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飛ばないファーストクラス? メルセデス・マイバッハの作る「GLS」は、ショーファードリブンなSUVだった

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飛ばないファーストクラス? メルセデス・マイバッハの作る「GLS」は、ショーファードリブンなSUVだった

■ピンスト効果のグリルが効果絶大! さらに高級感が増したマイバッハ仕様GLS

 メルセデス・マイバッハ(以下マイバッハ)といえば、メルセデス・ベンツのなかでラグジュアリーなサブブランドとして「Sクラス」のみをリリースしてきました。そのマイバッハがSUVである「GLS」を手掛けたのはどうしてなのでしょうか。

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 メルセデス・マイバッハ「GLS 600 4MATIC」のベースとなるのは、2019年4月に登場した2世代目となる「GLS」です。
 
 メルセデス・ベンツの昨今のグリルには、スリーポインテッドスターがセンターについているアバンギャルド仕様が増えましが、マイバッハのGLSは垂直のクロームストラットとなり、ピンストライプ効果となってグリルの大きさがさらに際立って見えます。
 
 スリーポインテッドスターのマスコットは、高級モデルのいつもの手法通り、古典的な手法で取り付けられています。これは、ロールス・ロイスのフライングレディやベントレーのフライングBのマスコットと同じです。
 
 サイドウインドウの周りは、クロームで縁取られ、GLSに品格と優雅さを与えています。Dピラーには、マイバッハのエンブレムが取り付けられています。
 
 ホイールは22インチ、または23インチとなりマイバッハ専用デザインとなります。23インチのホイールは、ピンストライプをテーマとしており、マイバッハ・ラジエーター・グリルとの相性も抜群です。
 
 また、マイバッハの特徴として外装色にツートーン仕様が採用されます。ツートーン仕様は8つのエレガントな組み合わせから選択することができます。
 
 外観での最大の見所は、およそ1秒で自動的に所定の位置にスイングするランニングボードです。ランニングボードは後席のほうが幅が広くなっており、マイバッハGLSが後席を重要視した仕様であることを物語っています。

■まるでファーストクラスのような、ゴージャスなリアシート

 マイバッハGLSの後席は、どれほど豪華な仕様になっているのでしょうか。

 マイバッハGLS 4MATICは、標準の仕様ですでに豪華なキャビンとなっています。ダッシュボードその他、標準で上質のナッパレザーがふんだんに使用されていますが、リクエストに応じて様々なクッションとレザーなどの表皮を選択することが可能です。
 
 リアのセンターコンソールは、拡張可能な折りたたみ式テーブルや、シャンパンボトル用のスペースを備えた冷蔵庫なども用意されています。
 
 リアシートとラゲッジルームは、パーテーションにより区切られており、遮音性がさらに高められています。マイバッハGLS用に専用チューニングされたサスペンションとパワートレインのマイバッハ・プログラムがあり、この走行プログラムを選択すると、後部座席の乗客に究極の乗り心地を提供することが可能です。
 
 マイバッハGLSの後席は、リアタブレットを使用してエアコンやシートの調整だけでなくエンターテイメントも充実しており、デジタルデバイスとの連携も可能。極めて上質なファーストクラスのような空間となっています。
 
 エンジンは3982ccのV型8気筒ツインターボを搭載し、558馬力/6000-6500rpm、730Nm/2500-5000rpmを発揮。0-100km/h加速は4.9秒で、最高速度は250km/hです。
 
 ボディサイズは、全長5205mm×全幅2030mm×全高1838mmです。2020年後半に市場投入される予定です。

 ※ ※ ※

 ラグジュアリーSUVの世界は、極めて高級なSUVとしてロールス・ロイス「カリナン」をはじめ、ベントレー「ベンテイガ」、レンジローバー「SVAオートバイオグラフィー・ダイナミック」などの先行する競合車があります。
 
 さらに、アストンマーティン「DBX」も、少し異なる方向性からこの高級SUVセグメントに参入したばかりです。こうした競合他車にカスタマーを取られないように高級SUVセグメントに送り込まれたのが、マイバッハGLSであると考えられそうです。

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