先日新型がワールドプレミアされた日産リーフ。しかしネット上には「バッテリー寿命が短くてお金がかかる」や、「5年後には100kmも走れなくなる」などといった意見が溢れた。たしかに初期型リーフでは電池性能の低下などを訴えるユーザーも多かったのは事実。新型リーフに関してはどうなのか? 日産自動車広報部に聞いてみた。
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産
■バッテリーの寿命はいったいどれくらいある?
リーフは完全なEV。当然動力源はバッテリーであり、バッテリーが経年劣化などでフル充電でも新車時の何割かに低減してしまうこともある。しかしそれはEVにとってはかなり大きな事件である。新車時に300km走れる触れ込みで買ったのに5年後には100kmしか走れなくなったら、もはやEVを買うことにメリットを感じなくなってしまう。
この現象は身の回りのガジェットに置き換えるとわかりやすい。たとえばスマートフォン。買った当初は24時間バッテリーがもっていたにも関わらず、3年もすると半日でバッテリー残量が20%になるなんて経験はお持ちではないだろうか?
これはバッテリーを動力源にする製品には付きものな劣化である。しかしEVは手軽に買い換えできるものではない。ましてや300万円以上も支払ったユーザーからしたら「仕方のないこと」ではすまない。そこで日産自動車広報部に聞いてみた。バッテリーの寿命は想定ではどれくらいですか?
「具体的な寿命はユーザーさんの使用環境で大きく変わります。しかし新型リーフのバッテリーは8年/16万キロの容量保証を行っています」とのこと。8年/16万kmのバッテリー容量保証は、その期間内に明確なバッテリーの劣化が見られれば新品バッテリーへと交換するもの。それならば、幾分か安心感はありそうだ。もちろんその保証期間をすぎれば基本的にバッテリー交換は有料になる。
「新型でも先代と同様にバッテリーの交換プログラムは準備しておりますが、ディーラーにてバッテリーの状況を確認させていただいたうえで、必要に応じて見積もりを提示させていただきます。尚、日産リーフには"EVあんしんプラス"という、法定点検やEVバッテリー使い方診断などのメンテナンスパッケージを準備しています」と日産自動車の担当者は語る。
バッテリーの劣化、つまり容量低下について診断機で診断し、なるべくバッテリーを長生きさせるアドバイスをしてくれる。それでもいつかはバッテリーは劣化する宿命にある。8年/16万kmの保証期間を長いととるか、短いととるかはユーザー次第だ。
ちなみに定員乗車時の航続可能距離などのテストデータは公表できないとのことだから、今後ベストカーで徹底チェックを行う予定なのでしばしお待ちいただきたい。
■来年出る「ハイスペック」モデルの詳細は?
2018年に登場するとされるリーフのハイスペックモデル。巷では「60kWh」バッテリーが搭載されるという噂がある。この点に関しても日産自動車に聞いてみた。
「2018年に発売を予定しているハイパフォーマンスモデルのバッテリーが60kWhということは事実です。距離に関してはEPA基準で連続航続距離が225マイル(約362km)以上と公表しております」とのこと。ちなみに新型の40kWhモデルの航続距離は150マイル(約240km)のEPA基準数値になっている。日本のJC08モードに換算すれば600km近い数値になりそうだ。
航続距離が増えることばかりがユーザーの最大関心事になりそうだが、実際はそうでもないと考える。たとえば毎日片道10km程度の通勤に使うユーザーであれば、60kWhモデルの実用性はあまり高くない。満充電までの時間も増えるし、車重自体も重くなるから電費だって稼ぎにくい。つまり短距離移動がメインならば40kWhでも充分なのである。
逆に高速道路も頻繁に使う長距離型のユーザーに関しては60kWhモデルが最適であろう。登場したばかりのiPhone8の容量を決める際も悩みそうな部分だが、容量が大きくてもそれを最大限までに活かせるかどうか、そのような視点もEVのバッテリー選びには大事になりそうだ。
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