現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > えええTV後付け不可なの!?  おじさんがハマりそうな「ディスプレイオーディオ」のワナとは?

ここから本文です

えええTV後付け不可なの!?  おじさんがハマりそうな「ディスプレイオーディオ」のワナとは?

掲載 32
えええTV後付け不可なの!?  おじさんがハマりそうな「ディスプレイオーディオ」のワナとは?

 軽自動車からミニバン・SUVまで、様々な車種で標準化が進むディスプレイオーディオ。スマートフォンとの親和性が高く、機能を拡張しながら使えるのはありがたいのだが、機能不足や使いにくさを感じるところも。しかし、ディスプレイオーディオ搭載の流れが止まらない。ならば、彼らと仲良くする方法を、この機会に考えていきたい。

文:佐々木亘╱写真:adobe stock╱アイキャッチ:adobe stock_show999

うおっ! 日産×BEAMSコラボのルークスがめっちゃクール!! 内装パーツだけでも市販して!!

■ディスプレイオーディオだから誤解が生まれる

(PHOTO:adobe stock_YUTO PHOTOGRAPHER)

 20年ほど時間を巻き戻せば、インパネの中央部分には音楽を再生するための機材が取り付けられていた。

 次第にカセットプレーヤーやCD・MDプレーヤーが鎮座していた場所へ、ナビゲーションシステムが同居を申し込む。AV一体型ナビオーディオの完成だ。

 アラフォー・アラフィフの感覚では、クルマの中に画面がついていれば、それはすなわちナビがあり、CDやDVDを再生する機能があるということなのだが、ディスプレイオーディオは、こうしたステレオタイプを大きく覆す。

 ディスプレイオーディオで、オーディオとして初期装備されているのはAM/FMチューナーだけだ。

 TV視聴にはオプション選択が必要で、CDやDVDのスロットもオプションで選べればいい方。選択肢すら存在しないこともある。

 久々に新車を買いに行って、カーオーディオの変化についていけなくなった方も多いのではないだろうか。

 正直、ディスプレイ「オーディオ」と言われるから期待してしまう面もある。

 ここは素直に「ディスプレイラジオ」としてくれれば、誤解も少ないと思うのだが。

 自動車メーカー各社の皆さん、ディスプレイオーディオの名称変更だけでも考えてはいただけませんか。

■各所とつながるために必要なものなの? だったら徹底的につながればいい!

 ディスプレイオーディオがここまで広がった理由は、車載通信機器の発達にある。様々なつながりを便利に使うために、ディスプレイを必要とするのだ。

 繋がることの恩恵は大きい。

 万が一の事故の際にはオペレーターサービスへ自動で通報され、クルマの位置はGPSで補足されて、救急車両まで到着する。

 スマホがエンジンスターターやキーの代わりになることだって可能だ。

 こうしたつながる機能は、一度使うと離れられなくなる。

 便利な機能であり、さらなる発展を期待したい。

 さらにディスプレイオーディオはスマホをつなぐと、ナビにも高性能HDDオーディオにも早変わりだ。

 スマホを音楽サブスクや動画サブスクにつなげば、クルマの中も一瞬で映画館やジュークボックス(古い!)になってしまう。

 安全性を高めるバックカメラの映像を映すことにも一役買っている。その可能性は、「つながる」ことで無限に広がるのだ。

 ならば、徹底的につなげてしまった方が、カーライフはより豊かなものになるだろう。

 つながることは難しいことでも怖いことでもない。まずは私たちがディスプレイオーディオとのつながりを強固にすること。

 そうすれば、自ずと扉は開かれる。

■TVの後付け不可だけはちょっと待った!

(PHOTO:adobe stock_YUTO PHOTOGRAPHER)

 音楽サブスクから突然有名アーティストの曲が消えてしまい、CDを持っていることの価値が見直されている近頃だが、カーオーディオがCDを拒否する流れは避けられそうにない。

 CD音源をスマホに転送し、スマホを使って曲を再生するという手間は受け入れよう。

 ただし、近頃耳にした「TV後付け不可」には、大きく異を唱えたい。

 これまではTV視聴のための機材をディーラーオプションで後付けできたのだが、今後は車両購入時にTV付きを選ばないと、未来永劫そのクルマではTVの視聴ができなくなる車種が出てくるというのだ。

 後付けの選択肢を増やせとは言わないが、今あるTV視聴の後付け権利は奪わないでいただきたい。

 新車注文時にしか選択できないとなると、今後中古車が出回った時にも、TVがついていないクルマは買わない(買いたくない)という事象も起こってくる。

 新車購入時のTV選択は、下取り査定や中古車販売価格にも大きく影響するだろう。

 時代の流れとして、ディスプレイオーディオへの転換は快く受け入れる。ただ、彼らは拡張性が売りだったはずだ。

 ならばTVという最低限の拡張性は残しておいて欲しい。

こんな記事も読まれています

ラリー・ポーランドを前にオジエ/ランデ組が交通事故に遭う。メディカルチェックのために病院に搬送
ラリー・ポーランドを前にオジエ/ランデ組が交通事故に遭う。メディカルチェックのために病院に搬送
AUTOSPORT web
ファン熱狂!「ル・マン24時間」決勝前のお楽しみとは? ドライバーズパレードはグッズ欲しさに老若男女が大声でアピール!!【みどり独立乙通信】
ファン熱狂!「ル・マン24時間」決勝前のお楽しみとは? ドライバーズパレードはグッズ欲しさに老若男女が大声でアピール!!【みどり独立乙通信】
Auto Messe Web
もう負けられない[新型エルグランド]!! [アルファード/ヴェルファイア]を倒す必勝法ってなに!?!?
もう負けられない[新型エルグランド]!! [アルファード/ヴェルファイア]を倒す必勝法ってなに!?!?
ベストカーWeb
【24’ 6/24最新】レギュラーガソリン平均価格174.8円 4週ぶり微増
【24’ 6/24最新】レギュラーガソリン平均価格174.8円 4週ぶり微増
グーネット
延期となっていたスーパーフォーミュラ・ライツ第1大会もてぎが12月6~8日に開催へ
延期となっていたスーパーフォーミュラ・ライツ第1大会もてぎが12月6~8日に開催へ
AUTOSPORT web
航続距離がすべてじゃない! ミニ・カントリーマン SE オール4へ試乗 「ゴーカート」感なSUV
航続距離がすべてじゃない! ミニ・カントリーマン SE オール4へ試乗 「ゴーカート」感なSUV
AUTOCAR JAPAN
コーンズが18台限定のベントレー「CORNES 60th Edition」を発表! フライングBを日本に紹介して60年、純ICEモデル最後の特別な「GT/GTC/フライングスパー」とは
コーンズが18台限定のベントレー「CORNES 60th Edition」を発表! フライングBを日本に紹介して60年、純ICEモデル最後の特別な「GT/GTC/フライングスパー」とは
Auto Messe Web
メルセデス・マイバッハ、旗艦『Sクラス』に日本限定30台の特別仕様車“ナイト・エディション”を導入
メルセデス・マイバッハ、旗艦『Sクラス』に日本限定30台の特別仕様車“ナイト・エディション”を導入
AUTOSPORT web
BYD、国内第3弾の電気自動車『シール』を販売開始。“e-スポーツセダン”の確立を目指す
BYD、国内第3弾の電気自動車『シール』を販売開始。“e-スポーツセダン”の確立を目指す
AUTOSPORT web
「22歳元アイドル」が家族にトヨタ「ミニバン」購入!? 元HKT48・田中美久、“親孝行”な姿に「かっこよすぎる」「マジでスゴい」と話題
「22歳元アイドル」が家族にトヨタ「ミニバン」購入!? 元HKT48・田中美久、“親孝行”な姿に「かっこよすぎる」「マジでスゴい」と話題
くるまのニュース
RB20の縁石問題を解決するためフェルスタッペンがイモラでテスト。旧型マシンを“参考資料”に弱点を探る
RB20の縁石問題を解決するためフェルスタッペンがイモラでテスト。旧型マシンを“参考資料”に弱点を探る
AUTOSPORT web
小さいけど400馬力のスポーツセダン アウディ新型「RS3」 ニュル記録更新、8月発売へ
小さいけど400馬力のスポーツセダン アウディ新型「RS3」 ニュル記録更新、8月発売へ
AUTOCAR JAPAN
ジープ新型「ラングラー」が大幅改良! エントリーモデルは799万円から。「サハラ」は31万円も値下げをした理由とは
ジープ新型「ラングラー」が大幅改良! エントリーモデルは799万円から。「サハラ」は31万円も値下げをした理由とは
Auto Messe Web
【全長以外は同じ?】 90とはどう違う ディフェンダー110 V8カルパチアンエディション
【全長以外は同じ?】 90とはどう違う ディフェンダー110 V8カルパチアンエディション
AUTOCAR JAPAN
早期スタートに終盤遅延。雨対策で6時間超のウエットタイヤ戦をトヨタのベルが制覇/NASCAR第18戦
早期スタートに終盤遅延。雨対策で6時間超のウエットタイヤ戦をトヨタのベルが制覇/NASCAR第18戦
AUTOSPORT web
“直6”×MT設定あり! 新型「“コンパクト”クーペ」公開! 後輪駆動“継続採用”でめちゃ楽しそうな「M2」独で登場
“直6”×MT設定あり! 新型「“コンパクト”クーペ」公開! 後輪駆動“継続採用”でめちゃ楽しそうな「M2」独で登場
くるまのニュース
WRC最高峰デビューのセスク車が公開。母国ラトビアカラーのフォード・プーマ・ラリー1は初のノンハイブリッドに
WRC最高峰デビューのセスク車が公開。母国ラトビアカラーのフォード・プーマ・ラリー1は初のノンハイブリッドに
AUTOSPORT web
イース・コーポレーションが露チェルノフケーブルのデジタルケーブル2アイテムを販売開始
イース・コーポレーションが露チェルノフケーブルのデジタルケーブル2アイテムを販売開始
レスポンス

みんなのコメント

32件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

100.8165.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1140.0万円

中古車を検索
ライフの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

100.8165.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1140.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村