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【最新モデル試乗】VW・T-Rocがよりハンサムに上質に変身! 気になる完成度をズバリ診断

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【最新モデル試乗】VW・T-Rocがよりハンサムに上質に変身! 気になる完成度をズバリ診断

販売絶好調SUVがさらに魅力アップ

 SUVは、いまや百花繚乱といえる状態にある。それは輸入車でも同様だ。マクラーレンなどごく一部を除いてすべてのブランドがラインアップ。さらに、多くが派生のクーペバージョンを加えるなど、熾烈な競争を繰り広げている。SUVの急ピッチな充実ぶりは日本車を凌ぐほどである。
 そうした中、T-Rocがマイナーチェンジした。T-Rocは「デビュー後4年で世界累計販売が100万台を超え、日本でも2021年通期の登録台数が同ブランドのTクロスに次ぐ輸入SUVの第2位」と好調なセールスが伝えられる人気モデルだ。

最新モデル試乗】魅力は走りと低燃費。ルノー・キャプチャーE-TECHハイブリッドの先進フィール

 好評を博して来たということもあり、エクステリアのリファインは小規模。前後バンパーの意匠変更とグリル中央のVWエンブレムを挟むLEDストリップ、フロントエプロン部にデイタイムランニングライトが加えられた程度だ。一見した雰囲気は従来型から大きくは変わっていない。
 ボディサイズは全長×全幅×全高4250×1825×1590mm。小さすぎず大きすぎない、適度な設定である。

 インテリアはマイナーチェンジを実感する。まず目を引くのが、これまでダッシュボード中央にビルトインをされていたディスプレイが、より大画面化されてタブレット端末を立てかけたようなレイアウトへと変更されたこと。さらにセンターパネル部の空調スイッチ類は、平面パネルをタッチ操作する方式に改められ、よりシンプル化された。
 質感も高まっている。ダッシュボードやドアトリムにステッチを施したソフトパッドを新採用。従来型で若干感じられたチープさは一掃された。率直なところ、それでも「高級感漂う」といった雰囲気にまでは達していないのだが、たとえば最新のゴルフと比較しても、見劣りする印象はかなり解消された。「ゴルフのSUV」といった感覚で見た場合でも、大きな違和感はなくなっている。

安全装備も充実。好印象の走りはしっかりイメージ

 装備面のアップデートも今回のマイナーチェンジの見逃せない部分。VWが「トラベルアシスト」の名称で展開する同一車線内での全車速運転支援システムや、同様に「エマージェンシーアシスト」と紹介される緊急時停車支援機能などの新装備をエントリーグレードのTSIアクティブから標準装備化した。これは大きな見どころだ。

 一方、今回は走りの機能に関するリファインはとくに報告されていない。試乗車のTSIスタイルのパフォーマンスは、相変わらず好印象だった。1.5リッターのターボ付き直噴4気筒ガソリンエンジン+7I速DCTが生み出す必要にして十二分な動力性能と、ちょっと硬めながら安定感が際立つフットワークは、従来型のテイストをそのまま受け継いでいる。
 T-Rocは、マイナーチェンジを機にハイパフォーマンスなRが登場。スポーツ派にも気になる存在に成長した。人気は、ますます不動のものになりそうだ。

VW T-Roc 主要諸元と主要装備

グレード=TSIスタイル
価格=7DCT 417万9000円
全長×全幅×全高=4250×1825×1590mm
ホイールベース=2590mm
トレッド=未公表
車重=1320kg
エンジン(プレミアム仕様)=1497cc直4DOHC16Vターボ
最高出力=110kW(150ps)/5000~6000rpm
最大トルク=250Nm(25.5kgm)/1500~3500rpm
WLTCモード燃費=15.5km/リッター(燃料タンク容量50リッター)
(市街地/郊外/高速道路:12.2/15.8/17.2km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トレーリングアーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=215/55R17+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.0m

主な燃費改善対策:アイドリングストップ/筒内直接噴射/可変バルブタイミング/電動パワーステアリング/DSG
主要装備:アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)/緊急時停車支援システム/レーンキープアシスト/同一車線全車速運転支援システム(トラベルアシスト)/レーンチェンジアシストシステム/スタティックコーナリングライト/ダイナミックライトアシスト/リアビューカメラ/駐車支援システム/デイタイムランニングライト/ドライバー疲労検知システム/前後パークディスタンスコントロール/リアトラフィックアラート/プリクラッシュブレーキ/LEDマトリックスヘッドランプ/リアフォグランプ/オールティンテッドガラス/2ゾーンフルオートAC/アレルゲン除去機能付きフレッシュエアフィルター/VW純正インフォテイメントシステム・レディ2ディスカバー/デジタルメータークラスター/ETC2.0対応車載器/スマートフォンワイヤレスチャージング/マイクロフリース・スポーツコンフォートシート(前席)/本革巻きマルチファンクションステアリング/ドライビングプロファイル機能/17インチアルミ
装着メーカーop:ディスカバープロパッケージ(SSDナビゲーション他)15万4000円
ボディカラー:ペトローリアムブルーメタリック/ブラック
※価格はすべて消費税込み

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みんなのコメント

3件
  • 内装がスズキ感あるなぁ。
  • ただでさえ本国より割高で買わされるのに、円安の影響でさらに高い。
    純ガソリン車ハイオク仕様でこの価格で今欲しいとは思わない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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