲を立体的に360°確認できる3Dビューという機能が追加されている(5万2800円)。
車線変更サポート付きブラインドスポットモニターが全車に標準装備されたのは大きなトピックで、安全性能が大きく進化している
価格は全車ともアップ
改良を受けたスイフトの価格は、最も安いXG(5MT・FF)の153万5600~最も高いハイブリッドSZ(5AGS・FF)の208万7800円となっている。
改良前のスイフトが148万3900~197万7800円だったから、グレードにより違うものの、5万~10万円アップとなっている。
いっぽうスイフトスポーツの価格は、201万7400~208万8900円で、改良前のスイフトスポーツが187万~194万1500円だったため、15万円弱のアップとなっている。
スイフト&スイフトスポーツは、ライバルより安めの価格設定がされていたため、安全装備の充実を考えれば納得のいく範囲と言えるだろう。
アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)の作動図。安全装備が充実したため車両価格がアップしたが、後付けできないものだけに損はない
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