■「スイフト」一番人気は“最上級モデル”?
スズキは2023年12月6日、新型「スイフト」を発表しました。
7年ぶりのフルモデルチェンジとなり、12月13日の発売を予定していますが、販売店には早速注文が相次いでおり、反響も大きいようです。
【画像】「えっ…!」 これが「5速MTの新型スイフト」です!(41枚)
スイフトは2004年の初代登場以来、スタイリッシュなデザインやキビキビとした走りが評価されるコンパクトカーです。
グローバルでは累計900万台を販売するなど、スズキの世界戦略車としてのポジションも担っています。
グローバルで4代目となった新型では、「エネルギッシュ×軽やか日常の移動を遊びに変える洗練されたスマートコンパクト」をコンセプトに、歴代モデルのスポーティなデザインや走行性能は継承し、安全装備や利便性を向上させました。
エクステリアはスイフトらしさを残しつつ、楕円形状のフロントグリルやL字型のシグネチャーライトを配した新デザインのヘッドライトを採用するなどリフレッシュが図られました。
インテリアはインパネとドアトリムを連続させ、一体感のある仕上がりとしたほか、立体的なテクスチャを施し、上質感を大幅に高めています。
先進安全機能は「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車標準装備。アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援機能、誤発進抑制機能、ブラインドスポットモニターも全車標準で備わっています。
また、スズキ車初となるドライバーモニタリングシステムを設定するなど、安全性能の刷新を図りました。
パワートレインは1.2リッターガソリンと、同エンジン+マイルドハイブリッドの2つを用意し、駆動方式は全グレードでFFと4WDを設定しています。
トランスミッションはCVTですが、中間グレード「HYBRID MX」では2WD車のみ5速MTも選択できます。
そんなスイフトについて、販売店ではすでに先行予約を開始しているようです。首都圏のスズキ販売店のスタッフは以下のように話します。
「山のように注文を頂いているわけではありませんが、ある程度の受注はいただいています。
安全性能の向上や電動パーキングブレーキブレーキ、アダプティブクルーズコントロールなどの先進機能の充実に魅力を感じて予約される方が多い印象で、スイフトからスイフトの乗り換えよりも、同じコンパクトカーからの乗り換えが多いです。
現在注文すると約2~3ヶ月で納車できそうなイメージです」
先代では、同クラスのコンパクトカーと比較してやや不足気味だった機能装備が大幅に高められており、これを理由に購入を考える人も多いようです。
また、既存のスイフトユーザーだけでなく、他のコンパクトカーからの乗り換えが多いことも特徴といえ、幅広いユーザーから支持を獲得できていることがわかります。
また、別のスズキ販売店スタッフは以下のように話しています。
「まだ注文は多くなく、発売日以降に増えそうな予感です。現時点では『HYBRID MZ』は一番人気です。
カタログはすでに配布しており、試乗車は発売日を過ぎてから比較的早く入って来る予定です」
HYBRID MZは、新型の特徴である電動パーキングブレーキやブレーキホールドが装備され、切削加工の専用ホイールやパドルシフト、LEDフォグランプが備わる最上級グレードです。
このように装備が充実しているHYBRID MZでも、2WD車の価格は216万7000円、4WD車でも233万2000円と比較的安価に設定されていることも魅力です。
なお、ハイパフォーマンスモデルである「スイフトスポーツ」は刷新されず、10月(MT車は11月)に一部改良を実施したうえで現行モデルが継続販売されています。
いずれの販売店ともに「新型スイフトスポーツの登場時期は不明」としており、こちらの発表も期待されています。
※ ※ ※
新型スイフトの価格(消費税込)は172万7000円から233万2000円です。MT車は2024年1月17日の発売を予定しています。
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みんなのコメント
HYBRID MXを試乗してきました。
新型3気筒エンジンとマイルドハイブリッドの組み合わせは、街中の出だしの加速は良好ですが、回すと物足りなさを感じます。
シャシーは先代とほとんど同じなので、先代の4気筒を積めるはずなので、ぜひとも旧4気筒エンジンを積んだRS(仮称)を発売して欲しいです。
なおシャシーは先代とほとんど同じと言いましたが、接着剤を使用しているせいかボディ剛性“感”は素晴らしかった。
ただ、新型スイフトのXGグレードが、ヤリスの1.5Lモデルと値段が被るのが…
1月17日にヤリスがマイナーチェンジしてヤリスが値上がりしますが、それでも新型スイフトが高く感じます。
故障もなく丈夫な車だなと
思いました